2019年8月18日日曜日

十国で1200(2019年 8月12日(月祝) )

 基本的に日帰りでしか移動運用を考えていない私は、この渋滞の発生するお盆の時期は暑さも手伝って休業を宣言しようかと思うのですが、JH1NJN局より自作のツインデルタループをいただいてしまいました。このツインデルタループは私の持っているコスモ電子さんのものと同じ構造のものです。しかし、このところどうもコスモさんの調子が良くない。実際にNJNさんと電界強度計で計測を試みると極めてよろしくないことがわかりました。どうも同軸管かコネクター付近で接触不良があるようです。
 そこでNJN局の制作したツインデルタループをどうしても試してみたくなり、渋滞に関係なく出かけられる十国峠に出かけて1200MHzを運用しました。

 結果は、1時間と少しで7QSO。午後の遅い時間でこれだけ出来れば、まずまずです。
 1と2の両方を狙える十国峠では、このツインデルタループは最適でした!

2019年8月6日火曜日

午後の矢倉岳(2019年 8月 3日(土))

 8月3日(土)~4日(日)は、フィールドデーコンテスト。おへそ曲がりの僕は、最近このFDには参加していない。今回もそのつもりであるが、土曜日の昼間はコンテスト時間ではないので、土曜日んびSOTAで移動しようかと考えた。
 ところが9時から病院を予約してあったため、診察終了後にそのまま山に向かうことを計画した。血液検査の結果に基づく診断だけなので、それほど時間はかからないつもりであったが、今日に限って、呼ばれるまでに時間がかかってしまった。
 登山口に着いたのは、既に12時頃。アラートに登録した12:30には到底間に合いません。
 今回、スタートが遅れることから近場で今年まだアクティベーションしていなかった矢倉岳を選びました。毎回、足柄峠からスタートして矢倉岳の裏側(北側)から登っていましたので、たまには真正面から登るコースをとも思ったのですが、遅い時間ですから知っている道を無難に行くことにしました。これまで、VUを中心にアクティベーションしていましたので、今回はHF(特に7MHz)を中心に行くつもりです。


 足柄峠で車を停めて準備をしていると大変な忘れ物に気づきました。登山靴を忘れたのです。いつも車に乗せっぱなしの靴を前日に下ろしてしまっていたのです。幸い、今はいている靴はウォーキングシューズですから、まったかだめではないのですが、頂上直下の登りを以前スニーカーで歩き、ズルズル滑ったことを思い出しました。また、これまでもたいした距離ではないからと面倒くさくなり、登山靴を履かずに歩き出し失敗したと思ったことは何度かありました。いっそ中止しようかとも思いましたが、気をつけてゆっくり歩くということでスタート。

 うだるような暑さではありますが、このコースは大部分が木陰です。それでも湿度が高いため、ものすごく汗が噴き出てきます。いつもより、時間をかけて13時過ぎに頂上に到着!誰もいません。この山は比較的人気があり、大抵頂上は賑やかなのですが。


 早速、木の枝間にいつもの7MHzのフルサイズDPを設置しようとしました。山頂は広く、木々もあるのですが、どうも適当な木がありません。21m以上の間隔がとれなかったり、長すぎてしまったり、段差があったりです。しばらく設置場所を検討していましたが、この頂上広場を諦めて、25mルールの範囲内でDPの貼れるところを探すことにしました。
 でも、せっかくですから山頂で144FMを運用することにしました。RH770を木の枝に設置してCQ。なんとか4QSO以上を確保し、その後場所を変えました。
 山頂の少し下の上り坂の脇に陣を取り、木の間に7MHzのDPを設置しました。以前購入しておいた同軸を今回初めて使用し調整を始めると、全然SWRが落ちません。念のため持ってきておいたいつもの細い同軸ケーブルに取り替えると、ちゃんと下がりました。どうもこいつは使えないようです。それでも今回は調整にずいぶん時間がかかってしまいました。

 

 ようやく7MHzでCQを開始。コンディションそのものも良くなく、なんとかRQOさんNJNさんに拾ってもらい、2QSO。その後DPを調整して14MHzにもQRVしてみましたが、こちらは全くだめ。オケラでした。それなりに粘ったのですが諦めて下山開始。歩いていると17時近くになってしまいました。陽は十分にありますし、知っている道ですが、この
時間になるのはあまり良くないですね。再び汗びっしょりで車に到着。帰りには花火大会や夏祭りの交通規制にかかりながら19時過ぎに帰宅しました。

