2017年5月28日日曜日

名無しの山SOTA JA/SO-078(2017年5月27日(土))

 最近時間があれば、地図を眺めています。今度はどこに行こうかと。
 山というのは不思議でだんだん高い山に登りたくなってくるのですが、私には技量が足りません。

 そんな中でSOTAに登録されている山は、静岡県内にたくさんあるのですが、まだ1度もアクティビテーションがされていない山がたくさんあります。伊豆半島だけでもかなりあります。そして初アクティビテーションの記録は、ずっと残ります。そんなわけで伊豆半島のまだアクティビテーションされていない山に行きたくて、地図とにらめっこしているのです。

 比較的近くて、未アクティビテーション。しかも山の名前がない単なる三角点というJA/SO-078が目にとまりました。国土地理院の地図で場所を確認すると。一応登山道があります。ヤマレコでここを通過した記録を丁寧に読み、行けそうだと判断しました。問題は、周りの高い山に囲まれていつも使っている50MHzでQSOができるのか?430MHzでも可能なのか?と言う点です。ヤマレコの記録では木々に囲まれ眺望はほとんど無いとのことです。結局、50MHzをメインにして430MHzや144MHzをでれるようRH770を持って行くことにしました。50MHzはいつものスタンドにΔループです。さらに今回、V・UHFが全くい駄目だったときの保険として7MHZのフルサイズワイヤーDPも持ちました。
 登り口付近を追跡できる限りグーグルのストリートビューで確認したり、国土地理院の地図を大きくプリントアウトしたりして、準備しました。また、スマホのヤマレコにも当該ルートの地図を設定し、自分位置が確認できるようにしました。最近、このヤマレコのソフトは大変便利で気に入っています。
 山の名前のないSOTAのポイントは先日行ったJA/SO-143で経験し、思ったより簡単だと思ってしまっていまいました。これが今回大きなしっぺ返しを食らうこととなります。

 6時前に家を出て、7時過ぎに登り口の到着。可能な限りギリギリの場所まで来るまで行ってと思いましたが、その道は狭いだけでは無く、急勾配で私の車ではスリップしてしまいます。周囲の道も狭いですが、軽自動車が駐車できそうな場所は、いくらでもありますので、適当なところに駐車して登り始めました。結構勾配はありますが、快調に進みます。スマホのヤマレコアプリで見てもどんどん高度が上がっていきます。よく見ると最近人が歩いた足跡がありました。ルートも間違えないことを時々ヤマレコアプリで確認。等高線を見て予想していたとおり、登山道は谷間を一気に近くの尾根に向かって上がっていくところに入りました。ところが、谷の中に入ると急に道がわからなく成りました。まあ、谷に沿って上がるのだからとこ歩きやすいところを見つけ、谷を上がって行きました。よく見ると足跡が所々にあります。私と同じようにここを登ったんだと安心して、登り続けました。ヤマレコアプリで見ても、登山道からほとんど外れていません。谷間ですからGPSの誤差もあるでしょうけど、そのまま進行。


 広い尾根に出ました。しかし、やはり道らしきものは見つからず、適当に歩き続けました。ふとヤマレコアプリを見てみると、登山道と全く違う方向に歩いていることがわかりました。引き返して今度はスマホを手に道を探しましたが、やはり道らしきものは見つかりません。とにかくルート的にはほぼ合っているし、尾根づたいに歩いて行けば目標のピークに行けるのだからと、スマホを片手に極端にルートを外れないようしてピークを目指しました。だんだん尾根が狭くなってくるとようやく道らしき道というのかルートが見えてきました。途中に案内看板も注意看板も何もなかったのですが、ようやく測量杭などが、いくつか出てきました。30mくらい先を2匹の鹿が逃げていったり、蛙やトカゲが横切ったり、車の音など人工的な音は全く聞こえず快適に歩き続けました。9時頃目標に到着。当初は1時間くらいかと思っていた登山時間も結局2時間弱かかってしまいました。

 SOTA JA/SO-078のピークは、情報の通り周囲を木々に囲まれ、眺望は無いところですが、のんびり昼寝をするにはご機嫌なところです。水準点の直ぐ近くにスタンドでΔループを設置。

