2020年10月26日月曜日

長九郎山で1200MHz(2019年9月7日(土))

  最近SOTA仲間の間では1200MHzが流行っています。1200で長距S2Sをやろうと、この日各局が山に向かいました。

 私は、いろいろと迷ったあげく、長九郎山(JA/SO-050)を選びました。

 AWE局が槍ヶ岳、BOK局が乗鞍岳、DGT局が三重県大台ヶ原など各地に散っています。距離を伸ばしてQSOするにはとこの山を選びました。


 長九郎山はすれ違う人もなく山頂独り占め。到着をツイッターで伝えると、「縦ブレ電鍵やろう」さんがD-STARのゲート越えで呼んできてくれました!



 展望台の上に三脚を立てて、9エレループを構えました。既にDGT局は準備出来ているようで、BOK局とのQSOが完了したようです。私は一生懸命DGT局に向かって呼んでいるのですが、つながらりません。もうダメかと諦めかけたときにコールバックがありました。やはり、アンテナの方向によって鋭敏に変わるようです。1200で261kmのS2Sです。

 しかし結局BOKさんやAWEさんとはQSOならずでした。ところが悪沢岳に移動していたFGLさんとS2Sが出来ました。

 かなり長い間山頂にいましたが、ご機嫌で下山。1200MHzだけで21QSOでした。

 ところでこの21QSOの中で印象的だったのがJI1IKC局とのQSOで、職場である新宿のビル内からの交信で新宿のオフィスとQSOできるんだと驚きました。


仏果山へお土産付き(2019年8月17日(土))

  かつおさんから、自作の1200MHzバイクワッドアンテナを頂いた。早速試してみたくなり、選んだのが仏果山(JA/KN-017)。

 伊勢原から下道を仏果山に向かって走っていると、交通整理のおじさんが立っている。「行っていいのか悪いのか、ちゃんと指示してよ!」と徐行していると右に曲がれと言う。なんとそこはサイン会場。そうですスピード違反でねずみ取りに捕まったのでした。私を担当したのが白バイの警察官。もう諦めて素直にサイン。でも、どこで測られたのかわからず、怖いもの見たさで、戻ってもう一度走ってみました。なるほど光電管式で全く目立たない。それにしてもこんな田舎道で朝早くからやるなよな~

 自分で自分を励まし、仏果山を登り、早速バイクワッドを三脚に設置し、DJ-G7でCQ。本当は展望台の上で運用すれば良いのでしょうけど、他の方の迷惑になりそうなのでそれを避けて頂上の標記近くの邪魔にならないところで運用。1200MHzだけで22QSOできました!

 切れが特別言い訳ではないが、ゲインはあるようです。つまり使いやすいアンテナです。

 切符を切られたことも忘れ、ご機嫌で下山してきました。




2019年8月18日日曜日

十国で1200(2019年 8月12日(月祝) )

 基本的に日帰りでしか移動運用を考えていない私は、この渋滞の発生するお盆の時期は暑さも手伝って休業を宣言しようかと思うのですが、JH1NJN局より自作のツインデルタループをいただいてしまいました。このツインデルタループは私の持っているコスモ電子さんのものと同じ構造のものです。しかし、このところどうもコスモさんの調子が良くない。実際にNJNさんと電界強度計で計測を試みると極めてよろしくないことがわかりました。どうも同軸管かコネクター付近で接触不良があるようです。
 そこでNJN局の制作したツインデルタループをどうしても試してみたくなり、渋滞に関係なく出かけられる十国峠に出かけて1200MHzを運用しました。

 結果は、1時間と少しで7QSO。午後の遅い時間でこれだけ出来れば、まずまずです。
 1と2の両方を狙える十国峠では、このツインデルタループは最適でした!

2019年8月6日火曜日

午後の矢倉岳(2019年 8月 3日(土))

 8月3日(土)~4日(日)は、フィールドデーコンテスト。おへそ曲がりの僕は、最近このFDには参加していない。今回もそのつもりであるが、土曜日の昼間はコンテスト時間ではないので、土曜日んびSOTAで移動しようかと考えた。
 ところが9時から病院を予約してあったため、診察終了後にそのまま山に向かうことを計画した。血液検査の結果に基づく診断だけなので、それほど時間はかからないつもりであったが、今日に限って、呼ばれるまでに時間がかかってしまった。
 登山口に着いたのは、既に12時頃。アラートに登録した12:30には到底間に合いません。
 今回、スタートが遅れることから近場で今年まだアクティベーションしていなかった矢倉岳を選びました。毎回、足柄峠からスタートして矢倉岳の裏側(北側)から登っていましたので、たまには真正面から登るコースをとも思ったのですが、遅い時間ですから知っている道を無難に行くことにしました。これまで、VUを中心にアクティベーションしていましたので、今回はHF(特に7MHz)を中心に行くつもりです。