2019年8月2日金曜日

台風を避けて大日山とSO-062(2019年 7月28日(日))

 台風の状態を何度も確認していると、27日(日)はより西側に行けば天候は回復しそうです。そこで、以前から目を付けていた大日山(JA/SO-054)とあわよくばその隣にある無名のJA/SO-062に出かけることにしました。家を出たときには、まだあまり天気は良くなかったのですが大日山の登り口となる金剛院まで来ると天気はずいぶん良くなってきていました。しかし、降った雨が蒸発してすごい湿度です。
 金剛院近くに車が停められるかどうかがわからなかったのですが、公衆トイレがあり、その脇に車を駐車することが出来ました。この金剛院ですが、山の中にぽつんとあるにしてはとても立派な建物です。しかし、誰にも会わずその先の道を歩き進めました。

 

 東海自然歩道に指定されている道は、いざとなれば車も通れるような林道ですが、ここから大日山山頂への道は国土地理院の地図にも記載されておらず、はっきりしません。ヤマレコでは過去に登った人の足跡がありますので、これを頼りに歩いていました。そのおかげで、林道から斜面に取り付くポイントを簡単に見付けることが出来ました。

 大日山は、静岡100名山に指定された山ですが、静岡100名山だからといってしっかりとした登山道があるとは限りません。今回のコースもテープがこまめにあり、道を迷うことはないと思いますが、決してしっかり整備された道ではありません。特に登りはじめは急な斜面で土も弱く、歩きにくい状況です。



私は30~40分で登れると思っていましたが、実際には汗だくになってしまい50分以上かかって山頂に到着ししました。

 山頂は木が覆い茂っており、見晴らしは全くといって良いほどありません。今回は、はじめから7MHzSSBでいこうと思っていましたので、木々によって見通しが悪くても、むしろダイポールが張りやすいと言うことであまり悲観的ではありません。しかし、セッテングを終えてSWR調整も終わったころ、7MHzのコンディションはあまり良くないことがわかりました。

 


 それでもCQを連発しているとRQOさんから応答がありました。そしてその後クラスターにもあげていただいたため、ポツポツ呼ばれるようになり、正午前に8QSO出来ました。



 そこでCL、今度はSO-062を目指してみることにします。登ってきた道を下り、林道に出て行くつもりでしたが、ふと気づくと登ってきたコースから外れた道を下り始めていることがわかりました。すぐに登り返したのですが、よく見てみると、ヤマレコでの足跡がいくつかあり、道も明瞭でしかも下ったところはこれから行く予定の林道に出られることがわかりました。そこで、そのまま、その道を下りました。いよいよ林道と合流という箇所では、急な斜面を降りる必要があり、少しビビってしまいましたが、安全第一で慎重に下りました。その後は林道を歩き進めましたが、天気が良くなり、ものすごく汗をかいてしまいました。国土地理院の地図ではこの林道からSO-062に向かう道があるはずなのですが、実際にその地点にはそのような分岐はなく、崖が立ちはだかっていました。登れるそうな崖を這い上がってみると、平行して別の道がありました。この道も国土地理院の地図に記載されている道です。この道に入り、しばらく歩いてみると本来の分岐箇所近くに不鮮明でありますがそれらしい道があることがわかりました。どうも地図の表記ミスか、道が近接しているため読みにくくなっているようです。確信を持って、その分岐された道を進み始めましたが、直ぐに笹藪に囲まれてしまい、藪漕ぎ状態になってしまいました。道だけは、わかりますが、2m位の笹の中をかき分けて進む必要がありました。藪漕ぎはそれほど長く続きませんでしたが、なんとなく暗くて不安な気持ちになる道です。気分を盛り上げるのとイノシシなどに出会わないため、IPHONEでクイーンのアルバムを大音量で流しながら歩くことにしました。
 しばらく進むと再び笹藪を通り抜ける箇所があり、その先は比較的快適な道になりました。尾根を歩き、片側の急な谷には植林、反対側は自然林にはっきり分かれた道のピークがSO-062のポイントのようです。
 