 結構QSOが聞こえます。6方面のコンディションが上がってきているようですが、まだまだの様子。こんな状態がかえって良いと思われます。JA/KN-016矢倉岳からCQを出していたJL1BWG局とS2SのQSOをして、ちゃんと電波が出ていることを確認。CQをスタート。のんびり12局とQSO達成しました。せっかくだからと、今度は7MHzのフルサイズワイヤーダイポールを設置しました。木の枝を利用して張ってみましたが、中間がたるみすぎてしまうため、給電点をスタンドで支持し、設置しました。高さはたった2m。ややSWRが高いですが、大丈夫でしょう。(FT-817のSWR表示で2~3の点)

 拡張バンドを聞いてみるとOMさんのラグチューがたくさん聞こえます。これを避けて7.155でCQ。でも全く応答なし。そこで下の方に下がってみると7.105が空いていました。ここでCQ。間が空きましたが、4局QSOできました。みなさん、コンションが悪いと言われていました。確かに7MHzでおなじみの被りは無かったですし、あまり遠くのエリアの方が聞こえませんでしたので、そのとおりなのかもしれません。しかし、むしろ私の様なQRPは、それに助けられていたのかもしれません。交信いただけた局は、皆59+のレポートをいただけました。山頂から7MHzを運用したのは初めてでしたが、結構いけるものです。調子に乗って他のバンドも聞いてみるとハイバンドも結構開けているようです。7MHzのフルサイズだから21MHzなら行けるのでは?とSWRを計ってみると、高いもののギリギリ行けそうです。ちょうど8エリアの記念局が51ですが入感していましたので呼んでみると一発で応答。何とかなるものです。
 いろいろなバンドをワッチしながら、お湯を沸かしてカップラーメンの昼食。その後、満足して撤収。12時過ぎにピークを後にしました。
 さて、このときスマホを見ると電池の残量が50%位。登りでずっとスマホを使っていたのが効いたようです。ヤマレコアプリの記録をオフにして電池を温存。基本的に来た道を帰るのだからと気楽に下山を始めました。ところがやはり道がはっきりしないのですスマホで確認すると、ずいぶんルートから外れてしまっていることがわかりました。またしてもスマホを片手に基のルートに復帰。しかし、また直ぐに外れてしまいます。電池を無駄にしないように、できるだけ簡潔に使用していまいましたが、残量は既に40%。一時的に道らしき道にでるものの直ぐに道からはずれてしまいます。電池は30%台に突入。紙の地図を持っているもののよく考えたらコンパスを持っていませんでした。最悪の場合、等高線から山筋を見極めて降りるしかないと考えましたが、どうも歩いていると方向がわからなくなってしまいます。富士山が見えるとかの目標がないのです。
 だんだん、あせってきてしまいました。日没には十分時間があるし、天候も問題なし。何とかなるだろうと自分を励ましていたのですが、ふと歩いている割にスマホの位置表示が変わっていないことに気づきました。自分が直感的にこの谷を下ると思っていたところと表示が異なるのです。谷を迂回しながら降りていくと急にしっかりとした道が現れました。歩いていると確かに通ったことのある道です。どうもスマホの表示がある時点から止まっていたようです。電池の無駄遣いをいないようにガチャガチャいじっているうちに現在位置の表示をホールドしてしまった様でした。再起動してみると今は来た道をしっかり下っています。しかも、もうすぐに登山口です。結局車に戻ったときにスマホの電池は20%台でした。結果的には1時間ちょっとで降りてきました。
 最近このアプリを使用して山に登るときには、予備の電池を持っていきます。今回それを忘れてしまったこととコンパスを持っていなかったことが失敗の原因です。実はFT-817の電源に使用している電池にはUSBのコネクターも付いています。今回も80%以上電池を残していまいました。ただ、スマホとの接続ケーブルを持っていなかったのです。車にはケーブルがあったのに…。このように登山道がはっきりしない場所に来るには、気を引き締めて装備を確認しなくてはいけませんね。結局今回の山歩きの最中、誰ひとりとして人間には遭遇しませんでした。
 念のため、このヤマレコアプリ自体は大変便利で素晴らしいアプリだと思います。
 