 足柄峠で車を停めて準備をしていると大変な忘れ物に気づきました。登山靴を忘れたのです。いつも車に乗せっぱなしの靴を前日に下ろしてしまっていたのです。幸い、今はいている靴はウォーキングシューズですから、まったかだめではないのですが、頂上直下の登りを以前スニーカーで歩き、ズルズル滑ったことを思い出しました。また、これまでもたいした距離ではないからと面倒くさくなり、登山靴を履かずに歩き出し失敗したと思ったことは何度かありました。いっそ中止しようかとも思いましたが、気をつけてゆっくり歩くということでスタート。

 うだるような暑さではありますが、このコースは大部分が木陰です。それでも湿度が高いため、ものすごく汗が噴き出てきます。いつもより、時間をかけて13時過ぎに頂上に到着!誰もいません。この山は比較的人気があり、大抵頂上は賑やかなのですが。


 早速、木の枝間にいつもの7MHzのフルサイズDPを設置しようとしました。山頂は広く、木々もあるのですが、どうも適当な木がありません。21m以上の間隔がとれなかったり、長すぎてしまったり、段差があったりです。しばらく設置場所を検討していましたが、この頂上広場を諦めて、25mルールの範囲内でDPの貼れるところを探すことにしました。
 でも、せっかくですから山頂で144FMを運用することにしました。RH770を木の枝に設置してCQ。なんとか4QSO以上を確保し、その後場所を変えました。
 山頂の少し下の上り坂の脇に陣を取り、木の間に7MHzのDPを設置しました。以前購入しておいた同軸を今回初めて使用し調整を始めると、全然SWRが落ちません。念のため持ってきておいたいつもの細い同軸ケーブルに取り替えると、ちゃんと下がりました。どうもこいつは使えないようです。それでも今回は調整にずいぶん時間がかかってしまいました。

 

 ようやく7MHzでCQを開始。コンディションそのものも良くなく、なんとかRQOさんNJNさんに拾ってもらい、2QSO。その後DPを調整して14MHzにもQRVしてみましたが、こちらは全くだめ。オケラでした。それなりに粘ったのですが諦めて下山開始。歩いていると17時近くになってしまいました。陽は十分にありますし、知っている道ですが、この
時間になるのはあまり良くないですね。再び汗びっしょりで車に到着。帰りには花火大会や夏祭りの交通規制にかかりながら19時過ぎに帰宅しました。

2019年8月2日金曜日

台風を避けて大日山とSO-062(2019年 7月28日(日))

 台風の状態を何度も確認していると、27日(日)はより西側に行けば天候は回復しそうです。そこで、以前から目を付けていた大日山(JA/SO-054)とあわよくばその隣にある無名のJA/SO-062に出かけることにしました。家を出たときには、まだあまり天気は良くなかったのですが大日山の登り口となる金剛院まで来ると天気はずいぶん良くなってきていました。しかし、降った雨が蒸発してすごい湿度です。
 金剛院近くに車が停められるかどうかがわからなかったのですが、公衆トイレがあり、その脇に車を駐車することが出来ました。この金剛院ですが、山の中にぽつんとあるにしてはとても立派な建物です。しかし、誰にも会わずその先の道を歩き進めました。

 

 東海自然歩道に指定されている道は、いざとなれば車も通れるような林道ですが、ここから大日山山頂への道は国土地理院の地図にも記載されておらず、はっきりしません。ヤマレコでは過去に登った人の足跡がありますので、これを頼りに歩いていました。そのおかげで、林道から斜面に取り付くポイントを簡単に見付けることが出来ました。

 大日山は、静岡100名山に指定された山ですが、静岡100名山だからといってしっかりとした登山道があるとは限りません。今回のコースもテープがこまめにあり、道を迷うことはないと思いますが、決してしっかり整備された道ではありません。特に登りはじめは急な斜面で土も弱く、歩きにくい状況です。



