2017年12月17日日曜日

真鶴のおよそ最高点から(2017年12月17日(日))

 天気の良さそうな日曜日ですので、懸案であった婆娑羅山に出かけようかと思っていましたが、いろいろな用事が少しずつあり、結局SOTAの運用を諦めました。でも、少しは移動運用したいと思い、以前も出かけたことがある真鶴町の出かけられる限りの最高点と思われる林道に向かいました。車を置いて40分程度歩きます。小田原市との境になるこの場所では以前430MHzのFMを運用したことがありました。あと少し先に進めば1エリアに対するロケーションは良くなるのですが、そこは小田原市になってしまうため、ここで我慢です。
 FT-817にいつものデルタループをセットして6mSSBを運用しました。



 
バンド内は比較的静かでしたが、CQを出すとボチボチ応答いただけて、1時間程度で10QSOできました。初めのうちは日が出ていて暖かかったのですが、そのうち日が陰り寒くなってきました。最後にAMでCQを出していたOMさんにお相手いただき、久々にAMでQSOできました。でもやはり、817のAMは変調が汚いようでSは振っているようですが、コールをとってもらうのに時間がかかりました。
 ともあれ、SOTA以外でも最近は担ぎ上げでないと納得できなくなってしまいました。
 ※ 本当は、「担ぎ上げ」という言葉じたい好きではないのです。それが移動のデフォルトとなりつつあるので。。。

懸案の大男山(2017年12月16日(土))

 伊豆半島のSOTAの山を巡っている中で北側はほとんど登りましたが、一つだけ取り残している山がありました。それがSO-165大男山です。207mの低山ですが、登頂記録がほとんど無く、見つけた記録が藪山登山で有名な方のサイト。どうも山頂は狭く、ろくに表示も無い様です。また途中に竹藪があり、数カ所で道がわからなくなり、道なき道を行く覚悟が必要の様です。また、確かに周囲に比べてはピークなのですが、箱根や伊豆半島の山々に囲まれており、VUでの電波の飛びも期待できません。もう少し海側であれば静岡側の局とのQSOも期待できるのですが…
 そのような状況から後回しになっていました。草の生い茂る真夏よりも冬場に行こうと思っていましたので、今回重い腰を上げて、この山に挑戦しました。
 スタート地点は、お墓。途中石切場跡もあるようでなんとなく気味が悪そうなのもこの山を後回しにした理由の一つです。お墓は、それほど怖いと思いませんが、廃墟となった石切場ややトンネルはどうも好きになれません。
 出発前に念のためヤマレコでこの山を再度検索してみました。すると以前は見つからなかった登頂記録が出てきました。それによると私が想像していたよりも登山道は改善されているように思えます。多少の期待を持ってスタート。

 お墓の前に車が駐車できるとのことですが、そのお墓の入り口が少し分かり難くて、何度も行ったり来たりしてしまいました。歩き始めて直ぐに伊豆循環道の桁下を通ります。この下が既に水でぐちゃぐちゃしており、暗くて雰囲気が良くありません。

 
でも、草に覆われながらも道ははっきりしています。さらに小さいけれども最近取り付けたであろう大男山登山口の表示もされていました。


 登山道は谷に沿って進みます。日が当たらず、あまり気持ちのいい道ではありません。本当に道なのか、雨水が流れる枯れた沢なのか疑いながら進みますが、登山口の表示にあった青いテープが付けられており、この道で間違い無いことを確信しました。
 しばらく進むと竹藪の中を進むようになりました。道は広くはっきりしているのですが、枯れて倒れた竹が道に覆い被さっている箇所に度々直面しました。1本の竹ならくぐるか、またげば良いのですが、そのうちに何十本もの竹が覆い被さって道を塞いでいる箇所に出ました。ザックを下ろして這いつくばって進んでみたもののその障害を越えることができず、ついに諦めて登山道を外れて迂回しました。何とか迂回に成功したのですが、そこから先の道を見つけることができなくなってしまいました。

 スマホに以前登られた方のGPSの軌跡を入れていましたので、多分こっちだろうという方向に向かって藪漕ぎ開始。笹藪に比べれば見透しが効く分良いとはいえ、勾配も急なので、なかなか大変です。立ち止まって先を見回すと、直ぐに山の尾根になっているようで、尾根のあたりからは自然林になっている様子がうかがえました。とにかく尾根に上がってしまえと!と一気に尾根に。やはり、尾根にはなんとなく道らしきものがありました。この尾根伝いにとりあえず歩こうと進み始めて直ぐに念のため、この位置をマークしようと上がってきた場所にあった竹にティッシュペーパーを結びました。さらに写真を撮り、スマホで位置を確認してみて、本来のコースに対して、自分は逆の方向に進もうとしていることがわかりました。以前も尾根道でこういうことがありました。藪漕ぎをしているうちに方向を勘違いしてしまうことがあるようです。
 獣道のような道を尾根伝いに歩くと、どうやら本来の登山道に合流できました。
 ここから先も竹藪ですが、比較的歩きやすい道で頂上直下までは快適に進むことができました。


地図で見ると登山道が切れている付近でやはり道が無くなりましたが、なんとなく踏み跡が高い方に向かって続いています。例の青いテープもあります。このテープに従って、登っていくと程なく山頂に到着。三角点は、大きな岩の上に設置されていました。ここに小さい山頂を示す表示がありました。木々に覆われて眺望は良くないのですが、周囲の山に比べ明らかにピークとなっていることが木々の間からわかります。

 
 
他の方の登山記録写真から想像していた山頂は、急なピークがあり周囲に十分なスペースが無いことでしたが、頂上の北側にはややなだらかなスペースが広がっており、ここに7MHzでワイヤーダイポールを設置することができました。少しSWRが高めでしたが、7.150MHz近くに空いている周波数を見つけCQ。ツイッターやSOTAにSPOTしましたが、応答はありません。

