2017年10月12日木曜日

SOTA JA/SO-108 葛城山 (2017年10月 9日(月祝))

 仕事が溜まっているので、月曜日は仕事をしなくてはと考えていましたが、晴天の休日にやはり我慢できなくなり、近場のSOTAの山を探しました。
 葛城山は、我が家から登り口まで車で1時間くらいで行ける山でゴンドラでほぼ頂上まで登れてしまいます。しかし、私自身一度も行ったことはありません。アクティビテーションは既にIHV局が実施済みです。
 1時間だけ運用して、帰ってきたら仕事!と割り切って出かけました。高さ的には中途半端で1エリアに良好に電波が飛ぶとも思えないので、簡単に430FMだけの運用を考えましたが、NTS620とポケットダイポールは一応持っていきました。

 ゴンドラを降りて、5分も歩けば頂上です。スタンドにRH770を設置して、バンド内を聞いてみました。

 結構たくさんの局が聞こえますが、大部分は違法局です。皆さん祭日もお忙しいようです。それでも祭日だけあって空いているチャンネルはあります。CQを出してお呼びいただいた方とのんびりQSO。4局でき、その後呼んでくる局もいないのでCL? いえどうしても6mの感じを知りたくてダイポールを手に持ってNTS620をつないでバンド内をワッチしてみました。カスカスのQSおが1つ聞こえただけでした。やはりここで6mを運用するのは難しそうだと感じて下山。1ポイント獲得でした。まだまだ、伊豆半島にはSOTAに登録されていても行ったことがない山がたくさんあります。残っている山はみんな6mの運用は難しそうです。

2017年10月8日日曜日

ヤマビルだらけの雨乞山SOTA JA/KN-021(2017年10月 8日(土))

 3連休の初日ですが、天気予報は、ずっと雨。でも金曜日の天気予報を見ていると意外と早くに雨は上がりそうです。土曜日の早朝、レーダーの降雨状況を見ていると、間違いなく昼過ぎには上がる様です。
 そこで急遽、遅い時間からでも登れそうな山を考えました。そこで候補となったのは先日登った城山の隣の山である雨乞山です。この山は429mでSOTAでは1ポイントの山です。たくさんのアクティビテーションの履歴もありますので、きっと、運用しやすい山であろうと考え、ルートを検討し始めました。
 大きく言うと2つのルートがあり、ダラダラ長い距離を登るか、短い急勾配を登るかです。はじめは急勾配の方に行こうとしましたが、雨上がりで滑りやすいことが予想されるため、ダラダラの長いコースで出かけることに決定。11時頃に家を出発しました。意外と早く12:30には登り口付近に車を停めて登り始めることができました。
 ところが、出発して20分くらい歩いたところにある急坂で何気なく、右足の靴下を見ると、黒い線状の物体がうごめいています。そうです。ヤマビルです。慌ててむしり取りました。左足も確認しましたが、こちらにはいないようです。
 程なくして山頂に到着。結局50分くらいかかってしまいました。

 山頂は、狭く展望もなく、さらになんとなくじめっとしていたため、少し行き超したところに荷物を下ろしました。シートを敷き荷物を広げ始めましたが、やはり足下が気になって仕方がありません。靴下付近を確認すると、また、ヤマビルが…3匹もいました。幸いまだ食われてはいませんでした。ところがズボンの裾をまくると中からさらに3匹が…そのうちの一匹は私の足にかみついていました。これらを蹴散らし、無線の準備をしましたが、足元が気になって仕方がありません。

 ツイッターでUPL局が50.230MHzでCQを出していることを知り、とりあえずコール。彼もこの場所でヒルの被害に遭ったようです。IHV局ともQSOしていただき、さらにその周波数を譲っていただけました。QSOが終わると直ぐに私を呼んでくれる局があり、3局目のQSO達成。4局できたら、もう帰ろうかと思っていましたが、どんどん、呼ばれてしまい、やっと途切れたところでQRTを宣言すると、再び呼ばれてしまいました、さらにコールは続き、嬉しい悲鳴です。結局、CQは出さずにQRZだけで30局もQSOしてしまいました。お呼びいただいた皆様、ありがとうございます。


 しかし、この間足元を見ていると地面から彼らが次々に沸いて出てきて油断をすると靴の上を張っています。これらと格闘しながらのQSOは、結構大変でした。
 撤収作業でも彼らを誤って連れて帰らないように慎重に撤収を行い、再度下半身を確認してから、下山を開始しました。
 ところが歩いていると膝のあたりになんとなく冷たいものを感じます。慌ててズボンをまくると、またしてもいました。さらに靴下にも1匹。びっくりして、その場でズボンを下ろして、下半身を確認。
 その後も少し歩く度に足元を確認すると何度か靴に彼らが取り付いていました。また、さらにズボンの中にもまた、一匹。なんだか、下半身がズボンと接している箇所の微妙な温度変化にとても過敏になってしまいました。
 車に戻ると、車内でズボンを脱ぎ、裏返して再確認。彼らがいないことが確認できました。最後に念のため、登山靴の裏を確認。靴底に挟まった土を落としていると、なんとまた2匹いました!