 この道沿いにお店を広げ、再び7MHzのDPを張りました。CQを出しましたが、先ほどよりもさらにコンディションは悪くなっているようです。
 RQOさんが再び呼んできてくれましたが、今度はかなり厳しそうです。DGT局もカスカスのところを呼んできてくれました。さらに1局交信できて3局までは来たのですが、あと1局がなかなか出来ません。先ほどまで遠くに聞こえていた雷鳴がだんだん近づいてきています。急に暗くなり、風も吹いてきました。なんとか、あと1局と思い、7MHzを諦めて120MHz FMでCQ出すも応答なし。144MHzに切り替えたところ地元の局から直ぐに応答があり、4QSO達成できました。
 早々にQSOを終わり、急いで撤収を行い、来た道をもどリました。再び笹藪をとおり、ひたすら林道を歩き、車まで戻ると、なぜかものすごいいい天気!まあ、いつものことです。
 新しい2座を無事にアクティベーション出来て、ご機嫌で家路につきました。

 <備忘録>SO-062付近の状況
 

 

台風なのに陣馬山(2019年 7月27日(土))

 「いよいよ梅雨明けか?」という土日に台風がやってくるという最悪の展開です。でもこの台風、そんなに強いものではないようです。天気図や様々な予報を見ているとお昼頃の陣馬山なら雨が降りにくいようです。それならば、と陣馬山に出かけることにしました。わざとゆっくり出発していくと厚木くらいから、カンカン照りになり、「台風は本当に来ているのか」というようなすごくいい天気です。風もそんなに吹いていません。
 いつものように陣馬街道を通って、和田峠の駐車場に向かいましたが、さすがに林道に入るとだんだん天気が悪くなり、どんよりとした曇りになってしまいました。
 駐車場は、数台の車が泊まっていましたが、ここの売店はお休みです。台風の予報でしたから臨時休業されたようです。ここの駐車場には駐車料金を入れるポストがあるのですが、おそらく今日は、チェックされないでしょう。でも、そこで不正をするのはよろしくないのでちゃんとお金を入れることにしました。駐車料金は800円なのですが、小銭がなく、諦めて1000円札を入れておきました。ところで、このポストですがお金と一緒に車のナンバーを紙に書いて入れるようになっていますが、お金とこの紙がポストの中でぐちゃぐちゃになってしまうと思うのですが、どのように管理しているのでしょうか?前回はたまたま封筒を持っていましたので、封筒にお金と用紙を入れて出しましたが、今回は持っていなかったので、お札と用紙を離れないように折りたたんで投函しました。



 いつもは、階段を使う最短コースで頂上に向かうのですが、今日は巻き道を使って登ることにしました。台風が来ると言われていた日ですから、さすがに人は少ないのですが、それでも何人かの人とすれ違いました。

 山頂に着くと数件ある売店の大半はお休みにでした。お休みの売店の周辺はロープが張られ椅子やテーブルも使えないようにしてありました。すごい縄張り意識です。

 でも、圧倒的に人が少ないので山頂付近の椅子やテーブルは、結構空いていました。普段、こういう椅子やテーブルはなるべく使わないようにしていますが、今日は使っても問題がないと思い、使用することにしました。準備を始めたのは既に正午を過ぎていました。

 
 

 今回は、1200MHzに特化して運用するつもりでした。念のため144や430も出られるようにRH770も持って行きましたが、1200MHzは、9エレループを持って行きました。これまでこの9エレループをどうやって運ぶか悩んでいまして、ブームを半分に切ってエレメントを外して持って行こうかと思っていましたが、エレメントの先端の一部をねじって方向を変えてしまえば、比較的収まりよくザックに付いてしまうことがわかり、今回歩く時間も短いので、この方法を採用しました。

 アンテナを設置し、バンドの様子を聞いてみると、意外なことに何も聞こえません。ロケーションは悪くないはずなので、数局のQSOが聞こえると思っていたのに驚きです。もしかしたら、これも台風の影響かもしれません。


 それでもCQを出していると、ボチボチと呼ばれ、アンテナの方向を変えながらCQを出したりして、結局2時間くらいの間に18QSO出来ました。
 途中、急に陽が差したり、遠くから流された雨が降ってきたりしましたが、カッパを着ることもなく楽しむことが出来ました。

2019年7月22日月曜日

高通山からお手軽運用(2019年 7月27日(土))

