2017年8月21日月曜日

七ッ峰(2017年 8月20日(日))

 1000mを越える山で比較的短時間で登れそうな山としてこのところ狙っていた、静岡市の七ッ峰(1533m)に出かけてきました。
 新東名の新静岡SAから出て山間の道を走り、とりあえず井川の富士見峠というところを目指します。高速を出て直ぐにナビをセットすると、何と手前の新静岡ICからの方が近いようです。今回、出鼻をくじかれました。富士見峠までの道は狭くて県道とはいえ、ほとんど林道に近い道です。想像していたよりも時間がかかり、何とか富士見峠に着きました。このとき既に8時。
 ここからは林道をとおり、可能な限り七ッ峰の近くに行きます。ところがナビで林道の図面を拡大してみるとどうも事前に調べておいた道とは道路形態が違います。富士見峠からハイキングコースもあり、そこから登ろうかとも考えましたが、とりあえず林道に入り、最も山頂に近い登り口からアプローチしようと考えました。登り口を確認し、車を駐車できそうな場所に留め、準備をして登り口までやってきました。そこではたと気づいたのです。私が今、登ろうとしているのは三ツ峰であると言うことに!そうです。七ッ峰の北側に三ツ峰というピークがあり、ハイキングコースとしては繋がっています。私は、いつのまにか三つ峰を目指していたのです。道理で事前に見ていた地図と違うわけだ。完全に寝ぼけています。
 再び車を走らせ、当初思い描いていた登山口を目指しました。倒木等のため登山口の直近までは車では行くことができず、途中の道路の広くなっている箇所に車を停めて歩くことにしました。(後からわかったのですが、この登山口位置までは、別ルートで行けば目の前まで車で行けます。)

 
 ところが、この登山口である場所には実験農場のようなものがあり、道らしきものもあるのですが、金網で仕切られており、鍵がかかってしまっています。
 

 
結局、ここからの登山は諦め、ハイキングルートの途中で林道を通っている箇所からハイキングルートをたどることとしました。通りでヤマレコの足跡を見ていると先ほどの登山口に何も足跡が無いわけです。
ヤマレコの足跡に従い、三ツ峰~七ツ峰間のハイキングルートを歩いていると、どんどん低い方へ向かっていきます。おかしいと思い、GPSで確認するとやはりルートから外れています。来た道を戻り、ヤマレコの足跡と重なったあたりを慎重に見てみると小さな表示があり、一段上に登山道にしては比較的広い道がありました。しかし、その道と今歩いている林道を結ぶルートは多少の踏み跡はあるもののなかなか分かり難いものです。
 ここからは軽自動車が通れるくらいの道幅の道を歩いていたですが、なかなか勾配があり、汗が噴き出します。


次第に道が狭くなり、草に着いた朝露のため、ズボンの裾がびっしょりにななったため、登り切ったところで休憩し、再びGPSで確認すると、またコースから波売れてしまっているよう様です。どうも勾配がきつくなる手前あたりに分岐があったようです。この汗とズボンの汚れが無駄になったことを知り、再び来た道を戻りました。分岐地点には確かに小さなプレートがありました。しかし、⇔の表示ですから、ここから小道に入るとは分かり難いですね。しかもその小道がはっきりコースとして見えません。よく見ると、直角に折れるようなプレートも着いていましたが、なかなかわかり難い表示です。
 杉林の中に入ると、いきなり道がはっきりしません。少し登るとようやく道らしきものがわかるようになり、表示杭や小さなプレート、時々リボンがあり、安心しました。比較的急な登りして尾根道らしい道に出ました。周囲も杉林から自然林に変わっています。ここから先、ヤマレコの足跡が地図上の登山道とずれている箇所があり、再びミスコースするかと心配しましたが、表示杭やプレート通りに歩くと、確かにヤマレコの足跡通りになり、その後は問題なく頂上に到着することができました。ただし途中、かなり濃霧になり、少し不安にはなりましたが。
 
 


 頂上自体は霧はありませんでしたが、全く景色は見えません。それよりも小さなハエがどんどん集まってきて、まとわりつきます。40~50匹くらいのハエに囲まれてしまいました。顔に止まったり、耳の中にも入ってきて、酷い状態です。実は、ここに来る途中も少し休んでいるとハエやアブがやってきて、うっとうしく思っていましたが、こんなに大量のハエに囲まれたのは初めてです。
 後からやってくる登山者のために頂上を少しだけ外した位置に50MHzのΔループを設置して、FT-817をスタンバイ。水戸局が59で入感していましたので、応答。53のレポートをもらいましたが、途中から針が振らなくなり、尻切れトンボ。今度は奈良の移動局が聞こえていましたのでコールすると59-59でQSOできました。