2017年5月22日月曜日

丸岳SOTA JA/KN-026(2017年5月21日(日))

 せっかく日が長いこの時期、高い山に行くチャンスだと思い、越前岳や毛無山を検討していましたが、前の日の夜に地元町内会のお食事会があり、日曜日の朝、すっかり寝坊してしまいました。それでは天気もいいし、近場に行こうと考え、SOTAに登録されている箱根外輪山で唯一行ったことのない、丸岳に行くことにしました。
 有料道路を使えば直ぐに登山口の駐車場に行ける様です。ところが箱根スカイラインはマラソンによって通行止め。結局、芦ノ湖を遠回りしてなんとか駐車場に到着。丸岳の頂上に向かって登りはじめした。天気はピーカン。でも、ほとんど登山者とは会いません。今回、430のFMだけに限定して運用するつもりで、思い切り装備を軽くしました。40分くらいで頂上に到着。ここにあるテーブルも空いていました。頂上の看板にアンテナをくくりつけると他の登山者が写真を撮るのに迷惑だと思い、テーブルの端っこに陣取り、RH770をタモの先に付けてタモはデーブルと足にはさんで運用を開始。思ったよりも見晴らしがいいところなのにCQを出しても応答なし。受信もガツンと強い局はいませんでした。CQを出していた局に応答し、電波が出ていることは確認。これでは4QSOができないかもと不安になり、2mにQSY。やはり空振りの連続。CQを出している局を探して、QSOをこのままでは、本当に4QSOするのが大変です。


 再び430に戻り、CQの連発。やっと呼ばれるようになりました。ところがその頃、30人くらいの団体さんが到着。私のテーブルにも相席となり、ワイワイガヤガヤ。普通は、無線をやっている私が目立つのでしょうけど、おばさんはそんなの関係なし。仕舞いには私の目の前で参加費の集金まで始めました。4QSOも達成できたし、さっさと店じまいしようかと思っていましたが、こんなときに限って続けざまに呼ばれるんですね。

 
おばさんたちも立ち去り、私もCL。ところが、撤収しているときにショッキングな事実を発見。なんとタモの先のRH770が完全に伸びていなかったのです。これではSWRはめちゃくちゃだったことでしょう。ロケ-ションが悪いのでは無く、私のミスです。無線機を触ってみると、直射日光の影響も手伝ってすごく暑くなっていました。
 何とかファイナルが飛ばずには済んだようですが、肝を冷やしました。
 もう一度ここに来て改めて運用してみたいものです。
 

 

SOTAダブルヘッダー(2017年5月20日(土))

 予報通り、土曜日の天気は、いい天気!
 今回は、以前から気になっていたSOTA JA/KN-の大観山に出かけました。
 よくターンパイクの駐車場からオンエアしている局がいますが、あそこは大観山の山頂ではありません。やや西側にピークはあります。しかし、この山頂付近には国交省のレーダーサイトのようなものがあり、近づくと直ぐに警備員がやってきて怒られます。私も以前、一目三角点を見てみたいと近づいたところ、カメラに写ってしまったようで、施設の近くで警備員に追い返されてしまいました。
 SOTAのMLで教えてもらったところによると、裏側から登り、山頂から25m以内のルールを活用してQRVしたとのこと。よ~く、地図の等高線とにらめっこしていると、確かに裏側に車が停められそうな場所があり、そこから数百mだけ登山道があるようです。等高線を追ってみるとその道上に25m以内の等高線があります。今回ここを目指すことにしました。

 予定通り車を駐車。この小道の入り口は、直ぐにわかりました。この道は行き止まりの道でおそらく高圧線の保守のための道だと思われます。でも意外と道がはっきりしていました。しばらく登ると直ぐに笹の中に道になり、気がつくと下り始めました。おっと、ピークを超してしまったようです。少し戻って、GPSで位置と高度を確認。どうやら目的地に着いたようです。どうせ誰も来ないでしょうから、この小道上にお店を広げることとしました。それでも万が一、人が来ても通れるように配慮してアンテナの設置を始めました。いつものスタンドに6mのΔループ。でも、周りの木々が邪魔してあまり高く上げることができません。設置方向もあまり選べず、とりあえず、1、2両方拾えそうな向きに設置することができました。それでも1エリア側は大観山のピークがあり、決していいロケーションとは言えません。そもそも全方向笹だらけで周囲の景色も見えません。


