2017年11月28日火曜日

SOTA JA/SO-080 2017年11月26日(日)

 早くから日曜日は、雨の予報が出ており、土曜日は用事があったため、今週の山行きはお休みかと考えていましたが、雨は日本海の方に行ってしまったようで、日曜日も晴れる様子。それならば、と思って見たものの、仕事が思ったより時間がかかり、土曜日の夜は飲み会もあったので、日曜日はすっかり、寝坊してしまいました。6時頃目が覚め、近場で行きやすいところに行こうと、以前から地図とにらめっこして狙っていた蒲原の山に行くこととにしました。SOTA JA/SO-080 名無しの山で三角点の名前もないようです。598mというソコソコの山で付近のそれより低い山には名前があるのに変な感じです。
 グーグルマップでは山頂近くまで道があるようですが、実際のところどんな道なのかわかりません。とりあえず、グーグルマップ上の最も山頂に近い場所をマークし、ナビゲーションさせて、車を進めました。
 ところが、山頂に近ずくにつれて、工事看板が多くなり、通行止めが予告されています。迂回路の表記もあるのですが、もとより複雑に入り組んだ道でどう迂回すればいいのかよくわかりません。ダメなら歩けばいいいと腹を決めて細い道を前進。ところがやはり工事のため通行止め。流石に日曜日は休工のようでしたが、歩いて通るのも少し憚れるような状態でした。その上、まだかなりの距離を歩く必要がありそうなので、もう一度広い範囲で地図を見直して、自分で細かく目標を設定して、車を進めました。またまた、このまま進んで大丈夫だろうか?という道を走りながら、どうにか山頂近くの展望台と呼ばれるところに到着。国土地理院の地図と現地の案内図を見比べましたが、どうもよくわかりません。さらに少し先に進んで地図通りの登山道があることを確認した上で展望台と呼ばれるところに車を停めて歩き始めました。
 
 山道は意外と整備されていますが、結構急な階段で、直ぐに汗がにじんできました。20分くらい歩くと、杉林の中に明らかに周辺よりも高いピークを確認。GPS で確認しましたが、間違いないようです。しばらく三角点を探しましたが、どうしても見つけることができませんでした。
 
 全く展望のない山頂で、早速、7MHzのワイヤーダイポールを張りました。今回はSWRが高く出ましたが、エレメントの先を多少短くなるように折り曲げることで、直ぐにSWRは落ちました。
 
 沢山の局が聞こえて来ます。ところが空いている周波数でCQを出しても全く応答がありません。それどころか、全く同じ周波数で被せてCQを出されてしまう始末。ツイッターで周波数をUPしても、聞こえない!との返答が来ます。しばらく粘ったのですが、諦めて430FMにQSY。
 ぼちぼちと呼ばれ、なんとか4QSO をクリア。それでも近場からしか呼ばれません。SSBでもCQを出しましたが、不発。なんとなく悔しくて普段あまり出ない144MHzのFMでCQ。地元富士市の局と繋がれました。やっぱり、木の枝に付けたホイップ(RH770)ではダメかあ。
 ここに来た時には、ほぼ無風でしたが、だんだん冷たい風が吹いて来て、体が冷えて来ました
50MHzではどうなのかと思い、7MHzのダイポールでバンド内をワッチしていると、JI1TLL局が矢倉岳山頂からCQを出しているのを発見。急いでポケットダイポールを用意して、左手に持って呼びました。直ぐに拾って頂き、s2sができました。
 そのまま帰ろうかとも思ったのですが、せっっかく7MHzのダイポールを張ったのにオケラは面白くないし、本当にまともに電波が出ているのか、気になり、7MHzに戻って、CQを出している局を呼んでみました。
 コンディションは近場が開けており、千葉の局と59 59でQSOできました。気を良くして、再びCQ。神奈川県内の移動局2局とQSOでき、満足できました。
 来た道を下山し、車の近くの見晴らしいい場所でお湯を沸かし、カップラーメンを食べて帰宅しました。

2017年11月23日木曜日

暗沢山(SOTA JA/SO-095)から(2017年11月12日(日))