 
 
しばらく、頑張ってCQを続けていると、おなじみの方から応答がありました。でもいただいたレポートは41や31など、あまりよく飛んでいない様です。何とかQSOをさせましたが、かなり厳しい状況です。(応答していただいた方々、ありがとうございました)
 しばらく粘って3QSOまでできましたが、その後が続きません。
 CQを諦めて、呼びに回りました。どうも聞こえるのは4エリア、少し7エリアが聞こえ始めているという状況です。CQを出し始めた局を狙って3QSOできました。59+で入感してくる局はライバルが多いと思っていましたが、電離層の状態で今相性がいい局とも言えるようです。相手からも59のレポートをいただけました。
 このころになって急に風も強くなってきたため、CL。
 さて、問題の下山です。特に頂上から明確な登山道に出るまでは慎重に下山しました。明確な道が無いために落ち葉が積もっていて滑る上、やはり道が分かり難くなっています。それでも例の青テープのおかげで難なく、登山道まで降りることができました。
 順調に下っていくと、登りで道を見失った箇所に出ました。ちょうど進行方向が変わる箇所で下りでは明らかに道がわかりますが、登りではみである事に気づかなかったようです。再び、この倒竹の障害を回避すると、その後は難なく下山できました。 
 結局のところ、倒竹で道が塞がれているところさえ注意すれば特に難しい山では無いことがわかりました。ただし、今回50MHzや430MHz少しワッチしてみましたが、ほとんど聞こえずVUの電波の飛びは思った通り期待できません。
 また、帰りの後半、他に沿いを下っているときにGPSの表示が乱れまくりました。狭い谷沿いでは衛星の位置によっては、こういうこともあるのだと実感しました・

2017年12月11日月曜日

さつきの郷の丘から(2017年12月10日(日))

 土曜日は仕事があり山には行けず、日曜日はどうしようかと、悩みながらもバッテリーの充電をしていました。残した仕事や雑用があったため、今回は思い切って中止!と決めました。朝食を家族でとっていると、「今日は山行かないの? 具合が悪いの?」と心配されてしまう始末。いよいよ土日は、私が山に行くことが家族の中でも習慣化されてきたようです。
 雑用をこなして、午後になると、あまりにも天気が良いのに家にいることを後悔し始めました。
 それならばと、15時を過ぎてから近くの山に移動することにしました。せっかくの日曜日。違法局もいないでしょうから、430MHzのFM、C4FMをやることとしました。
 車を止めて、車の中から運用すればいいのですが、どうもそれでは満足できそうにありません。すっかりSOTA病です。
 家から30分くらいで行ける湯河原町のさつきの郷に出かけ、本来出れば最も高度の高い駐車場で運用するところでしょうけど、その手前にある高度は多少低いけど、やや東側で関東平野の北西部も少しは開けているかと思われる丘の上に向かいました。この丘の上は直下に駐車場はあるものの3分程度は歩いて行かなくてはなりません。
 小さなザックを背負って、両手にアンテナなどを持ち、広い丘の上に上がり、できる限り海側に陣取りました。
 天気は良く、日も差しているのですが、やたらと風が強く、三脚を支えていないと風で倒れてしまいそうです。事実、1回倒れました。そんな強風の中、久々に7エレループをセットしてFT-2Dで運用しました。



 はじめにFMでCQを出している局に応答し、ちゃんと電波が飛んでいることを確認した上で、C4FMでCQ。4局にお相手いただきました。再びFMに戻り、CQを出している局に応答し、8QSOを達成。この頃には、山の向こうに日が沈み、急激に暗くなってきていましたので、CL。撤収して帰宅しました。

 やはり、週に1度は移動運用しないと(それもモービルからではNG)ダメな心身となってしまったようです。
 
 

2017年12月4日月曜日

大札山(2017年12月3日(日))

 折角の晴れの日曜日。連続でSOTAをしようと企んでいますが、どこに行くか決められないでいました。お仕事もたくさんあるし、今日は出かけず家でおとなしくしていることも選択肢としてありましたが、絶好の行楽日和になるというラジオの声に出かけることに決定。

 考えていた候補としては、以前より気になっていた「大札山」。これは川根本町と浜松市の境。
 あとは婆娑羅山こちらは下田市と松崎町の境。しかもまともな登山道なし。
 さらに大男山(伊豆の国市)。近いけど、低山でこれは完全に藪山。

 どれもいつかは行こうと思っているのですが…

 なんとなく道なき道を行く元気がなく、遠いけど以前から関心があった「大札山」に出かけることとしました。新東名を静岡SAの次で降りればいいのだと思い込んで行き、降りて直ぐにナビをセットすると2時間という時間が表示されビックリ。山間を走っている新東名はインター1つづれただけでもずいぶん遠回りになることがあるようです。とにかく下道をひたすら走って登山口に到着。林道と言っても完全な舗装路で車のすれ違いも、あまり気にならない道で登山口まで到着。グーグルのスリートビューがここまであるわけだ。


 ここから大札山の山頂までは、35分という表示。SOTAのポイントはそれより少し手前にあるピークです。でも折角だからとりあえず大札山の山頂に立ち、その後尾根伝いにSOTAのポイントに行くことにしました。部分的には急な道や工事用の足場が設置されている箇所もありましたが、ほぼ予定時間で大札山の山頂に到着。流石に1000mを超える山からの眺めはご機嫌です。富士山や伊豆半島もはっきり見えます。