 とにかくバンド内を回すと、よく移動運用しているおなじみさんが聞こえてきました。お声がけをして、とりあえず1エリア方向に電波が出ていることを確認。その後、CQ。いきなり愛知県岡崎市の移動局から応答がありました。50W 6エレで山の中腹から出ておられるとのことでお相手に助けられました。
 その後、ちょこちょこ呼ばれましたが、バンド内がガサガサ行ってきました。そうです。Eスポが出てしまいまして、山岳移動局の人気はダウン。8QSOできたので、CL。今度はそのまま玄岳JA/SO-061へ。

 西丹那の駐車場に止めて、登りました。最近のぼっている途中にゼイゼイ息が苦しくなり、何度か休みながら登っていたのですが、流石にこれだけ頻繁に山登りをしていた成果でしょうか、休憩無く山頂に到着。早速、再びΔループを設置。運用を始めるとやはりEスポが出ており、QRPの山岳移動局が出る場所がありません。それならとEスポで入感していた6の局をコール。2回目で取っていただけました。

 その後50.250以下は、あまりに賑やかな状況であったため50.295まで上がってCQ。その頃Eスポが落ちてきたようでクラスターを見て出てきた局がEスポを諦めて、私の様な移動局を呼んでくれたようです。1stQSOの局と意外とQSOできました。22局とQSOでき、おなかいっぱいになったので、12時少し過ぎにCL。
 十分に楽しめました。玄岳にしては風がほとんど吹いていなかったのはアンテナ設置にとって良かったのですが、カンカン照りで暑かったです。
 

2017年5月14日日曜日

屏風山 sota JA/KN-027(2017年5月14日(日))

 連休中霧で諦めた箱根 屏風山948mに行ってきました。昨日の雨は朝方まで残っていたようで家を出る時にはやんでいたものの道路はびっしょりでした。箱根に向かっていると、またしても霧が… 今日は時間にゆとりもあるし、装備もちゃんとしているので、とにかくスタートラインへ。
 足の湖畔はガスっていませんが、山を見上げるとやはりガスっています。それでも前回とは比べたら遙かにクリアなので、芦ノ湖畔の駐車場に車を停めて、スタートしました。

 スタートしてしばらくすると、すごい急な階段が続きます。これを降りるのかと思うと、ぞっとします。それとどうもザックの重みが後ろにかかってしまいます。階段を登り切ってからザックの調整をしました。霧は全く心配なく、地面のぬかるみもたいしたことは無かったのですが、木々や草にたくさん雨粒が着いており、これらを揺する度に飛んできて上着やザックがビショビショになってしまいました。
 1時間弱で頂上に到着。見晴らしは全くなく、木々がたくさんある山頂でした。ここまで誰とも会いませんでした。

 早速、50MHzの準備。Δループを三脚に設置したのはいいですが、枝が邪魔して高く上げることはできません。まあ、いいかと、給電部が地上高1m程度で運用開始。思ったよりもバンド内の信号が強く聞こえていました。これは行けるだろうと、CQ開始が9時を少し過ぎたところ。ところが15分くらいかけても3局しかQSOできません。それもそのはず、バンド内がガサガサいっていると思いきや、Eスポで6方面が開けてしまっています。こうなると6mは蜂の巣をつついたようになってしまい、移動局なんて相手してもらえません。呼びに回って4局QSO。そのうち1局は黒岳に移動中のEWV局。S2Sができました。沖縄局ともギリギリQSO。10時少し過ぎたところで諦めてCL。少しEスポの方は落ちてきていたようですが、私自身満足できました。