 伊豆半島南部で未登頂のSOTAの山を狙って、SO-095 (540m)に出かけました。
 ここも山頂付近に電波塔があり、そのメンテナンスのための道があるようです。また、山頂付近は南伊豆町と松崎町の境となっています。どちらもレアな感じで7MHzでは期待できそうです。

 山頂に向かう道を携帯のナビに入力したのですが、なぜかルートを検索してくれません。諦めて現在位置を確認しながら自分で山頂に向かう道をたどりました。山頂にはNTTと静岡県の中継所があるようですが、門などはなく、ほぼ山頂近くまで車で進むことができました。道も一部はダートですが、多くは舗装路です。しかし、突然中継所のメンテナンスの車と鉢合わせてしまい、私は100m位バックで後退する場面もありました。
 中継所近くに車を停め、三角点を探しに荷物を持って歩きました。5分も歩かないうちに三角点を発見!そこには暗沢山という山の名前が書かれていました。


 そして、遠くに富士山と駿河湾が見える素晴らしい景色。こんなに見晴らしがいいとは意外でした。

 木製のベンチも2つありますが、ほとんど人が訪れていないような感じがします。それでも周囲の草は刈ってありますので、なかなかご機嫌な場所です。とはいっても、山ですからところどころに大きな窪みなどがあり、油断をしていると足を取られます。


 一つのベンチ(まだ今朝の雨で濡れている)にシートを掛け、それを机に無線機を置き、木の枝を利用して7MHzのダイポールを張りました。給電部は垂れ下がらないようにタモで持ち上げるいつものやり方です。
 早速、7MhzでCQ。ツイッターやSOTAにSPOTしました。直ぐにRQOさんから声をかけていただきました。その後、ぼちぼちという感じでしたが、急に1エリアが開け始めてJA1VVHさんからの強力な信号が入感。その後、テンポ良く、QSOすることができました。JA1VVHさんがクラスターにも上げてくれたようです。
 結局、23QSO。途切れたところで、50MHzにQSY。いつものデルタループを設置しましたが、あまりバンド内は、賑やかではありません。それでも2エリアの4局とQSOできました。さらに430MHzFMにQSY。ホイップアンテナであったためか、ここでもバンド内は静か。新東名を走るモービル局とQSOして、それ以上は粘りませんでした。


 景色がいい割には、VUではあまりQSOができなかったという印象です。やはり、伊豆半島の西側であり、1エリアにはあまり相性が良くないようです。


 ちょっと早いお昼ご飯と言うことで、お湯を沸かしてカップラーメンを食べましたが、寒いのと風邪が出てきて、なかなかお湯が沸きません。もう秋を通り越して冬の入り口に来たことを感じました。

 
 
 

2017年11月18日土曜日

2017年11月16日(木)葛西臨海公園の観覧車から

 仕事で葛西臨海公園とその周辺を一人で下見をしていました。ちょうどお昼になって見るべきところを見終わって、食事をするか帰るかと迷っていたのですが、お昼休みだから、430の違法局の影響も少ないだろうと、公園のベンチに座り、ID31に長めのホイップを受けてCQ!でも応答なし。
 
 サブちゃんはすぐに見つかったのに応答なしということはロケーションが悪くて飛んでいないようです。確かに木々に囲まれているし高速道路の高架橋は近い。などと周囲を見回していると、観覧車が目にとまりました。あそこならいいかもしれない。平日でもちゃんと動いている!
 
 そんなわけで、観覧車の乗り場に急行!ガラガラに空いています。ツイッターで観覧車から出ることをツイート。乗ってすぐに、CQの準備。さっきまで使っていた周波数で再度チャンネルチェックをかけると、弱く、使っていますとの声が、律儀に周波数を変えて、チャンネルチェック!どこもかしこも使っていますとの返答。でも交信していないし、いかにも違法局。その間、どんどんゴンドラは上昇。
 
 結局元の周波数で、サイドチャンネルチェック! 返答が来る前にお借りします!と言ってCQ 。直ぐに正規局から応答あり。観覧車からであることをつたえ、直ぐに更新終了。QRZ!
直ぐにお声がけかかりました。そんなんで、短いQSOながら6QSO したところで、13時を過ぎたところで違法局のQRMが強くなり、ゴンドラも地上に近づいて来たためCLとなりました。
 