 約30年位前に伊豆の雲見温泉の民宿にに一人で泊まりました。その宿の居心地が良く、私にしては珍しく名前もはっきり覚えていましたので、いつかまた泊まってみたいと思っていました。それをかなえるべく、7月19日(金)午後から仕事を休みにして妻と雲見温泉に出かけました。
 さて、次の日をどうするか?いろいろ考えたあげくに宿から近い高通山(JA/SO-097)は、山頂から伊豆半島の先端や富士山がよく見えるし、登山にかかる時間も50分程度ですからお手頃であると思い、高通山登山を提案しました。当然無線の運用をすることは妻はわかっているようですが、できるだけ簡単な設備で短い時間で終わらせなくてはと思い、DJ-G7と外付けのホイップだけで運用しようと計画しました。
 当日、天気はどんよりした曇りで、登口についたときには、パラパラと雨も降ってきました。まあ、すぐ止むだろうと登山開始。天気は悪くても気温は30度近くまで上がり、湿度も高い状態です。休みを多めに取り、ゆっくりと登りました。
 山頂では曇っているものの伊豆半島の先端部や海に浮かぶ伊豆諸島の島々はよく見えました。


 しばらく景色を眺め、無線をする許可をもらって運用開始。144、430、1200とFMでCQを出しましたが空振り。
 実は、前日の夕方気づいたのですが、せっかく外部アンテナ(ホイップ)とそれを木の枝などに停めるクリップ付きの同軸を持ってきていたのですが、またしてもコネクターが合わなかったのです。車に常時乗せてある資材の組み合わせでなんとかなりそうな気がしましたが、結局一歩及ばず。それでも、小さなマグネットについた144MHzと430MHz兼用の30cm程度の長さのアンテナが車に乗っていましたので、これを持っていくことにしたのです。1200は、無線機付属のアンテナです。アンテナとその同軸があまりにも貧弱なため、応答がないのかもしれません。
 もう一度144に戻りCQを連発。結局1時間くらいかけて6QSOできました。ツイッターを見て呼んでくださったフォロワーの方もいて、ありがたい限りです。妻のSWRのあがる前に撤収。気持ちよく下山できました。

井戸口山と竜頭山(2019年 7月13日(土))

 梅雨が続き、もう3週間もSOTAしていません。今回の3連休も雨が多そうです。それでも土曜日は、曇りの予報です。そこでこの土曜日に効率よくポイントが稼げそうな井戸口山、竜頭山に出かけることにしました。
 この山を巡るコースは昨年も登っているので、無理なスケジュールではないことはわかっていますし、車からそれほど長い時間を歩かなくとも運用できることもわかっています。昨年は、西側からスーパー林道の北端に回り込み井戸口山に向かいましたが、どうもそれでは遠回りであることがわかったので、今回は東側から南端に回り、竜頭山を通り越して、井戸口山に向かいました。
 前回は、車のガソリンが少なくなり、ハラハラしたので今回は、途中のSAでしっかりと給油していきました。

 前回と同じ場所に車を停めて歩き始めましたが、私の記憶では、あまり道がはっきりしていなかったように思うのですが、結構わかりやすい道です。何の問題もな頂上到着。この山はおそらく誰も来ないでしょうから、山頂の三角点を跨いで7MHzのDPを張りました。SWRも一発で下がり、いい感じです。

 ところが、コンディションは今ひとつのようでなかなか呼ばれません。
 それでもなんとか4QSO達成。
 ここでやめればいいのですが、欲が出て21MHzのDPを張り、CQ。やはり、あまりコンディションがあがらず、2QでCLとなりました。前回来たときには、ハエやアブなど多くの虫に囲まれてひどい目に遭いましたが、今回は、その時に比べれば、良いもののやはり虫たちの歓迎を受け、大変でした。

 スーパー林道を車で移動して、天竜の森の駐車場に駐車。竜頭山の山頂へ向かいました。この頃から、ポツポツと雨粒が顔に当たるようになりました。12:00少し前に山頂に到着。誰もいません。普通は、山頂近くの既設ベンチなどはあまり使用しないようにしていますが、今日は天候も悪いので、あまり賑わうことはないだろうと思い、近くのテーブルとベンチを利用することにしました。
 あまり雨の心配はしていませんでしたが、降ってきてからツエルト張るのも面倒なので、先にツエルトは張っておくことにしました。それでもしっかり張ると言うよりは、中心のステーは張っているものサイドは固定せず、ツエルトをかぶって運用するような状態で使用していました。