 運用中通りかかった人に挨拶すると「この前、大山にもいましたよね?」といきなり言われ手島いました。大山には移動局はたくさんいると思いますが、よく考えると、大山に行ったときと全く同じ服装でした。違いはアンテナなのですが、そんなことはわからないでしょう。
 来た道をトレースして帰りましたが、いくつかのグループとすれ違いました。皆さん屏風山を通り越していくハイキングルートをたどるようです。私のように屏風山だけを目指して同じ道を戻る人はあまりいないように思われました。
 急な階段をゆっくり降りて下山し、駐車場で最近恒例としているファンタオレンジを飲んで、12時頃には帰宅しました。
 カップラーメンの用意もしていきましたが、家に戻って昼食を取りました。この準備を持たなければ、もっと軽かったのに…

2017年5月8日月曜日

猫越岳と魂の山(2017年5月7日(日))

 連休の最終日、かねてから狙っていた猫越岳(SOTA JA/SO-047 1035m)に出かけました。仁科峠に車を停め、約一時間尾根道を歩きます。この日は風もなく快適な山道です。

 
 途中、有名な山頂の池で蛙の大合唱を聞きながら山頂に到着。なんと山頂は高校生くらいの団体山で埋め尽くされていました。
 
 
 
 彼らの隙間でかつ見通しのきく平らなところで6mデルタループを設置し始めると彼らの奇異なまなざしと注目の的となってしまいました。430や1200の八木ならアンテナだと理解できるのでしょうけど、でデルタループは実に不可解なものに見えるようです。運用の準備が整った頃には、休憩を終えて彼らは出かけて行きましたので、ひとりになった私はせいせいと運用できました。
 
画面の左側にあるデルタループ
 
 CQを出すと直ぐに応答があり、7QSO(6m-SSB)できたところで途切れたので欲張らずCL。
 
 来た道を引き返し、仁科峠まで戻りました。ここから縦走を続ければ次のSOTAの山である魂の山(SOTA JA/SO-139 933m)があります。過去に1度もSOTAのアクティビテーションの記録がない山です。何とかショートカットできる方法は無いかと地図を見ながら車を走らせ、散々迷ったあげく、宇久津峠というところに車を停めて、歩くこととしました。考え走り回っていた時間を考えれば、あまりショートカットにはなっていませんが。
 
 
 ここから、一山超え、魂の山山頂に到着。この山はSOTAのリストでは「たましいのやま」となっていますが、現地の看板は、「こんのやま」となっていました。猫超岳よりも標高は低いですが、見晴らしのいい山です。その分、風が強いのですが。
 
 
 
 再びスタンドにデルタループを設営。飛ばされないようにスタンドを足で踏んづけながら運用を開始しました。ここではSSBで28局、FMで1局とQSO。この中には金時山に一緒に行ったLEO君や同じSOTAの同士ともS2SでQSOできました。
 
 
 応答が無くなったところでそろそろ帰ろうかと思い、バンド内をワッチしていると、QRPコンテストが行われていることに気づきました。当然信号は弱いのですが、皆さんそれぞれ移動されて頑張っているようです。聞いている内にお相手しようと思うようになり、聞こえるCQに対して純に応答し、8QSOしました。
 このコンテストは、なかなか楽しくて数百mwの自作機を持って移動されている方もいました。
 ところでコンテストナンバーですが、皆さん59XXXを送り合っています。コンテストの時にはSに関係なく59を送信してしまう習慣(?)があることはわかっていますが、QRPコンテストくらいは正確なRSレポートを送り合った方が良いのではないでしょうか? 41XXXでもQRPPなら交信できたことに喜びを感じますし、応答してくれた相手局に感謝するでしょう。そもそもQRPPで運用している時に相手が59をくれることは期待していないはずです。思わぬ遠くから41のレポートでQSOできると私なら59をもらうよりもとても嬉しいのですけど。
 このコンテスト専用電子ログがアップされていますが、どうもこのログソフトの作りからして59が前提になっているように思えます。
 
 

香貫山 不発(2017年5月6日(土))

 午前中は、家族とのSWRを下げるために家の片付け等を行っていました。もともとの予報では雨であった土曜日ですが、雨が降るのは夜の様です。午後になっていてもたってもいられず、近場でまだ行っていなかったSOTA JA/KN-027屏風山(箱根)に出かけました。
 ところが、箱根外輪山のある高さから上は濃い霧がかかっていました。車で霧の中を走っていても100m以上十分見え、周囲も結構明るいので、そのまま登山口へ。芦ノ湖周辺はきりが無く、晴れています。しかし、登山口から山を見上げると、一定の高さ以上は霧に包まれています。