 
 一周約15分で700円。117円/QSOかあ〜。
 ついったを見てまだ待機していてくれた局もいたようで申し訳ありません。300円くらいならもう一周したのになあ〜。で13時過ぎたから違法局のQRMで更新できないだろうなあ〜。

2017年11月14日火曜日

2017年11月12日(日)JA/SO-107で7MHz

 前日の土曜日は、法事のため日帰りで岐阜まで出かけていたため、日曜日にどこの山に行くかを決めていませんでした。どう見ても絶好の行楽日和となりそうな天気予報の出ている日曜日ですから、高い山に出かけることを考えるべきでしょけど、なんだか疲れがたまっていて近場に出かけよう考えだしました。伊豆半島の先端はまだ制覇していないんで、近いうちにでかけようと思っていました、伊豆低山は意外と道に迷いやすく危険なことは既に経験済みです。薮漕ぎの必要な山はもっと冬になり、植物が枯れた後の方がいいだろうし、どこか確実に登れそうな山はないかと探していました。
 そこで見つけたのが、SOTA JA/SO-107 名前のない山です。ピークの三角点にはサカガワムラという名前がついてるようです。登山道もなく、登山記録も見つかりませんが、地図には山頂付近まで道が書かれています。山頂付近には電波塔が書かれており、その建設とメンテナンスのための道があるようです。しかし、その道を通行できるかは別問題です。
 標高は459m 東側には開けているようですが、大雑把に地図で確認すると、横浜あたりも山の陰になりそうな感じで、V/Uでは千葉県の局頼みになりそうです。それならと今回も7MHzを運用することを考えました。もちろん、50や430も。それでも荷物を減らすため、無線機はFTー817と緊急用にID31としました。
 
 山頂に向かう道はナビの案内で直ぐにわかりましたが、直ぐにダートになりました。轍が深く、またパンクするのではないかという気持ちから、ゆっくり走行。しばらく走ると、広場のようになっている箇所がありましたので、そこに車を止めて、歩くことにしました。まだまだ車で進めそうでしたが、道が濡れており、落ち葉も多く、万が一動けなくなってしまうより、歩こう!と思ったのです。
 
 歩きだししばらく行くと、道の勾配はきつくなり、やっぱり車を置いて来て正解だと確信しました。まあ、気をつけて走れば四駆でなくても走れるのでしょうけど。30分ほど歩き、汗を書き出した頃、電波塔が登場。山頂付近に到着しました。結局、最後まで規制はなく車で上がれるようです。
 
 道の終わり付近の多少広い場所で運用することを考えましたが、やっぱり三角点を確認しなくてはと、周囲を見回し一番高そうなを方を見ていると茂みに人の歩いた跡があることがわかりました。そのあと追うと直ぐに三角点が見つかりました。
 
 
 誰も来そうにないので、この杭の横でお店を広げることに。木の枝と近くに立っていた電柱の支線を使って、7MHzのワイヤーダイポールを設置。給電部は、タモを使って、4m程度持ちげました。SWRは少し高めでしたが、下の方に同調していたため末端を少し折り返してあげることで簡単に下がりました。
 
 バンド内は、結構賑やかで空いている場所を探すのが大変そうです。とりあえず7.150付近でCQを出している移動局にお声がけ、ちゃんと電波が飛んでいること確認しました。その後、空いている場所を見つけて、CQ。送信しながら、ツイッターやSOTAにセルフスポットしました。
 次々にSOTAの同士からお声かけてもらいました。SWIさんとs2s を楽しんでいると、突然ものすごい強いDX局の混信があり、QSOできなくなりました。少し下にQSYしましたが、QRMは解消せず、さらに下に逃げましたが、ダメです。どうも変なのですが、同じ局が私たちを追いかけてQSYしてくるようなのです。どうやら、DX局というのは、DXのQSOを録音して流しているいたずらのようです。私たちがQSOを諦めてしばらくすると、消えてしまいましたし、元の周波数に戻っても空いていました。
 気を取りなおいして、更に上の方に逃げて再びCQ。結局1時間半くらいの間に21局にお相手いただきました。このうち、s2s が3つもありました。
 応答がなくなったところで144に行って、CQを出しているUPL局を探しましたが、相手局は聞こえましたが、UPL 局は聞こえず。
 更に430に上がりましたが、バンド内はほとんど何も聞こえず、6mにQSY。いつものデルタループを設置しましたが、やはりバンド内はあまり聞こえず、なぜか50.255でSメーターが振りきれるし、アンテナ方向によっては激しいノイズを拾います。ひょっとすると、近くの中継局の影響でしょうか?
結局、50や430ではオケラのまま店じまい。歩いて来た道を下りました。
 50と430は課題ですが、7MHzで多くのSOTA仲間とQSOできてとても満足なアクティビティテーションでした。