 HFを運用する気もありましたが、井戸山では7と21だけでしたので、今回は持ってきた144MHzの2エレのHB9CV先に使用することとしました。SSBでしばらくCQを出してみましたが、応答はないのでFMに変更。最初はあまり呼ばれませんでしたが、そのうち呼ばれるようになりました。しかし、4QSO目くらいから雨が強くなってきました。また、山頂に学生らしき団体が到着。雨の中ですが活気にあふれた山頂となりました。そこで5QSOでCL。カッパを着て下山となりました。
 なんとか2山でポイント成立。このところSOTAができていないストレスが解消されました。

2019年6月17日月曜日

林道通れず(2019年 6月16日(日))

 折角の土曜日ですが、雨のため今回はおとなしくしていることにしました。日曜日は晴れるとの予報を信じて。
 折角だから、あわよくば10ポイントを2つ狙おうかと、蕎麦粒山に行くことにしました。昨年
この山に行ったときには犬山段に車を停め、30~40分程度で頂上に行くことが出来ました。犬山段の反対側には八丁段もあり、やはり30分程度です。

 予報通り、晴れていましたが、林道に入る頃にお天気雨(狐の嫁入り)になりました。さらに進むと何と林道が法面崩壊のため通行止め。歩行者も通行禁止になっています。仕方なく退散。私の様にUターンする車が何台かありました。
 今日はいいとしても、林道ですから通れるようになるにはしばらくかかりそうです。犬山段に行けないと言うことは、前黒法師などかなりの登山に影響がありそうです。


 さて、折角出てきたのだから、別の山でSOTAをしようとお手軽に行けるダイラボウを選びました。高山という手もありましたが、より短時間で運用できるダイラボウを選びました。ナビをセットすると思わぬ道を提示されましたが、ナビに従い走ってみることに。ほぼ国道なのですが、やはり3桁の国道はかなり細い道も含まれます。まあ、知らない道を走るのも悪くないです。途中、トイレ休憩で寄った道の駅もどきで「猪コロッケ」なるものを見つけました。パックに2個入っていましたが、まだ温かい状態でしたので、早速かじってみました。猪といっても豚と同じだろうと思っていましたが、所々に筋っぽい肉が入っており、これが実に上手い。運転しながら何も付けずに2個食べてしまいました。

 ダイラボウは、ちょうどお昼時でしたので他のハイカーもいました。そこでかわいく2mのHB9だけを設置し、運用開始。バンド内を覗いてみると茅ヶ崎の局が59で入感。これは1エリアにも行けると思いましたが、あまり芳しくありません。
 
 

 時々FMも行って2時間くらい運用。1200を加え、なんとか9局にお相手いただきました。
 日差しは強く、風も強い一日で、行きも帰りも新東名で何度も横風で流されました。
 17時前には帰宅でした。

2019年6月9日日曜日

山伏と笹山(2019年 6月 8日(土))

 このところ、伊豆の低山ばかり登っていたので、今度は高い山へ出かけようと考えた。冬にでかけたものの道路が冬季閉鎖で退散した山伏に出かけることにする。この山の隣にある笹山も昨年同日に運用できている。

 天気予報とにらめっこをしていると当初は日曜日が良さそうだが、直前になって、土曜日の方が良いようだ。それでも朝方まで雨が残り、夕方以降再び雨が降る予報だ。
 少しゆっくりと6時に家を出る。沼津付近を走っていると雨が降ってきて、山も真っ白で何も見えない。これで本当に天気は大丈夫なのか?と心配したが、静岡市内に入る頃には陽が差してきた。
 ナビはセットしておらず、新静岡インターを出てからセットするつもりでいたが、「あれー新静岡インターはまだかな?」「おや安倍川を渡ったぞ」そうです。ボーとしてインターを通り越していました。
 新静岡SAのスマートICから一旦出てUターン。新静岡インターに到着。ここでナビに行き先を入力。自分でもなんとなく道を覚えていたので、またボーと走っているとナビが右折の指示。思わず行き過ごしてしまいましたが、ナビを信じてUターンして従いました。ところが、どうもこの道はしったことがない。やっぱりそうです。次第に道が細くなり非常に狭い道を走ることになりました。それでも最後は、何度も走ったことのある道に合流。無事に百畳峠の駐車場に到着しました。
 ここから約1時間で山伏の山頂に到着。でも昨年も来たルートでこのところ歩いていた伊豆の低山に比べ、極めて道がはっきりしているのでこれまたボーっと歩いているうちに山頂に到着してしまった感じです。広い山頂には誰もいませんでした。11時少し前です。