私は30~40分で登れると思っていましたが、実際には汗だくになってしまい50分以上かかって山頂に到着ししました。

 山頂は木が覆い茂っており、見晴らしは全くといって良いほどありません。今回は、はじめから7MHzSSBでいこうと思っていましたので、木々によって見通しが悪くても、むしろダイポールが張りやすいと言うことであまり悲観的ではありません。しかし、セッテングを終えてSWR調整も終わったころ、7MHzのコンディションはあまり良くないことがわかりました。

 


 それでもCQを連発しているとRQOさんから応答がありました。そしてその後クラスターにもあげていただいたため、ポツポツ呼ばれるようになり、正午前に8QSO出来ました。



 そこでCL、今度はSO-062を目指してみることにします。登ってきた道を下り、林道に出て行くつもりでしたが、ふと気づくと登ってきたコースから外れた道を下り始めていることがわかりました。すぐに登り返したのですが、よく見てみると、ヤマレコでの足跡がいくつかあり、道も明瞭でしかも下ったところはこれから行く予定の林道に出られることがわかりました。そこで、そのまま、その道を下りました。いよいよ林道と合流という箇所では、急な斜面を降りる必要があり、少しビビってしまいましたが、安全第一で慎重に下りました。その後は林道を歩き進めましたが、天気が良くなり、ものすごく汗をかいてしまいました。国土地理院の地図ではこの林道からSO-062に向かう道があるはずなのですが、実際にその地点にはそのような分岐はなく、崖が立ちはだかっていました。登れるそうな崖を這い上がってみると、平行して別の道がありました。この道も国土地理院の地図に記載されている道です。この道に入り、しばらく歩いてみると本来の分岐箇所近くに不鮮明でありますがそれらしい道があることがわかりました。どうも地図の表記ミスか、道が近接しているため読みにくくなっているようです。確信を持って、その分岐された道を進み始めましたが、直ぐに笹藪に囲まれてしまい、藪漕ぎ状態になってしまいました。道だけは、わかりますが、2m位の笹の中をかき分けて進む必要がありました。藪漕ぎはそれほど長く続きませんでしたが、なんとなく暗くて不安な気持ちになる道です。気分を盛り上げるのとイノシシなどに出会わないため、IPHONEでクイーンのアルバムを大音量で流しながら歩くことにしました。
 しばらく進むと再び笹藪を通り抜ける箇所があり、その先は比較的快適な道になりました。尾根を歩き、片側の急な谷には植林、反対側は自然林にはっきり分かれた道のピークがSO-062のポイントのようです。
 


 この道沿いにお店を広げ、再び7MHzのDPを張りました。CQを出しましたが、先ほどよりもさらにコンディションは悪くなっているようです。
 RQOさんが再び呼んできてくれましたが、今度はかなり厳しそうです。DGT局もカスカスのところを呼んできてくれました。さらに1局交信できて3局までは来たのですが、あと1局がなかなか出来ません。先ほどまで遠くに聞こえていた雷鳴がだんだん近づいてきています。急に暗くなり、風も吹いてきました。なんとか、あと1局と思い、7MHzを諦めて120MHz FMでCQ出すも応答なし。144MHzに切り替えたところ地元の局から直ぐに応答があり、4QSO達成できました。
 早々にQSOを終わり、急いで撤収を行い、来た道をもどリました。再び笹藪をとおり、ひたすら林道を歩き、車まで戻ると、なぜかものすごいいい天気!まあ、いつものことです。
 新しい2座を無事にアクティベーション出来て、ご機嫌で家路につきました。

 <備忘録>SO-062付近の状況
 

 

台風なのに陣馬山(2019年 7月27日(土))

 「いよいよ梅雨明けか?」という土日に台風がやってくるという最悪の展開です。でもこの台風、そんなに強いものではないようです。天気図や様々な予報を見ているとお昼頃の陣馬山なら雨が降りにくいようです。それならば、と陣馬山に出かけることにしました。わざとゆっくり出発していくと厚木くらいから、カンカン照りになり、「台風は本当に来ているのか」というようなすごくいい天気です。風もそんなに吹いていません。
 いつものように陣馬街道を通って、和田峠の駐車場に向かいましたが、さすがに林道に入るとだんだん天気が悪くなり、どんよりとした曇りになってしまいました。
 駐車場は、数台の車が泊まっていましたが、ここの売店はお休みです。台風の予報でしたから臨時休業されたようです。ここの駐車場には駐車料金を入れるポストがあるのですが、おそらく今日は、チェックされないでしょう。でも、そこで不正をするのはよろしくないのでちゃんとお金を入れることにしました。駐車料金は800円なのですが、小銭がなく、諦めて1000円札を入れておきました。ところで、このポストですがお金と一緒に車のナンバーを紙に書いて入れるようになっていますが、お金とこの紙がポストの中でぐちゃぐちゃになってしまうと思うのですが、どのように管理しているのでしょうか?前回はたまたま封筒を持っていましたので、封筒にお金と用紙を入れて出しましたが、今回は持っていなかったので、お札と用紙を離れないように折りたたんで投函しました。