2017年11月6日月曜日

ダイラボウ(2017年11月5日(日))

 SOTAの静岡の山のリストを見ていると、ひときわ目立つのが「ダイラボウ」という山。大抵は感じで〇〇山とか△△岳という名前のところにカタカナで「ダイラボウ」とても目をひきます。少し地図を見てもあまり登山道らしきものは見つかりません。しかし、先日この山の直ぐ近くにお住まいのJA2SIIさんとお会いしたところ、ロケーションがよく、頂上近くまで車で行けると聞きました。以来、狙いを付けていた山です。
 ブログ等を探していると、頂上付近には広場が有り、かなり眺めが良く、密かに夜景を見れるデートスポットにもなっているようです。しかしアクセス道路とその広場、そして肝心の山頂との関係がよくわかりません。
 とにかく、山頂近くの道路目指して出かけて行きました。細い道を走っているとダイラボウ山頂の表示があり、さらに走って行くと山頂へ登山道と思える表記と道がありました。しかし、その車道はさらに奥に向かって続いており、標高も高くなっていくようです。そこでもう少し車を走らせるとしばらく先で今度は下りに転じました。そこで先ほどの登り口の近くに戻り、駐車して仕度を整えました。


 「どうせ山頂は直ぐなんだから…」と登山靴に履き替えることもせずに、気軽に林の中に入ってしまいました。しばらく歩くと、「山頂まで700m30分」という看板が現れました。どうやら結構ちゃんと歩かなくてはならないようです。ちゃんと登山靴を履いてこなかったことに後悔しました。しかも、さらに「熊注意」の看板まで登場。認識の甘さにさらに後悔。


 それでも20分位歩いたところで突然三角点が登場。何やら近くに看板がありますが、壊れていて記載内容もわかりません。地形から見てもどうもここが山頂の様です。GPSで確認したところ間違えありません。周囲も狭くてお店を広げるのも大変です。やっぱり山頂と広場はかなり離れているんだと思いました。


 確かに静岡市の市街地が一望できるようですが、周囲に木々の枝があるため決して絶景とは言えません。あくまでもSOTA運用だからとこの山頂近くに陣取り、今回は7MHzのフルサイズダイポールを木と木の間に設置しました。といっても斜面ですからエレメントがたれてしまうので、給電部をタモで持ち上げ、IVというのか半傾斜型DPのような設置になりました。他の登山者が来た場合、ちゃんと通行できるように気をつけて陣を取り、FT817の5Wで7MHzSSBの運用を開始。SWRは817のSWR測定で全く針が振れません(7.13MHz付近).。本当かな?と思い他のバンドで測定するとちゃんと高い値となります。



 コンディディションは良いようで、7.100より上でもなかなか空いている周波数を探すことが難しい状況でした。なんとか7.150付近で使えるところを見つけ、CQ。同時にツイッターやSOTAのSPOTにUP。直ぐにRQOさんから応答を頂き、QSO成立。しかし、QSOの途中に急激にコンディションが変化して、はじめ59+だった、RQO氏のSも57に。。・私の信号も取りにくくなっていったようです。逆に言えば、ギリギリのタイミングでQSO成立。その後も4エリアから呼んで頂きました。しばらく、応答がなく、空振りをしていると今度は7から続けて応答がありました。さらにこの山を教えてくれたSII氏からも応答。
 結局6QSO。まだまだ時間はあったので、粘れば良かったのかもしれませんが、なんだか満足してしまい、7MHzはCL。その後430MHzの5エレ八木を設置して、バンド内をワッチしましたが、あまりたくさんの局が聞こえません。違法局も聞こえないのでは良いのですが、どうもあまりQSOできるような気がしません。事実、少しだけSSBやFMでCQを出してみましたが、応答なしでした。
 とりあえず、4局以上のQSOはできたし、撤収となりました。撤収していると直ぐ下の方で人の話声が聞こえます。撤収を済ませて声のする方に向かう小道を見つけ歩いて行くと、広場に出ました。やっぱり山頂と近かったのです。来た道を引き返し、車で先ほど引き返してしまった道をさらに先に進めると、ありました広場への入り口が。車を停めて改めて広場に入ると、確かに広場には車は入れませんが、5分も歩かずに頂上から25m以内のエリアに行くことができます。しかも、湖からは、先ほどの三角点のところとは全くことなり広い眺望が開けています。ただし、北西側は、山頂を背にしてしまうため、多少不利になるでしょう。十分な広さがあるためパラグライダーを楽しむ人の発着所になっているようで、数機のパラグライダーが空を舞っていました。