その後は、CQ。11時を過ぎていましたが、ぼちぼち応答があり、全部で15局とSOできました。12時を過ぎ、呼ばれなくなったため、AMやFMでもCQ、430および144のC4FMでもCQを出してみましたが、こちらでは応答なし。
 片付けをして、12:40頃下山を開始しました。本当は持っていたカップラーメンでも食べようかと思いましたが、相変わらずハエが多いため、食べる気になれませんでした。
 下山では日が出てきたりしたと思えば、再び霧になり、見透しが悪くなったりしましたが、特にミスコースすることも無く、歩くことができました。
 通常下山時にミスコースすることが多いと言われますが、この山は七ツ峰から三ツ峰に向かうにはコースが見えやすいようです。杉林の中はコースが分かり難いところもありますが、結果的には問題なく下山できました。
 ところが、車に戻り、走り出すと異変を感じました。左の後輪がパンクしているのです。こんな山の中でパンク!でも、先日のパンク時にJAFの方からいろいろと教えてもらいましたので今回は難なくスペアタイヤに交換。帰りにひなびた温泉に寄ろうかと思っていましたが、疲れ切ってしまい、そのまま新静岡インターに向かうコースをとり、無事帰宅したのでした。

2017年8月19日土曜日

上二子山へ(2017年 8月19日(土))

 お盆休みは、仕事に追われ全然山に行けませんでした。もちろん、天気が悪いことも手伝ってです。
 そろそろ我慢ができなくなり、雨でも行こうと考え始めました。
 近場で出かけていない山を探っていると、箱根の上二子山(SOTA JA/KN-011)が目にとまりました。この山はいくつかのガイドブックで自然保護のため入山禁止と書かれています。ですから、SOTAの運用はできないと諦めていました。でも、運用実績があります。いろいろと調べていくと、もともとハコネツツジを勝手に持って行ってしまう人がいたため、規制をかけたようです。環境保護を言うのであれば、たくさんの電波塔を建てて、電力線や通信線を張り、保守点検すること自体が環境破壊だと思います。つまり、決して入山禁止ではないようです。実際現地の案内板等には入山禁止とはどこにも書かれていません。もちろん電波塔への管理道路は車両通行止めです。
 そこでこの管理道路を徒歩で登ることとしました。
 午後からは雨の予報ですが、既に登り口で小雨です。山頂は霧で見えません。

 今回管理道路が山頂まで続き、舗装道路であることがわかっていましたから、あえて登山靴ではなく、いつも履いているウォーキングシューズのまま登りました。途中、雨が強くなり、カッパを着用。着たら雨がやむというお決まりのパターンです。
 ゆっくりと歩いていたのですが、30分くらいで突然霧の中から電波塔が現れました。


 たくさんの電波塔がありますが、一応最も高度が高かそうな場所を目指し歩き続けました。最も高度が高いと思われる箇所は中継施設の敷地内のようでよく見ると監視カメラも設置されているようですので、あえて問題を起こさないように、この監視カメラが写らないような管理道路の途中で運用を開始しました。


 実は、雨のため八木アンテナ設置も諦めていたため、ホイップアンテナを留めるクリップしか持っておらず、近くの木の枝にホイップアンテナを設置しましたが、いまいち垂直に設置できず、ぶれた葉っぱなども干渉してしまっているように思えました。空きチャンネルを探しましたが土曜日ということで違法トラックの運用が賑やかでなかなか空きチャンネルが見つかりません。「使っています」の後にコールサインも言うのですが、しばらく聞いていてもアマチュア業務としては問題のあるQSOです。最近は、「使ってます!」と言われると「了解しました。それでは聞いています!」と返しています。
 何とか見つけた空きチャンネルでCQ。直ぐに6QSOできました。急に雨が強くなってきたため、ツエルトを張ろうかとも思いましたが、天気がどんどん崩れる予報でしたので、これでCL。下山してきました。ここでであれば家からも近く、舗装路で山頂に行けますから迷うことも無く運用できるでます。来年も、雨で行くところが無いときにQRVしましょう。


 

矢倉岳(2017年 8月 5日(土))

 昨年も登った矢倉岳に同じコースで登りました。
 前回の記憶としては、6mを運用したけど3局くらいしかQSOできなかっったことと、最後の登りが結構きつかったことです。
 この暑い時期に登る山ではないと思いますが、曇っているし、山頂は霧がかかっているのできつきないのではないかと勝手に想像して、スタート!前回の記憶も有り、結構余裕で歩けました。記憶では最後の登りがきつかったのですが、実際に登るとそれ程たいしたことはありませんでした。





 

 山頂は、霧。周囲は見えるものの景色は全く見えません。
 いつものFT-817とデルタループで運用開始。今回は、結構呼んでもらえました。
 50MHzのAMでも久々にQSOでき、430MHzのSSBでもQSOできました。
 全部で27QSO。前回は何だったんでしょうか?
 
 十分満足して余裕で下山しました。

下山途中 矢倉岳を再確認
 
行きは、他の登山者とは全く会わず、しばらくは山頂を独占していましたが、しばらくして何組かとお会いし、帰路では数組とすれ違いました。
 近場で楽しいSOTAでした。