 ここから尾根伝いに5分位歩いたところがSOTA JA/SO-136のポイントのようです。GPSで探ったのですが、どうも最も高そうな場所とGPSの位置表示は整合するのですが、測量杭などは見つかりませんでした。その代わり50m位離れた場所にコンクリート杭がありました。とりあえず、ピークに近いところに陣をとり、お店を広げました。時間的には、既に11時近くになってしまっていました。7MHzを運用するつもりでしたが、ツイッターから今日は7MHzのコンディションが優れないとの投稿がいくつかありました。そこで430MHzから運用をすることに。でも、アンテナはRH770位しか持ってきていません。これをスタンドに着けてFT-2Dのスイッチを入れましたが、バンド内は静かで1つ2つ位しかQSOが聞こえません。改めて、アンテナをチェックしたりしましたが、ちゃんとしているようです。
 そこでCQ。何度かのCQで応答がありましが、Sが振り切るほどの強さ。その後もCQを続け、何とか4局以上を達成しました。


 これで帰ってもいいのですが、折角1000m以上の山にいるのだし、デルタループも817もあるので6mに移動。こちらは思っていたよりも何局かの声が聞こえます。
 その中で弱いけど、/7の移動局を発見。誰も呼んでいないようなのでコールすると直ぐに撮っていただけました。51/51でしたが、QSO成立。その後、CQ。ツイッターにもUPしましたが、呼んでいただけるのは千葉や横須賀方面の局だけです。どうもそれよりも西側には届いていないようでした。ところが最後に三重県松坂の固定局からコールがあり、数は少ないものの山岳移動の醍醐味を味わうことができました。
 勝手に満足して12:30頃には下山。この周辺には他にもSOTAの山があるので、またこの辺に来るのだろうと、周囲の様子を目に焼き付けて帰路につきました。
 帰りに再度ナビをセットすると2時間30分程度で帰れるとの表示。ほんと? でも実際にその程度の時間で帰ってくることができました。

 430MHzFM FT2D 5W RH770:6局
 50MHzSSB FT-817 5W デルタループ:7局

陣馬山へ(2017年12月2日(土))

 天気の良い土曜日さあ出かけるぞ!と思ったものの二度寝をしてしまいました。
 前日まではっきりとどこに行くのか決めていなかったのですが、起きてからははっきりと陣馬山に出かけようと決めました。この山は、ロケーションが良さそうで、特に伊豆半島からは大山の陰になってしまう埼玉県方面に開けていそうです。
 6mを運用するぞ!と決め、1Wでも十分できると考え、NTS620を持って出かけることとしました。一応、430MHzにも出られるように、そしてC4FMでも行けるようにFT-2Dも持ちました。
 陣馬山へのアプローチはいくつもあるようですが、和田峠の有料駐車場に車を止めれば20~30分歩くだけで山頂に立てそうです。今回は安易にそれを実行しようと出かけました。携帯のナビをセットし、西側より和田峠を目指していると、崖崩れのため和田峠方面通行禁止の看板が…。和田峠の駐車場までは行けるのでは無いかと、しばらく進行次に出てきた看板には詳しく書いてあり、和田峠の駐車場まで行けないことが判明しました。
 しばらく考え、反対側の東側から和田峠の駐車場に向かうことにしました。ナビは遠回りで和田峠駐車場に行くことを納得してくれないので、東側のルート上の適当な目標を指示して、再スタート。ナビが高速道路に乗ることを指示していましたが、無視して下道を走行。実はこれがかなり時間がかかるのです。なんと言っても、山の反対側に行くのですから。結局途中から高速に乗り、和田峠の駐車場に無事到着しましたが、1時間以上ロスしてしまいました。


 ところで駐車場に向かって山道を進行中にとんでもないことを思い出しました。NTS620の予備の乾電池を持ってくるのを忘れてしまったのです。この無線機は、確か越前岳に持っていた時に新品の電池を入れて2時間くらい運用したままです。決して十分な量が残っているとは思えません。せっかく、6mをメインに運用しようとしたのに、ブルーな気分です。もう周りにコンビニもないし、戻るのも時間がかかるし…土曜日だから430もQRMも多いだろうし…
 
 駐車場で準備を整えて、登り始めましたが、直ぐによくある山道の階段で直ぐにゼーゼー。まだまだ運動不足です。それでも30分かからず山頂に到着。既にたくさんの人がいますが、広々した山頂で十分にスペースはあります。しかし、うかつにテーブルに長居をして無線をしていると売店の人に怒られるという話を聞いていましたので、売店の管轄外でありそうであまり目立たない場所を見つけ、お店を広げました。西側の通りが悪くなりますが、この際西側は諦めることとしました。それでも山頂の表示からは水平距離で50m以内の場所です。


 実は、この場所探しをしている間に売店で単3電池を売っているのを発見。ちょうど4本分しか無かったので迷うわず購入。観光地化したこの山の山頂も今回だけはありがたく思いました。
 デルタループを設置して、直ぐに越前岳からCQを出しているBWG局を確認し、応答。1発で撮っていただきました。
 その後、CQ。切れ目無く呼んでいただき、10時から11時20分くらいの間で34局にお相手いただきました。さらに折角だからと430MHzのC4FMでCQ。4局とQSOできましたが、やはり土曜日は違法局のQRMが酷くて駄目ですね。
 お湯を沸かしてコーヒーを入れて、サンドイッチの昼食を食べて、12:30頃には下山しました。

 なんと結局NTS620は電池交換なしで運用できました。恐るべし。。。
 

2017年11月28日火曜日

SOTA JA/SO-080 2017年11月26日(日)