 木々の間隔が適当にある場所を選び、21MHzDPを張って運用を開始となったのですが、本日は終始ボーとしていたようで、数々の忘れ物をしてしまいました。
 ① ロープ類:DPを張るための細いロープやペグを袋にまとめて持って歩いていましたが、袋ごと持ってくるのを忘れました。⇒登山開始前に、装備を確認してわかり、車に乗せてあったPロープを一巻き持ち代用。
 ② ハムログの入ったSDカード:ログのためのタブレットPCにはハムログを直接インストーとして折らず、データも含めSDカードをその都度挿して使用していました。SDカード自体を入れてくるのを忘れました。頂上でそれに気付く。⇒紙ログで対応
 ③ 目玉クリップ:144MHz2エレHB9CVは軽量化のためクロスマウントなどが付いていません。これを目玉クリップで三脚に取り付けていたのですが、その目玉クリップを忘れました。。⇒登山開始前に、装備を確認してわかり、車に乗せてあったループアンテナの固定用金具で代用。
 ④ クリップ付き同軸ケーブル:いざというときにRH770(144,430のロッドアンテナ)を木の枝などに付けて使用できるよう持ち歩いていましたが、これを忘れました。折角持っていたRH700はFT-817に直付けするしかありませんでした。
 
 よく変換コネクターを忘れるので、今回はそれに気を取られて…なんて言い訳をしていますが、全く情けない話です。

 さて、運用の方は21MHzで8エリアが開けており、比較的簡単に4QSOは達成できました。そこで直ぐに下山しても良かったのですが、折角だから144MHzのHB9CVを設置しSSBでCQ。でも、全く応答無し。バンド内もいくつかのQSOは聞こえますが、みな弱くて針が振れません。同軸とか、何か設定がおかしいのかと思いましたが、FMに変更すると数局と普通にQSO出来ました。
 12時を過ぎたので、おにぎりを食べて、撤収。下山しました。
 ところで山頂に着いたときには、携帯電話が通じたのでツイッターで到着を報告しましたが、その後圏外になってしまい、ドコモ系のモバイルルーターも圏外です。諦めていたのですが、ツイッターでは何か事故でもあったのかと何人かの方に心配をかけてしまいました。
 下山中、「本当にこんなところを登ってきたっけ?」と思うことが何度もあり、よほどボーと登っていたのだと思います。

 車で少々移動して、今度は笹山。このルートは30分程度で頂上に行けますが、前回結構きつかった記憶があります。今回もやはり歩いているうちにきつくなってきました。何度か休憩を取っりながら歩いて行くと、忽然と頂上が現れます。山頂は狭いのですが、21MHzのDP位なら晴れます。1段下がったところは広く、7MHzのDPも張れそうです。





 とりあえず、144のHB9を設置してSSBでCQを出しましたが、またしてもダメです。FMに移動すると6局とQSOでしました。ちょうど交信をおわり途切れたところで、大粒の雨が突然降り出しました。急いで撤収。下山しました。結局は瞬間的な通り雨のようで、車に戻ったときにはもう止んでいました。

 既に15時を回っていましたので、そのまま帰宅の途へ。18:30無事帰宅しました。

2019年6月3日月曜日

伊豆半島のSOTA山踏破(2019年  6月 2日(日))

 伊豆半島のSOTA山踏破を目指してこのところ未踏の山を登っていましたが、ようやく最後の山となりました。SOTA JA/SO-151という記号で登録された山は名前がありません。以前から何度か登ることを検討していたのですが、国道地理院の地図には山道の表記はありませんし、山レコなどを見ても記録がありません。これまで参考にしてきた藪山のブログにも出てきません。地図を眺めていても等高線がほぼ同心円状になっている山で、どこから登るのがいいのか、なかなか判断できない状況でした。
 地元近くの山ラン愛好家に相談すると、やはり登ったことはないとのこと。それでもここを登った記録のあるブログを紹介してくれました。その登頂者は、北側から多少等高線が変化している尾根と思われる箇所を登っているようです。私もルートとしては、その方のルートか、もしくはもう一筋東側にある尾根と思われる場所を登るしかないと思っていました。