 普通なら、ここでもう一度運用をやり直すのでしょうけど、今回はとりあえず満足してしまい、お楽しみは次回ということにしました。それでもGPSで標高を確認し、最適な運用場所を探すことは忘れずに実施してきました。

 

三ツ峠山(2017年11月4日(土))

 週末に2回連続で台風となり、移動できなかったため少し高い山に出かけたくなりました。できればNTS620をまた、使用してみたいのです。そこで選んだのが、三つ峠山。この山には2回登ったことがありますが、いずれも東側の大月線三つ峠駅付近から登るルートでした。西側から登るルートもあり、頂上下にある山小屋に物資を運ぶために車両で登れる道があることを知っていましたので、今回はこちらのルートから登ることにしました。


 4時に家を出発。ちょうどあたりが明るくなる頃に登山口の駐車場に着きました。既にたくさんの車が駐車しています。私は、車両の通る道とは別に登山道もあるように他の人のブログの写真を見て、勝手に思っていましたが、山小屋までのほぼ全線が車両も通れる道です。といっても、道幅は狭く、勾配はきつくて石がゴロゴロしており、とても普通の車両で走ろうなどとは思えません。

 

 天候はとてもよく、マイペースで歩いていたのですが、7時40分くらいには山頂に到着。既に他の登山者がいました。頂上は狭いので少し下っての運用を考えたのですが、あまり条件の良い場所を見つけられず、頂上付近の端っこで木の枝が伸びている下の通行の邪魔に成らないところに陣取り、スタンドでポケットダイポールを上げました。小枝がエレメントにふれるような位置にしか上げられませんが、以前、越前岳ではこんな感じでも結構QSOできましたので、これで行くことにしました。NTS620でバンド内をサーチしましたがあまり強い局が聞こえてきません。CQを出しても空振りの連発。やっと群馬県沼田市の移動局から応答がありました。その後も空振りの連続。アンテナの向きを変えてみると、少しよく聞こえるようになるのですが、その向きではエレメントの先が登山者にあたる可能性があるため、NG。タモで思い切り高く上げれば行けるかもしれませんが、今日は持っていません。デルタループの方がかえって邪魔にならないかもしれないと思いながらも、既に人が数名いる山頂付近で設置するには気が引けました。
 50MHzを諦めて、430MHzに変更。スタンドの先にRH770を付けてDJ-GでCQ。直ぐに応答があり、37局とQSO。それでも土曜日であるため、違法局のQRMに悩ませられました。
 さらに山頂付近は人が多くなってきましたので、アンテナを片付け、最後にホイップアンテナ直付けで1200MHzでCQを出してみましたが、こちらは応答なし。11時前に下山開始となりました。


 ちょうど下山ルートの中間点にあるベンチで昼食をとりながら430MHzを聞いていると、櫛形山の山頂からQRVしている須崎さんの声が聞こえてきました。これに応答し情報交換。山頂からの私の交信を登りながら聞いていたとのことでした。
 紅葉し始めている木々の間を通る道を下っていると、山小屋に物資を運ぶジープと出会いました。道の端によけてその通行を見ていましたが、ゆっくり走っているのですが、車体が大きく揺れ、つづら折れを何度か切り替えしながら登っていくのは、なかなか大変そうでした。


 以前から思っていましたが、ここの山小屋に一度泊まってみたいです。富士山をバックに星空が見たいのです。