 早くから日曜日は、雨の予報が出ており、土曜日は用事があったため、今週の山行きはお休みかと考えていましたが、雨は日本海の方に行ってしまったようで、日曜日も晴れる様子。それならば、と思って見たものの、仕事が思ったより時間がかかり、土曜日の夜は飲み会もあったので、日曜日はすっかり、寝坊してしまいました。6時頃目が覚め、近場で行きやすいところに行こうと、以前から地図とにらめっこして狙っていた蒲原の山に行くこととにしました。SOTA JA/SO-080 名無しの山で三角点の名前もないようです。598mというソコソコの山で付近のそれより低い山には名前があるのに変な感じです。
 グーグルマップでは山頂近くまで道があるようですが、実際のところどんな道なのかわかりません。とりあえず、グーグルマップ上の最も山頂に近い場所をマークし、ナビゲーションさせて、車を進めました。
 ところが、山頂に近ずくにつれて、工事看板が多くなり、通行止めが予告されています。迂回路の表記もあるのですが、もとより複雑に入り組んだ道でどう迂回すればいいのかよくわかりません。ダメなら歩けばいいいと腹を決めて細い道を前進。ところがやはり工事のため通行止め。流石に日曜日は休工のようでしたが、歩いて通るのも少し憚れるような状態でした。その上、まだかなりの距離を歩く必要がありそうなので、もう一度広い範囲で地図を見直して、自分で細かく目標を設定して、車を進めました。またまた、このまま進んで大丈夫だろうか?という道を走りながら、どうにか山頂近くの展望台と呼ばれるところに到着。国土地理院の地図と現地の案内図を見比べましたが、どうもよくわかりません。さらに少し先に進んで地図通りの登山道があることを確認した上で展望台と呼ばれるところに車を停めて歩き始めました。
 
 山道は意外と整備されていますが、結構急な階段で、直ぐに汗がにじんできました。20分くらい歩くと、杉林の中に明らかに周辺よりも高いピークを確認。GPS で確認しましたが、間違いないようです。しばらく三角点を探しましたが、どうしても見つけることができませんでした。
 
 全く展望のない山頂で、早速、7MHzのワイヤーダイポールを張りました。今回はSWRが高く出ましたが、エレメントの先を多少短くなるように折り曲げることで、直ぐにSWRは落ちました。
 
 沢山の局が聞こえて来ます。ところが空いている周波数でCQを出しても全く応答がありません。それどころか、全く同じ周波数で被せてCQを出されてしまう始末。ツイッターで周波数をUPしても、聞こえない!との返答が来ます。しばらく粘ったのですが、諦めて430FMにQSY。
 ぼちぼちと呼ばれ、なんとか4QSO をクリア。それでも近場からしか呼ばれません。SSBでもCQを出しましたが、不発。なんとなく悔しくて普段あまり出ない144MHzのFMでCQ。地元富士市の局と繋がれました。やっぱり、木の枝に付けたホイップ(RH770)ではダメかあ。
 ここに来た時には、ほぼ無風でしたが、だんだん冷たい風が吹いて来て、体が冷えて来ました
50MHzではどうなのかと思い、7MHzのダイポールでバンド内をワッチしていると、JI1TLL局が矢倉岳山頂からCQを出しているのを発見。急いでポケットダイポールを用意して、左手に持って呼びました。直ぐに拾って頂き、s2sができました。
 そのまま帰ろうかとも思ったのですが、せっっかく7MHzのダイポールを張ったのにオケラは面白くないし、本当にまともに電波が出ているのか、気になり、7MHzに戻って、CQを出している局を呼んでみました。
 コンディションは近場が開けており、千葉の局と59 59でQSOできました。気を良くして、再びCQ。神奈川県内の移動局2局とQSOでき、満足できました。
 来た道を下山し、車の近くの見晴らしいい場所でお湯を沸かし、カップラーメンを食べて帰宅しました。

2017年11月23日木曜日

暗沢山(SOTA JA/SO-095)から(2017年11月12日(日))

 伊豆半島南部で未登頂のSOTAの山を狙って、SO-095 (540m)に出かけました。
 ここも山頂付近に電波塔があり、そのメンテナンスのための道があるようです。また、山頂付近は南伊豆町と松崎町の境となっています。どちらもレアな感じで7MHzでは期待できそうです。

 山頂に向かう道を携帯のナビに入力したのですが、なぜかルートを検索してくれません。諦めて現在位置を確認しながら自分で山頂に向かう道をたどりました。山頂にはNTTと静岡県の中継所があるようですが、門などはなく、ほぼ山頂近くまで車で進むことができました。道も一部はダートですが、多くは舗装路です。しかし、突然中継所のメンテナンスの車と鉢合わせてしまい、私は100m位バックで後退する場面もありました。
 中継所近くに車を停め、三角点を探しに荷物を持って歩きました。5分も歩かないうちに三角点を発見!そこには暗沢山という山の名前が書かれていました。


 そして、遠くに富士山と駿河湾が見える素晴らしい景色。こんなに見晴らしがいいとは意外でした。

 木製のベンチも2つありますが、ほとんど人が訪れていないような感じがします。それでも周囲の草は刈ってありますので、なかなかご機嫌な場所です。とはいっても、山ですからところどころに大きな窪みなどがあり、油断をしていると足を取られます。


 一つのベンチ(まだ今朝の雨で濡れている)にシートを掛け、それを机に無線機を置き、木の枝を利用して7MHzのダイポールを張りました。給電部は垂れ下がらないようにタモで持ち上げるいつものやり方です。
 早速、7MhzでCQ。ツイッターやSOTAにSPOTしました。直ぐにRQOさんから声をかけていただきました。その後、ぼちぼちという感じでしたが、急に1エリアが開け始めてJA1VVHさんからの強力な信号が入感。その後、テンポ良く、QSOすることができました。JA1VVHさんがクラスターにも上げてくれたようです。
 結局、23QSO。途切れたところで、50MHzにQSY。いつものデルタループを設置しましたが、あまりバンド内は、賑やかではありません。それでも2エリアの4局とQSOできました。さらに430MHzFMにQSY。ホイップアンテナであったためか、ここでもバンド内は静か。新東名を走るモービル局とQSOして、それ以上は粘りませんでした。


