箱根外輪山の大観山は、移動運用地として有名なところですが、地図をよく見ると皆さんが運用している駐車場付近はピークではなく、それよりも西側にピークがあることがわかります。ここまで行って運用したいと思い、今回このピークに向かってザックを担いで歩いて行きました。三角点の近くに何らかの建物があることはわかっていましたが、近くに行くとそれは無線の中継所であることがわかりました。意外と大きな施設です。この施設を迂回してピークに行けないかと探していると、施設の中から警備員が出てきて、この施設は重要施設で施設周辺の含めて立ち入り禁止といわれ、結局追い返されてしまいました。
それでは、どうしようということになり、さんざん迷った末に駒ヶ岳に向かうこととしました。
今回は、先日手に入れたVX-7で運用してみたかったのです。特にこのリグで50MHzのAMを。駒ヶ岳山頂へは、ケーブルカーで直下まで行くことができます。
今日は大変いい天気で、富士山、足高山、南アルプス、天城山などがとてもよく見えました。
以前に運用したことがある頂上付近のもっとも高度が高さそうで他の人に邪魔にならない場所にスタンド設置しました。風がややあったので、デルタループをあきらめ、ポケットダイポールを設置しました。早速50MHzのAMを聞いてみると、50.60MHzでSメータを振り切ってラグチューする局が聞こえました。
これは期待できそうだと、50.55MHzや550.62MHzでCQを出してみましたが応答なし、しばらくしてかすかに私を呼んでいる局が聞こえました。お互い41、41でQSO成立。その後、もう1局やはり41、41でQSO。なぜこんなに弱くなってしまうのかは、相手の出力もよくわかりませんでしたが、今ひとつの感じです。相変わらず50.60MHzの局は振り切って聞こえます。
とりあえず、QSOできたのだからよしとし、今度は430MHzのFMでCQ。一回のCQで切れ目なく、30局とQSOできました。しかし、QSOの途中で受信に移った瞬間に相手のSが下がり、しばらくすると回復するという変な現象が発生。また、私の信号も弱くなっているとの報告。電源電圧の低下が考えられますが、外部電源につないでいるし、どうしてしまったのかしらん。するとある局からQRHが生じており、私がしゃべっているうちに周波数が高くなっていっているとのレポートをいただきました。リグをさわるととても熱くなっており、送信が長くなると温度上昇でQRHが生じてしまうようです。
パワーを絞って運用すればよいのですが、いくつかあるLOWパワーがいったい何ワットであったか記憶していなかったので、そのまま送信時間を短くするように心がけて運用しました。とても早口でせわしない運用になってしまいました。QSOしていただいた皆様、すみません。
我が家にあるハンディー機は5Wの下がいきなり1W以下になってしまいますので、VX-7もそのようなものかと思ってしまったのですが、帰ってから調べてみると2.5W、1Wと適当な出力も出せるようで、今後は適切なパワー変更をして運用して行きたいと思います。
ところで今回も300mWというQRP局がいました。430MHzのFMでもQRPがはやっているのですかね。
0 件のコメント:
コメントを投稿