 今回、気楽に出て生きてしまい、通常は準備しているライトなどの装備も無く、既に13時を過ぎていましたので、ここで何かあっては、せっかく下げたSWRが上がってしまうと思い、登頂断念。
 それでも尻尾を丸めて帰る気にはなれず、前から気になっていた香貫山(SOTA JA/SO-159)に向かいました。箱根を下り、香貫山の麓の駐車場に駐車。この山は沼津の町中に近く、193mという低い山です。1ポイントしかなくこれまで誰もSOTAのアクティビテーションの記録がありません。山全体が公園になっており、通常の登山道以外にもたくさん道があります。公園内の遊歩道などを通り、頂上に到達。これが意外としんどいものでした。なんと言ってもスタートはほぼ海抜0mですから193mをしっかり味合わせてくれるのです。


 山頂付近は、狭いのですが中継設備があり、そのフェンスにタモを付けてRH770を5mの高さに上げました。ここはかなり風が強くて結構大変でした。

 430MHzのFMでCQ。直ぐに旅行中の三島のモービル局から応答。その方のお父様はかつて私と同じサフィックスのコールサインを表であったようで、話が盛り上がりました。これなら4QSOは楽勝と思いきや、それから全く呼ばれません。
 珍しく144MHzでもCQを出してみましたが、駄目です。そもそもバンド内を探してもあまりQSOは聞こえません。聞こえるローカルラグチューは振り切ってきます。どうもタイミングが悪かったようで、違法トラックのQRMもありませんでしたが、運用しているアマチュア局もいないようでした。帰りに車で430のメインを聞いたりサブチャンネルも時々聞きましたが、ほとんど聞こえません。決して香貫山のロケーションが悪いのではないようです。これが1エリアに開けたところであれば何とかなったのかもしれません。結局1時間くらい山頂にいましたが、1QSOで終わってしまいました。
 必ずリベンジに登るぞ!

2017年5月6日土曜日

天城山でSOTA(2017年5月4日(木))

 最近、娘が山行きに付き合ってくれます。どこの山に行こうかという話をしていたときに天城山が候補に挙がりました。しかし、行程は長いし、あまり気楽に行ける山ではないというと、かえって行ってみたくなってしまったようでした。まあ、この季節であれば、良きにせよ悪きにせよ大勢の人が登っていることでしょうから、ある意味安心です。ということで、連休の真ん中に天城(万三郎岳SOTA JA/SO-030)に娘と出かけることになりました。
 一番の心配は、この連休のさなか、駐車場が空いているかどうかです。なんとか7時までには着きたいところです。ところが、どうも女の子は支度に時間がかかるものです。結局、出発したのが7時少し前、登り始めたのが8時半くらいです。思ったよりも駐車場は空いており、余裕で停めることができました。
 ところが大きな忘れ物、それはストック。別に無くてもいいのですが、この山に関してはあった方が良いでしょう。車に1本だけはストックが積んでありましたので、これを娘に。ところが登山道の入り口の看板下によくあることですが、誰かがストックに使った木の枝を置いていってくれていました。この枝を借用、私はストックを得ることができました。
 万二郎への登山道はいくつか沢を横断しますが、今回は全く水がありませんでした。前回登ったときには前を向いても後ろを向いても人がいて渋滞気味でしたが、今回は十分な間隔を取ることができたため、自分のペースで登ることができました。ところが途中から娘を前に歩かせると、これがかなり早い。まあ、背負っている荷物の重さも違うのですが、結構ついて行くのが大変でした。
 今回のどの周波数を運用しようか迷ったのですが、あまり広くない山頂で、しかも連休中で人も多いでしょうから、小さなアンテナで済む430と1200を運用する事としました。これなら、DJ-G7だけで済みます。アンテナは、RH-770と1200用にツインデルタループを持って行くこととしました。これをクリップで枝に留めて運用しようというものです。それでも予備にID-31やいつものバッテリーを持ってしまい。結構の荷物になってしまいました。 