 景色がいい割には、VUではあまりQSOができなかったという印象です。やはり、伊豆半島の西側であり、1エリアにはあまり相性が良くないようです。


 ちょっと早いお昼ご飯と言うことで、お湯を沸かしてカップラーメンを食べましたが、寒いのと風邪が出てきて、なかなかお湯が沸きません。もう秋を通り越して冬の入り口に来たことを感じました。

 
 
 

2017年11月18日土曜日

2017年11月16日(木)葛西臨海公園の観覧車から

 仕事で葛西臨海公園とその周辺を一人で下見をしていました。ちょうどお昼になって見るべきところを見終わって、食事をするか帰るかと迷っていたのですが、お昼休みだから、430の違法局の影響も少ないだろうと、公園のベンチに座り、ID31に長めのホイップを受けてCQ!でも応答なし。
 
 サブちゃんはすぐに見つかったのに応答なしということはロケーションが悪くて飛んでいないようです。確かに木々に囲まれているし高速道路の高架橋は近い。などと周囲を見回していると、観覧車が目にとまりました。あそこならいいかもしれない。平日でもちゃんと動いている!
 
 そんなわけで、観覧車の乗り場に急行!ガラガラに空いています。ツイッターで観覧車から出ることをツイート。乗ってすぐに、CQの準備。さっきまで使っていた周波数で再度チャンネルチェックをかけると、弱く、使っていますとの声が、律儀に周波数を変えて、チャンネルチェック!どこもかしこも使っていますとの返答。でも交信していないし、いかにも違法局。その間、どんどんゴンドラは上昇。
 
 結局元の周波数で、サイドチャンネルチェック! 返答が来る前にお借りします!と言ってCQ 。直ぐに正規局から応答あり。観覧車からであることをつたえ、直ぐに更新終了。QRZ!
直ぐにお声がけかかりました。そんなんで、短いQSOながら6QSO したところで、13時を過ぎたところで違法局のQRMが強くなり、ゴンドラも地上に近づいて来たためCLとなりました。
 
 
 一周約15分で700円。117円/QSOかあ〜。
 ついったを見てまだ待機していてくれた局もいたようで申し訳ありません。300円くらいならもう一周したのになあ〜。で13時過ぎたから違法局のQRMで更新できないだろうなあ〜。

2017年11月14日火曜日

2017年11月12日(日)JA/SO-107で7MHz

 前日の土曜日は、法事のため日帰りで岐阜まで出かけていたため、日曜日にどこの山に行くかを決めていませんでした。どう見ても絶好の行楽日和となりそうな天気予報の出ている日曜日ですから、高い山に出かけることを考えるべきでしょけど、なんだか疲れがたまっていて近場に出かけよう考えだしました。伊豆半島の先端はまだ制覇していないんで、近いうちにでかけようと思っていました、伊豆低山は意外と道に迷いやすく危険なことは既に経験済みです。薮漕ぎの必要な山はもっと冬になり、植物が枯れた後の方がいいだろうし、どこか確実に登れそうな山はないかと探していました。
 そこで見つけたのが、SOTA JA/SO-107 名前のない山です。ピークの三角点にはサカガワムラという名前がついてるようです。登山道もなく、登山記録も見つかりませんが、地図には山頂付近まで道が書かれています。山頂付近には電波塔が書かれており、その建設とメンテナンスのための道があるようです。しかし、その道を通行できるかは別問題です。
 標高は459m 東側には開けているようですが、大雑把に地図で確認すると、横浜あたりも山の陰になりそうな感じで、V/Uでは千葉県の局頼みになりそうです。それならと今回も7MHzを運用することを考えました。もちろん、50や430も。それでも荷物を減らすため、無線機はFTー817と緊急用にID31としました。
 
 山頂に向かう道はナビの案内で直ぐにわかりましたが、直ぐにダートになりました。轍が深く、またパンクするのではないかという気持ちから、ゆっくり走行。しばらく走ると、広場のようになっている箇所がありましたので、そこに車を止めて、歩くことにしました。まだまだ車で進めそうでしたが、道が濡れており、落ち葉も多く、万が一動けなくなってしまうより、歩こう!と思ったのです。
 
 歩きだししばらく行くと、道の勾配はきつくなり、やっぱり車を置いて来て正解だと確信しました。まあ、気をつけて走れば四駆でなくても走れるのでしょうけど。30分ほど歩き、汗を書き出した頃、電波塔が登場。山頂付近に到着しました。結局、最後まで規制はなく車で上がれるようです。
 
 道の終わり付近の多少広い場所で運用することを考えましたが、やっぱり三角点を確認しなくてはと、周囲を見回し一番高そうなを方を見ていると茂みに人の歩いた跡があることがわかりました。そのあと追うと直ぐに三角点が見つかりました。
 
 
 誰も来そうにないので、この杭の横でお店を広げることに。木の枝と近くに立っていた電柱の支線を使って、7MHzのワイヤーダイポールを設置。給電部は、タモを使って、4m程度持ちげました。SWRは少し高めでしたが、下の方に同調していたため末端を少し折り返してあげることで簡単に下がりました。
 
