2014年3月23日日曜日

遠笠山移動(2014年3月22日(土))

 寒いのと年度末の忙しさから移動運用も半田付けもできませんでした。
 激務の1週間を終えて、この3連休はさすがにどこかに移動したくなりました。本当は先日の春一番で破損した自宅の6m2エレHB9CVを補修しなくては行けないのですが、家族の事情で移動できるのは土曜日しかなく、以前より移動の候補として狙っていた遠笠山に移動することにしました。
 ここには439.34MHzの広域レピーターがあり、是非一度そのロケーションを確認してみたかったところでもあります。
 どうしても朝9時までは家にいなくては行けなく、9時過ぎに出動。でも、さすがに伊豆の下道は大渋滞でした。ぽかぽか陽気で暖房を停めても車内は暑く、窓をあけて走っていました。
 登り口の駐車場に着いたのは既に11:30。ここから30分程度の担ぎ上げです。頂上にはレピーターを以外にもTV等の中継施設が複数あり、そのメンテナンス用に車が入れる林道のような道があります。しかし、入り口のゲートは封鎖されており、車で入ることはできません。ハイカーへの注意という看板はありますが、入場を禁止しているものではなく、様々な注意をしているものでした。
 この駐車場に着くまでに道路の周囲には残雪があり、何となくいやな予感がしました。
 
駐車場には1台車が止まっており、車にはJG1○○○のコールサインが。ダブってしまってはとあわてて6mをスキャンしましたが、近くに強い局はおらず、ひとまず安心しました。
 頂上までは2KM弱。50m置きに距離の表示看板が立っています。心配した雪も道路には残っておらず、快適に歩くことができました。遠笠山は、頂上付近で伊豆市と東伊豆町に別れています。どちらでもいいのですが、伊豆市は普段から移動局が多いのであえて東伊豆町としてオンエアしたいと考えていました。この頂上まで続く道は、途中で東伊豆町に入り、再び頂上直前で伊豆市に戻ります。この途中の道沿いの東伊豆市の中の見晴らしの良いところでQRVしようと良いポイントを探していました。ところがここまで来たら一目レピーターを見てみたくなり、頂上を目指して歩いていきました。そして以前ウェッブサイトで見たレピーターのアンテナを見つけ、一人満足していました。途中でザックに三脚を付けた方とすれ違いましたが、この方がJG1の方だったのでしょうか?
 


 ここまで来ると少しでもロケーションの良い東伊豆町からQRVしたくなり、頂上下の林に入り、GPSを頼りに東伊豆町内で落ち着いて安全にQRVできそうな場所を探しました。

 人工衛衛星の配置によっては誤差がある場合があるので時間を変えて何度か位置を確認。アンテナの設置等設営を開始しました。12時を過ぎていたのと少々日陰で寒かったのでとりあえずお湯を沸かしてカップラーメンでも食べて暖まろうかと準備を始めたのですが、何と箸がない。確かに朝準備してきたのに…。どうもザックに入れ忘れたようです。マグカップも準備した筈なのにない。
なに、箸なんて、その辺の小枝を削って作ればいいのだと、小枝を探したのですが、青かったり、枯れて乾燥して火付けには最高なのですが箸にならないような木ばかりしかありません。めんどくさくなり、ポットに入っていたお茶を飲みながらQRVすることにしました。
 さすがにロケーションは良いようで、多くの局に呼んでいただきました。千葉の記念局からも呼んでいただき、びっくりしました。今回は12V4AHのバッテリーに昇圧コンバーターを使っていましたがやはりノイズが気になります(家で確認したときには大丈夫でしたが、アンテナと近すぎるのかな?)2時間くらい運用していると突然電源が切れました。一瞬何が起こったのかわからなかったのですが、直ぐに送信時に電圧が急降下してしまう、つまり電池切れだとわかりました。(私はFT-817で交信中に電源切れを経験したことがなかった。)直ぐに内蔵電池に切り替え事なきを得ましたが、4AHのこのバッテリーでは昇圧した場合、2時間程度が限界であることがわかりました。
 QSOしていただいている局は口々に穏やかで暖かい日といっていますが、私のいる場所は日が陰り、寒くてしょうがない状況でお茶を飲みながらのQSOでした。途中でお茶がなくなり、お湯を沸かしていたのですが、寒さのせいかなかなか沸きませんでした。(寒冷地仕様のガスを持ってくるべきでした。)
 15:30頃まで粘り、結局3時間程度の間に31局の方にQSOしていただきました。
 今回はFT-817(13.8V昇圧、途中から12V内蔵電池 5W運用)+2エレHB9CV(2mHスタンド)