 取り付きとなる箇所付近の前の道路は狭い道路ですがGOOGLEのストリートビューで見ることができるので、この付近の状況を何度も見て車を停める場所も含め、考えていました。

 そして、本日ついに実施。
 天気予報では、曇り時々晴れで、このところの暑い日々を思うとちょうどいい天気のようです。8時少し前に現場付近に着き、改めてどこから取り付くことが出来るか現地を見て歩きました。前述のブログの方の軌跡を追ってみましたが、どうも取り付き箇所がわかりません。やはり、自分が思った東側のルートから行こうかと思っていると、これまで気づかなかった道があることに気がつきました。よく見るとそれ以外にも道らしきものがありますが、比較的はっきりしたその道から入ってみることに決めました。


 歩き始めると比較的新しいピンク色のテープがあります。しかし、程なくして、いきなり分かれ道。右に行くと前述のブログの方の歩いたルートの近くに行けそうです。しかし、左はより山頂の方向に向かったいるようです。しかもピンク色のテープが付いています。しばらく迷いましたが、結局テープの付いている左側のルートを行くことにしました。



 道は荒れていますが、はっきりわかる道です。それでも倒木によって、迂回するときには笹藪の中を一時的に進む必要があり、そのときにはこの道のありがたさがわかりました。


 気がつくと小さな谷の縁を歩いており、自分でこの谷は避けるべきだと思っていた谷の縁を登っているのでした。すると今度は突然谷を避ける方向にトラバースしているようで、それに沿って歩いて行きましたが、それまで比較的密に付けられていたテープがなくなり、さらに荒れた道になりました。しばらくトラバースすると今度は明らかな尾根を登り始めます。位置を確認すると、前述のブログの方が歩いたルートに入ったようです。
  ところがもう少しで頂上という斜面で突然、道が途絶えました。なんとなく、道らしき感じと踏み跡がありますが、複数の方向に続いています。しばらくどのように行くか考えてしまいましたが、とりあえず山頂方向に続く踏み跡を追うことにしました。念のため、帰り道がわかる場所の木にティッシュペーパーを結んでマーク。
 しばらく進むと踏み跡も途絶えてしまいました。一旦マークした箇所まで戻り、別の踏み跡を追いました。直ぐになぜか一升瓶が転がっていました。酒を飲んだのではなく、おそらく燃料か何かをこれに入れていたのだと思います。ゴミを散らかしてけしからんと思う反面、誰かがここに来たと言う証拠であり、なぜか安心します。


 しばらくすると踏み跡が曖昧になり、なんだか動物の足跡も目立つようになりましたので、あとはとにかく上を目指して、自分の歩きやすいコースをとり斜面を登っていきました。しばらく登ると比較的平らな場所があり、その付近が山頂であることが直ぐにわかりました。周囲は立木がたくさんあり、眺望は全くありません。直ぐに三角点を見つけることが出来ました。三角点付近は多少空が広くなっていますので、この三角点の脇にお店を広げることとしました。山道に入って、50分くらいです。


 例によって、とりあえず144のFMにQRVして、あわよくば4QSOしてしまおうと考えました。ここなら海も近く、静岡市~藤枝市あたりの局が応答してくれる可能性が高いと思ったのです。
 予想通り、144のFMで4QSO出来ました。その中には松崎町付近の海の上にいるシーカヤックとも繋がりました。さらにSSBで2QSO。それならもう帰ってもいいのですが、SOTA WATCHに21MHzと7MHzでもQRVを予告していましたので、21のDP張ってQRV。でも、コンディションは悪く、1QSOのみでした。今度は7MHzのDPを張り、CQ。直ぐにHAYさんから応答。その後、しばらくは応答がなかったのですが、HAYさんがクラスターに上げてくれたのが効果を生んだのか、その後、5QSO出来ました。ちょうど12時になったので、CL。


 片付けをして、下山しました。
 山頂から、木にマークした箇所までも無事に下ることができ、あとは来た道をひたすら戻り、無事車まで戻ってきました。

 これで伊豆半島コンプリートです。嬉しい!!!