 バンド内は、結構賑やかで空いている場所を探すのが大変そうです。とりあえず7.150付近でCQを出している移動局にお声がけ、ちゃんと電波が飛んでいること確認しました。その後、空いている場所を見つけて、CQ。送信しながら、ツイッターやSOTAにセルフスポットしました。
 次々にSOTAの同士からお声かけてもらいました。SWIさんとs2s を楽しんでいると、突然ものすごい強いDX局の混信があり、QSOできなくなりました。少し下にQSYしましたが、QRMは解消せず、さらに下に逃げましたが、ダメです。どうも変なのですが、同じ局が私たちを追いかけてQSYしてくるようなのです。どうやら、DX局というのは、DXのQSOを録音して流しているいたずらのようです。私たちがQSOを諦めてしばらくすると、消えてしまいましたし、元の周波数に戻っても空いていました。
 気を取りなおいして、更に上の方に逃げて再びCQ。結局1時間半くらいの間に21局にお相手いただきました。このうち、s2s が3つもありました。
 応答がなくなったところで144に行って、CQを出しているUPL局を探しましたが、相手局は聞こえましたが、UPL 局は聞こえず。
 更に430に上がりましたが、バンド内はほとんど何も聞こえず、6mにQSY。いつものデルタループを設置しましたが、やはりバンド内はあまり聞こえず、なぜか50.255でSメーターが振りきれるし、アンテナ方向によっては激しいノイズを拾います。ひょっとすると、近くの中継局の影響でしょうか?
結局、50や430ではオケラのまま店じまい。歩いて来た道を下りました。
 50と430は課題ですが、7MHzで多くのSOTA仲間とQSOできてとても満足なアクティビティテーションでした。

2017年11月6日月曜日

ダイラボウ(2017年11月5日(日))

 SOTAの静岡の山のリストを見ていると、ひときわ目立つのが「ダイラボウ」という山。大抵は感じで〇〇山とか△△岳という名前のところにカタカナで「ダイラボウ」とても目をひきます。少し地図を見てもあまり登山道らしきものは見つかりません。しかし、先日この山の直ぐ近くにお住まいのJA2SIIさんとお会いしたところ、ロケーションがよく、頂上近くまで車で行けると聞きました。以来、狙いを付けていた山です。
 ブログ等を探していると、頂上付近には広場が有り、かなり眺めが良く、密かに夜景を見れるデートスポットにもなっているようです。しかしアクセス道路とその広場、そして肝心の山頂との関係がよくわかりません。
 とにかく、山頂近くの道路目指して出かけて行きました。細い道を走っているとダイラボウ山頂の表示があり、さらに走って行くと山頂へ登山道と思える表記と道がありました。しかし、その車道はさらに奥に向かって続いており、標高も高くなっていくようです。そこでもう少し車を走らせるとしばらく先で今度は下りに転じました。そこで先ほどの登り口の近くに戻り、駐車して仕度を整えました。


 「どうせ山頂は直ぐなんだから…」と登山靴に履き替えることもせずに、気軽に林の中に入ってしまいました。しばらく歩くと、「山頂まで700m30分」という看板が現れました。どうやら結構ちゃんと歩かなくてはならないようです。ちゃんと登山靴を履いてこなかったことに後悔しました。しかも、さらに「熊注意」の看板まで登場。認識の甘さにさらに後悔。


 それでも20分位歩いたところで突然三角点が登場。何やら近くに看板がありますが、壊れていて記載内容もわかりません。地形から見てもどうもここが山頂の様です。GPSで確認したところ間違えありません。周囲も狭くてお店を広げるのも大変です。やっぱり山頂と広場はかなり離れているんだと思いました。


 確かに静岡市の市街地が一望できるようですが、周囲に木々の枝があるため決して絶景とは言えません。あくまでもSOTA運用だからとこの山頂近くに陣取り、今回は7MHzのフルサイズダイポールを木と木の間に設置しました。といっても斜面ですからエレメントがたれてしまうので、給電部をタモで持ち上げ、IVというのか半傾斜型DPのような設置になりました。他の登山者が来た場合、ちゃんと通行できるように気をつけて陣を取り、FT817の5Wで7MHzSSBの運用を開始。SWRは817のSWR測定で全く針が振れません(7.13MHz付近).。本当かな?と思い他のバンドで測定するとちゃんと高い値となります。



 コンディディションは良いようで、7.100より上でもなかなか空いている周波数を探すことが難しい状況でした。なんとか7.150付近で使えるところを見つけ、CQ。同時にツイッターやSOTAのSPOTにUP。直ぐにRQOさんから応答を頂き、QSO成立。しかし、QSOの途中に急激にコンディションが変化して、はじめ59+だった、RQO氏のSも57に。。・私の信号も取りにくくなっていったようです。逆に言えば、ギリギリのタイミングでQSO成立。その後も4エリアから呼んで頂きました。しばらく、応答がなく、空振りをしていると今度は7から続けて応答がありました。さらにこの山を教えてくれたSII氏からも応答。
 結局6QSO。まだまだ時間はあったので、粘れば良かったのかもしれませんが、なんだか満足してしまい、7MHzはCL。その後430MHzの5エレ八木を設置して、バンド内をワッチしましたが、あまりたくさんの局が聞こえません。違法局も聞こえないのでは良いのですが、どうもあまりQSOできるような気がしません。事実、少しだけSSBやFMでCQを出してみましたが、応答なしでした。
 とりあえず、4局以上のQSOはできたし、撤収となりました。撤収していると直ぐ下の方で人の話声が聞こえます。撤収を済ませて声のする方に向かう小道を見つけ歩いて行くと、広場に出ました。やっぱり山頂と近かったのです。来た道を引き返し、車で先ほど引き返してしまった道をさらに先に進めると、ありました広場への入り口が。車を停めて改めて広場に入ると、確かに広場には車は入れませんが、5分も歩かずに頂上から25m以内のエリアに行くことができます。しかも、湖からは、先ほどの三角点のところとは全くことなり広い眺望が開けています。ただし、北西側は、山頂を背にしてしまうため、多少不利になるでしょう。十分な広さがあるためパラグライダーを楽しむ人の発着所になっているようで、数機のパラグライダーが空を舞っていました。


 普通なら、ここでもう一度運用をやり直すのでしょうけど、今回はとりあえず満足してしまい、お楽しみは次回ということにしました。それでもGPSで標高を確認し、最適な運用場所を探すことは忘れずに実施してきました。

 

三ツ峠山(2017年11月4日(土))