 なんだかゾンビ映画の主人公になったような気分でした。
 とはいえ、この雨乞山は通常、丹沢山系には数えられませんが、丹沢に隣接した山です。先日ヤマビルの被害にあって、直ぐに駆除薬であるヤマビルファイターを購入しておいたのに、それを使わなかったことは、私の判断ミスです。それでもあれだけの数のヤマビルは、ヤマビルファイターだけでは防げなかったと思われます。
 UPL局は、運用中上からヤマビルが落ちてきて悲鳴を上げたようです。幸い私は上空からの攻撃は無かったのですが、顔を首に取り付かれたら、即座に撤退ですね。
 実は、気がつかないうちに上半身にも取り付かれていたりして…
 今回わかったのは、本当に彼らの吸着力ってすごいです。なかなか剥がせません。

 電波の飛びはなかなか良いのですが、次回登るときには、季節を選ばないと…
 
 

 
 
 
 

2017年10月2日月曜日

静岡市高山SOTA JA/SO-065(2017年10月1日(日))

 SOTAの地図を眺めている内にSO-065の高山は、静岡市の自然公園になっているようで、比較的登りや易い山ではないかと考えました。そんな安易な考えで、今回は高山へ向かいました。
 新東名静岡SAから一般道に出て、ナビを起動すると到着まで一時間との表示が出ました。私は30分程度かと思っていましたので、少し驚きです。実際には一部渋滞も有り、1時間くらいかかってしまいました。渋滞というのは、山の中でです。この日、この高山の山頂をスタート&ゴールとしたトレールランの大会が行われており、その参加者の集合と重なってしまったのです。
 通り道のあちらこちらに案内/誘導の人が立っており、私をトレールランの参加者として扱います。そのたびに一般のハイカーだと伝えるのにうんざりしてしまいました。
 駐車場に続く道の一部もトレールランの大会のコースになっているようで、思った時間に車が出せなくなってしまう可能性を注意されました。なんだか、とても不愉快な気分になってきました。
 山頂へは駐車場から短いコースを歩き30分くらいで到着。しかし、山頂の広場に出て驚きました。テントが立てられ、大勢の人がいて、どこから入ったのか数台の車(資材搬入車両?)が留められています。また、拡声器でアナウンスとBGMが鳴り響いています。これでは、とてもSOTAという雰囲気ではありません。
 この喧噪から少し離れた見晴らしの良い人のいないところでGPSで高度を確認し、誤差を含めても25mルール内であることを確認し、お店を広げることとしました。とはいえ直ぐ目の前が大会コースになっているようで、既に下見のランナーが何人も通っていきます。


 最初に6mのデルタループを設置し、FT-817で運用開始。電源を入れると直ぐに何か聞こえてきます。なんと大阪か川内長野市の移動局。急いで準備をして、呼んでみると直ぐに応答がありました。いきなり3エリアと交信です。
 ところが、その後が続かず、バンド内は静か。1エリアの局がちらほら聞こえるのですが、カスカスでした。少し、呼にまわりその後CQ。なんとか7QSOできました。
 その後は、430FM。5エレの八木で運用しました。こちらでは6QSO。11時30分を過ぎたのでお湯を沸かし、ラーメンを食べてCLとなりました。
 帰りがけに三角点は確認できました。


 QSOしているときにJA2SII局から「直ぐ近くだから、帰りに是非寄ってほしい」というお誘いを頂き、下山後お邪魔しました。来るときには気づかなかったのですが、帰り道では直ぐにアンテナがわかり、ご自宅の庭でしばし無線談義。自家製のお茶と梅干しをお土産に頂いちゃいました。





 

2017年10月1日日曜日

代々木公園から超お手軽運用(2017年 9月30日(土) )

 アマチュア無線を復活した時に思い描いたのは、HFでのDXでもなくデジタル通信でもなく、6mでのお手軽運用でした。いつもカバンの中にピコ6などを入れておき、時間があれば運用してみるということです。
 実際にピコ6を入手して短縮のホイップアンテナを持ってで出かけてみたものの、平日の6mは予想以上に閑古鳥が鳴いており、仮に
聞こえても、1wホイップではまるでダメでした。その上、ピコ6といえども意外に重たいものです。
 430FMは無線機もアンテナも小さいため今でも持ち歩き時々CQを出してQSOすることができますが、違法局に周波数を占領され、QRMにも悩まされています。
 そんな中で、NTS620は電池を入れても300g未満という軽さ。おもわず、以前の夢を思い出し ました。

 本日は晴天の土曜日。本来ならば当然山行きですが、都内代々木で午後から打ち合わせがあるため、出かけられません。それならばと少し早めに家を出て、NTS620で超お手軽運用をしてみようと企みました。ホイップアンテナがお手軽でですが、やはり水平偏波を出すためにMIZUHOのポケットダイポールをカバンに入れました。都内のどこかビルの屋上か公園で運用するのです。ポケットダイポールを固定するために小さな三脚を持って行こうか散々迷いましたが、結局は持たず、代わりに細い紐やビニールテープを持ちました。

 どこで運用するか考えましたが、名案が浮かばず、打合せ場所から近くて、周囲が開けていそうな代々木公園を選びました。

 しかし公園に到着すると12時を過ぎてしまい、これでは相手がいないのではと心配になりました。1局でも交信できればと、運用場所を探しましたが、なかなか適当なところが見つかりません。やはり三脚を持ってくるべきだったと反省しながら、人気の少ない東屋のようなベンチに腰を下ろして、無線機を出してアンテナをつなげてみました。なんと、数局が聞こえてきます。
 
 
 ベンチに座りポケットダイポールを左手に持ったままCQを出している局に応答してみました。なんと、ちゃんとピックアップして頂き、交信成立。調子にのて、他のCQにも応答。なんと4局も交信できました。最長は長野県内の移動局。1Wで手持ちのダイポールでこんなにQSOできるなんて、感激です。しかも電池は先週越前岳山頂で運用した時のままの残りです。中にはこちらの信号が弱くて、かろうじてコールサインとレポート交換ができたQSOもありましたが、とても楽しい運用でした。
 
 QSOしていただいた方々、ありがとうございました。