 いつもは、階段を使う最短コースで頂上に向かうのですが、今日は巻き道を使って登ることにしました。台風が来ると言われていた日ですから、さすがに人は少ないのですが、それでも何人かの人とすれ違いました。

 山頂に着くと数件ある売店の大半はお休みにでした。お休みの売店の周辺はロープが張られ椅子やテーブルも使えないようにしてありました。すごい縄張り意識です。

 でも、圧倒的に人が少ないので山頂付近の椅子やテーブルは、結構空いていました。普段、こういう椅子やテーブルはなるべく使わないようにしていますが、今日は使っても問題がないと思い、使用することにしました。準備を始めたのは既に正午を過ぎていました。

 
 

 今回は、1200MHzに特化して運用するつもりでした。念のため144や430も出られるようにRH770も持って行きましたが、1200MHzは、9エレループを持って行きました。これまでこの9エレループをどうやって運ぶか悩んでいまして、ブームを半分に切ってエレメントを外して持って行こうかと思っていましたが、エレメントの先端の一部をねじって方向を変えてしまえば、比較的収まりよくザックに付いてしまうことがわかり、今回歩く時間も短いので、この方法を採用しました。

 アンテナを設置し、バンドの様子を聞いてみると、意外なことに何も聞こえません。ロケーションは悪くないはずなので、数局のQSOが聞こえると思っていたのに驚きです。もしかしたら、これも台風の影響かもしれません。


 それでもCQを出していると、ボチボチと呼ばれ、アンテナの方向を変えながらCQを出したりして、結局2時間くらいの間に18QSO出来ました。
 途中、急に陽が差したり、遠くから流された雨が降ってきたりしましたが、カッパを着ることもなく楽しむことが出来ました。

2019年7月22日月曜日

高通山からお手軽運用(2019年 7月27日(土))

 約30年位前に伊豆の雲見温泉の民宿にに一人で泊まりました。その宿の居心地が良く、私にしては珍しく名前もはっきり覚えていましたので、いつかまた泊まってみたいと思っていました。それをかなえるべく、7月19日(金)午後から仕事を休みにして妻と雲見温泉に出かけました。
 さて、次の日をどうするか?いろいろ考えたあげくに宿から近い高通山(JA/SO-097)は、山頂から伊豆半島の先端や富士山がよく見えるし、登山にかかる時間も50分程度ですからお手頃であると思い、高通山登山を提案しました。当然無線の運用をすることは妻はわかっているようですが、できるだけ簡単な設備で短い時間で終わらせなくてはと思い、DJ-G7と外付けのホイップだけで運用しようと計画しました。
 当日、天気はどんよりした曇りで、登口についたときには、パラパラと雨も降ってきました。まあ、すぐ止むだろうと登山開始。天気は悪くても気温は30度近くまで上がり、湿度も高い状態です。休みを多めに取り、ゆっくりと登りました。
 山頂では曇っているものの伊豆半島の先端部や海に浮かぶ伊豆諸島の島々はよく見えました。


 しばらく景色を眺め、無線をする許可をもらって運用開始。144、430、1200とFMでCQを出しましたが空振り。
 実は、前日の夕方気づいたのですが、せっかく外部アンテナ(ホイップ)とそれを木の枝などに停めるクリップ付きの同軸を持ってきていたのですが、またしてもコネクターが合わなかったのです。車に常時乗せてある資材の組み合わせでなんとかなりそうな気がしましたが、結局一歩及ばず。それでも、小さなマグネットについた144MHzと430MHz兼用の30cm程度の長さのアンテナが車に乗っていましたので、これを持っていくことにしたのです。1200は、無線機付属のアンテナです。アンテナとその同軸があまりにも貧弱なため、応答がないのかもしれません。
 もう一度144に戻りCQを連発。結局1時間くらいかけて6QSOできました。ツイッターを見て呼んでくださったフォロワーの方もいて、ありがたい限りです。妻のSWRのあがる前に撤収。気持ちよく下山できました。