 週末に2回連続で台風となり、移動できなかったため少し高い山に出かけたくなりました。できればNTS620をまた、使用してみたいのです。そこで選んだのが、三つ峠山。この山には2回登ったことがありますが、いずれも東側の大月線三つ峠駅付近から登るルートでした。西側から登るルートもあり、頂上下にある山小屋に物資を運ぶために車両で登れる道があることを知っていましたので、今回はこちらのルートから登ることにしました。


 4時に家を出発。ちょうどあたりが明るくなる頃に登山口の駐車場に着きました。既にたくさんの車が駐車しています。私は、車両の通る道とは別に登山道もあるように他の人のブログの写真を見て、勝手に思っていましたが、山小屋までのほぼ全線が車両も通れる道です。といっても、道幅は狭く、勾配はきつくて石がゴロゴロしており、とても普通の車両で走ろうなどとは思えません。

 

 天候はとてもよく、マイペースで歩いていたのですが、7時40分くらいには山頂に到着。既に他の登山者がいました。頂上は狭いので少し下っての運用を考えたのですが、あまり条件の良い場所を見つけられず、頂上付近の端っこで木の枝が伸びている下の通行の邪魔に成らないところに陣取り、スタンドでポケットダイポールを上げました。小枝がエレメントにふれるような位置にしか上げられませんが、以前、越前岳ではこんな感じでも結構QSOできましたので、これで行くことにしました。NTS620でバンド内をサーチしましたがあまり強い局が聞こえてきません。CQを出しても空振りの連発。やっと群馬県沼田市の移動局から応答がありました。その後も空振りの連続。アンテナの向きを変えてみると、少しよく聞こえるようになるのですが、その向きではエレメントの先が登山者にあたる可能性があるため、NG。タモで思い切り高く上げれば行けるかもしれませんが、今日は持っていません。デルタループの方がかえって邪魔にならないかもしれないと思いながらも、既に人が数名いる山頂付近で設置するには気が引けました。
 50MHzを諦めて、430MHzに変更。スタンドの先にRH770を付けてDJ-GでCQ。直ぐに応答があり、37局とQSO。それでも土曜日であるため、違法局のQRMに悩ませられました。
 さらに山頂付近は人が多くなってきましたので、アンテナを片付け、最後にホイップアンテナ直付けで1200MHzでCQを出してみましたが、こちらは応答なし。11時前に下山開始となりました。


 ちょうど下山ルートの中間点にあるベンチで昼食をとりながら430MHzを聞いていると、櫛形山の山頂からQRVしている須崎さんの声が聞こえてきました。これに応答し情報交換。山頂からの私の交信を登りながら聞いていたとのことでした。
 紅葉し始めている木々の間を通る道を下っていると、山小屋に物資を運ぶジープと出会いました。道の端によけてその通行を見ていましたが、ゆっくり走っているのですが、車体が大きく揺れ、つづら折れを何度か切り替えしながら登っていくのは、なかなか大変そうでした。


 以前から思っていましたが、ここの山小屋に一度泊まってみたいです。富士山をバックに星空が見たいのです。


2017年10月12日木曜日

SOTA JA/SO-108 葛城山 (2017年10月 9日(月祝))

 仕事が溜まっているので、月曜日は仕事をしなくてはと考えていましたが、晴天の休日にやはり我慢できなくなり、近場のSOTAの山を探しました。
 葛城山は、我が家から登り口まで車で1時間くらいで行ける山でゴンドラでほぼ頂上まで登れてしまいます。しかし、私自身一度も行ったことはありません。アクティビテーションは既にIHV局が実施済みです。
 1時間だけ運用して、帰ってきたら仕事!と割り切って出かけました。高さ的には中途半端で1エリアに良好に電波が飛ぶとも思えないので、簡単に430FMだけの運用を考えましたが、NTS620とポケットダイポールは一応持っていきました。

 ゴンドラを降りて、5分も歩けば頂上です。スタンドにRH770を設置して、バンド内を聞いてみました。

 結構たくさんの局が聞こえますが、大部分は違法局です。皆さん祭日もお忙しいようです。それでも祭日だけあって空いているチャンネルはあります。CQを出してお呼びいただいた方とのんびりQSO。4局でき、その後呼んでくる局もいないのでCL? いえどうしても6mの感じを知りたくてダイポールを手に持ってNTS620をつないでバンド内をワッチしてみました。カスカスのQSおが1つ聞こえただけでした。やはりここで6mを運用するのは難しそうだと感じて下山。1ポイント獲得でした。まだまだ、伊豆半島にはSOTAに登録されていても行ったことがない山がたくさんあります。残っている山はみんな6mの運用は難しそうです。

2017年10月8日日曜日

ヤマビルだらけの雨乞山SOTA JA/KN-021(2017年10月 8日(土))

 3連休の初日ですが、天気予報は、ずっと雨。でも金曜日の天気予報を見ていると意外と早くに雨は上がりそうです。土曜日の早朝、レーダーの降雨状況を見ていると、間違いなく昼過ぎには上がる様です。
 そこで急遽、遅い時間からでも登れそうな山を考えました。そこで候補となったのは先日登った城山の隣の山である雨乞山です。この山は429mでSOTAでは1ポイントの山です。たくさんのアクティビテーションの履歴もありますので、きっと、運用しやすい山であろうと考え、ルートを検討し始めました。
 大きく言うと2つのルートがあり、ダラダラ長い距離を登るか、短い急勾配を登るかです。はじめは急勾配の方に行こうとしましたが、雨上がりで滑りやすいことが予想されるため、ダラダラの長いコースで出かけることに決定。11時頃に家を出発しました。意外と早く12:30には登り口付近に車を停めて登り始めることができました。
 ところが、出発して20分くらい歩いたところにある急坂で何気なく、右足の靴下を見ると、黒い線状の物体がうごめいています。そうです。ヤマビルです。慌ててむしり取りました。左足も確認しましたが、こちらにはいないようです。
 程なくして山頂に到着。結局50分くらいかかってしまいました。