 今回のトラックです。余計な記号がありますが。



 
 


2019年5月31日金曜日

SO-158とSO-119(2019年 5月25日(土))

 前回下見をしておいたJA/SO-158(名無しの山)に出かけました。
 前回の下見で取り付け箇所を確認していたので、何のためらいも迷いもなく、入山。
 ところが5分位歩いたところで、「ウ~」という低く短いうなり声と枯れ葉を踏むガサガサという音。推定でその距離20m程度。嫌なのは、その音からすると完全に遠くに逃げたのではなく、何かがまだ近くにいるようなのだ。とっさにザックに付けていたかうベルを力一杯振って鳴らしました。
 実はここに来るまでの5分くらいの間にいくつかの踏み跡があり、鹿のような足跡もあったが、もっと大きくて丸っぽい足跡をいくつか確認していたのです。
 そのこともあり、とってもビビってしまったのでした。しばらくして、再びガサガサという音が聞こえたが、その後は何も聞こえません。こちらも「オー」と大きい声で叫んでみたり、持っていたラジオをかけたりして、しばらく様子を見ていましたが、特にその後は何も聞こえてこなかったので、前進。程なくしてメインの尾根に出ました。尾根にはもしかしたら道があるかと思っていましたが、特に道らしき物はなく、前回と同様、木に紙でマーク。尾根道をさらに歩き続けました。なぜだか、小さな池のような水たまりがある場所を通ったが、この水が澄んでいなくて泥水になっていたことから、何らかの動物がこの水を飲んだか、浴びたのだと思いました。



 その直ぐ近くでなだらかではあるが周囲に比べピークとわかる場所がありました。この尾根は、下田市と南伊豆町の境界線でもあるため、測量杭が結構短いスパンで設置されています。今回は下田側にお店を広げることとしました。



 早めに4局確保してしまいたいという焦りから、先週と同様に144、430でQRVしてみたが、全く応答無し。そもそもQSOが聞こえてこない。わずかに聞こえるのはダントラの違法局。

 そこで、21MHzのダイポールを設置。これもあまり呼ばれず、CQマシンでCQを出しっぱなしです。時々144MHzのSSBに切り替えながら、何とか5QSO達成。実は7MHzもやってみましたが、オケラでした。

 そこで7MHzを聞きながらおにぎりを食べて、下山。帰りは来た道を戻るだけですが、時々GPSで確認すると、誤って違う尾根筋を下りかけていたりして、やはり下りを舐めてはいけないと再認識しました。


 さて、早めに切り上げたので、SO-119に向かうことにしました。
 東側から登れば山頂に到達できることは、以前実践して確認しましたが、民地ですので許可が必要。今日は25mルールを使えば、頂上下の電波塔からでも良いことがわかっていたので、電波塔のメンテナンス道路を使って電波塔前まで行き、運用する事としました。この道も以前下見していたので、不安無く、電波塔前まで到着。それでも欲ををかいて、電波塔脇から藪漕ぎをして頂上に行ってみようと試しました。前回もやってみて、諦めたのに再び挑戦。でも木々の密度が高くて、今回も断念。電波塔前でGPSで位置と高度を確認して、お店を広げました。

 

 懲りずに、144MHzのFMやSSBで運用を開始すると、午前中移動運用していた局と再び繋がり、とりあえず1局確保。またしても21MHzのアンテナを設置してCQを出しましたが、応答無し。そのくせ、虫たちにはモテてしまいました。ヤブ蚊は、私の回りを乱舞し、毛虫はやってくるし、尺取り虫は、私のタッチパネルのPCの画面を移動していき、画面を乱します。そんな虫たちと折り合いをつけながらCQを出していたのですが、全然だめ。再び7MHzのアンテナを張り、何とか2Q確保。7MHzのコンディションも良くないので、もう一度144のSSBを聞いてみると、神津島の移動局が59+で入感。これに応答して、何とか4Qを達成しました。
 撤収して、来た道を下っていると、20m位先で何か複数の動物が横切りました。鹿?そこからしばらくして再び複数の動物が横切りました。今度はイノシシだとわかりました。登ってくるときにも築いたのですが、木の枝から多数の毛虫がつり下がっており、その数が増えたように思います。数年前に茶毒蛾に触れてしまい、酷い目に遭ったことを思い出し、これらを避けながら、ゆっくり下りました。

 さあ、伊豆のSOTA山はあと1つ。最も道がなく、情報も少ない山が最後に残りました。