 山頂は、狭く展望もなく、さらになんとなくじめっとしていたため、少し行き超したところに荷物を下ろしました。シートを敷き荷物を広げ始めましたが、やはり足下が気になって仕方がありません。靴下付近を確認すると、また、ヤマビルが…3匹もいました。幸いまだ食われてはいませんでした。ところがズボンの裾をまくると中からさらに3匹が…そのうちの一匹は私の足にかみついていました。これらを蹴散らし、無線の準備をしましたが、足元が気になって仕方がありません。

 ツイッターでUPL局が50.230MHzでCQを出していることを知り、とりあえずコール。彼もこの場所でヒルの被害に遭ったようです。IHV局ともQSOしていただき、さらにその周波数を譲っていただけました。QSOが終わると直ぐに私を呼んでくれる局があり、3局目のQSO達成。4局できたら、もう帰ろうかと思っていましたが、どんどん、呼ばれてしまい、やっと途切れたところでQRTを宣言すると、再び呼ばれてしまいました、さらにコールは続き、嬉しい悲鳴です。結局、CQは出さずにQRZだけで30局もQSOしてしまいました。お呼びいただいた皆様、ありがとうございます。


 しかし、この間足元を見ていると地面から彼らが次々に沸いて出てきて油断をすると靴の上を張っています。これらと格闘しながらのQSOは、結構大変でした。
 撤収作業でも彼らを誤って連れて帰らないように慎重に撤収を行い、再度下半身を確認してから、下山を開始しました。
 ところが歩いていると膝のあたりになんとなく冷たいものを感じます。慌ててズボンをまくると、またしてもいました。さらに靴下にも1匹。びっくりして、その場でズボンを下ろして、下半身を確認。
 その後も少し歩く度に足元を確認すると何度か靴に彼らが取り付いていました。また、さらにズボンの中にもまた、一匹。なんだか、下半身がズボンと接している箇所の微妙な温度変化にとても過敏になってしまいました。
 車に戻ると、車内でズボンを脱ぎ、裏返して再確認。彼らがいないことが確認できました。最後に念のため、登山靴の裏を確認。靴底に挟まった土を落としていると、なんとまた2匹いました!

 なんだかゾンビ映画の主人公になったような気分でした。
 とはいえ、この雨乞山は通常、丹沢山系には数えられませんが、丹沢に隣接した山です。先日ヤマビルの被害にあって、直ぐに駆除薬であるヤマビルファイターを購入しておいたのに、それを使わなかったことは、私の判断ミスです。それでもあれだけの数のヤマビルは、ヤマビルファイターだけでは防げなかったと思われます。
 UPL局は、運用中上からヤマビルが落ちてきて悲鳴を上げたようです。幸い私は上空からの攻撃は無かったのですが、顔を首に取り付かれたら、即座に撤退ですね。
 実は、気がつかないうちに上半身にも取り付かれていたりして…
 今回わかったのは、本当に彼らの吸着力ってすごいです。なかなか剥がせません。

 電波の飛びはなかなか良いのですが、次回登るときには、季節を選ばないと…
 
 

 
 
 
 

2017年10月2日月曜日

静岡市高山SOTA JA/SO-065(2017年10月1日(日))

 SOTAの地図を眺めている内にSO-065の高山は、静岡市の自然公園になっているようで、比較的登りや易い山ではないかと考えました。そんな安易な考えで、今回は高山へ向かいました。
 新東名静岡SAから一般道に出て、ナビを起動すると到着まで一時間との表示が出ました。私は30分程度かと思っていましたので、少し驚きです。実際には一部渋滞も有り、1時間くらいかかってしまいました。渋滞というのは、山の中でです。この日、この高山の山頂をスタート&ゴールとしたトレールランの大会が行われており、その参加者の集合と重なってしまったのです。
 通り道のあちらこちらに案内/誘導の人が立っており、私をトレールランの参加者として扱います。そのたびに一般のハイカーだと伝えるのにうんざりしてしまいました。
 駐車場に続く道の一部もトレールランの大会のコースになっているようで、思った時間に車が出せなくなってしまう可能性を注意されました。なんだか、とても不愉快な気分になってきました。
 山頂へは駐車場から短いコースを歩き30分くらいで到着。しかし、山頂の広場に出て驚きました。テントが立てられ、大勢の人がいて、どこから入ったのか数台の車(資材搬入車両?)が留められています。また、拡声器でアナウンスとBGMが鳴り響いています。これでは、とてもSOTAという雰囲気ではありません。
 この喧噪から少し離れた見晴らしの良い人のいないところでGPSで高度を確認し、誤差を含めても25mルール内であることを確認し、お店を広げることとしました。とはいえ直ぐ目の前が大会コースになっているようで、既に下見のランナーが何人も通っていきます。


 最初に6mのデルタループを設置し、FT-817で運用開始。電源を入れると直ぐに何か聞こえてきます。なんと大阪か川内長野市の移動局。急いで準備をして、呼んでみると直ぐに応答がありました。いきなり3エリアと交信です。
 ところが、その後が続かず、バンド内は静か。1エリアの局がちらほら聞こえるのですが、カスカスでした。少し、呼にまわりその後CQ。なんとか7QSOできました。
 その後は、430FM。5エレの八木で運用しました。こちらでは6QSO。11時30分を過ぎたのでお湯を沸かし、ラーメンを食べてCLとなりました。
 帰りがけに三角点は確認できました。


 QSOしているときにJA2SII局から「直ぐ近くだから、帰りに是非寄ってほしい」というお誘いを頂き、下山後お邪魔しました。来るときには気づかなかったのですが、帰り道では直ぐにアンテナがわかり、ご自宅の庭でしばし無線談義。自家製のお茶と梅干しをお土産に頂いちゃいました。