 程なく、万二郎に到着。一休みして万三郎へ。この間の尾根道は少しきついところもありますが、なかなか素敵な道です。残念ながら霧が出てしまい眺望は駄目でしたが、歩いていて楽しい道です。
 
枝に留めた1200MHzツインデルタループ
 
万三郎に到着したのはお昼少し前。山頂は、思った通り混んでいたので、斜面に座り、昼食。12時を少し過ぎた頃から、1200を運用。直ぐに応答がありましたが2局から先に続きません。430に変更して、QSOを進めました。ちょうど、お昼時だったためか、あまりたくさん呼ばれませんでした。それでも7局QSO。1200でのリクエストに応えて、再び1200に戻って、1QSO。全部で10QSと成りました。これでSOTAの条件は十分クリアーしているので、CL。
 これからは涸沢分岐を通って下山します。案の定このルートは、意外としんどい。
 前を歩いていた親子の子供が登山道を踏み外し、目の前で滑落するというハプニングがあり、その救助に少しお手伝いをするという事件もありましたが、おとうさんの素早い判断で数メートルの地点で止まり、怪我も無かったので安心しました。しかし、目の前で人が滑落する瞬間を初めて見ました。
 嫌になるほどの長い、道のりを通り、このような道を歩くことが体に染みついてきた頃、駐車場に到着。帰りは海沿いの国道を通り、渋滞にはまりながら帰宅しました。


 

 
  

2017年5月3日水曜日

位牌岳SOTA JA/SO-029 1458m移動(2017年5月3日(水))

 さあ、「連休中にどこの山に行くか?」ずっと考えていましたが、いい季節で天候も良いので、少しは高い山に行ってみるかと思い、位牌岳(SOTA JA/SO-029 1458m)を選びました。位牌岳のイメージは1400mを超えていますし、それなりに難しい山だという印象を勝手に持っていたのですが、途中の池ノ平までは先日行っていますから、愛鷹山山系の中でも馴染みがあります。それでも。直近の駐車場から頂上までは、ざっと3時間は、かかりそうです。大丈夫かな?と思いつつも、朝早く出かけて時間にゆとりを持つこととしました。それでもスタートは当初よりも1時間遅れてしまい、駐車場に到着したのは6時過ぎでした。6時20分頃スタート。
 今回もどのバンド/モードに出るか迷いましたが、結局50MHz。念のため430MHzのアンテナも持って、FT-817とID31を持って行きました。6mのアンテナは、デルタループを持って行くかどうか最後まで悩みましたが、結局、ポケットダイポールだけです。しかも三脚やポールなどなし。

 駐車場には1台し車が停まっておらず、連休だというのに頂上の直近まで、だれにもあいませんでした。頂上手前で1人、頂上で1人と言う程度です。
富士山が見え隠れ

結構表示があります

 想像していたよりも大変な道はなく、登山道もよく整備されていました。金時山の表側の登りの方が、よっぽど厳しかった記憶しています。ただ、行程自体は長く、まだまだ着かないという感じです。今回、スマホにインストールした山と高原地図のアプリで登山ルート上の自分の位置を確認しながら、記録も取りつつ登山しました。「ちっとも進んでいない」と思えるときもありましたが、あと どのくらいでこの分岐に到達するかなどがわかるのは、ぼっち登山者にとっては結構有効だと思いました。ただし、ロギング間隔を3分にしていたため、電池の消耗は激しく、頂上でスマホにもお昼ご飯を与える必要がありました。

 さて、運用の方は9時45分頃から6mSSBを運用し、ほとんど途切れること無く、29局にお相手いただきました。最後にAMでも少し波を出しましたが、スカでした。ポケットダイポールはまたしてもちゃんと設営せず、枝に乗せた状態で運用してしまいました。SWRはやや高めでしたが、QSOできたので良いでしょう。でも、朝早く3エリアの移動局が何局か聞こえていましたので呼んでみましたが、全く相手にされませんでした。アンテナをきちんとすれば、QSOできたかなぁ~。

頂上から見える富士山
 
今回のシャックです
 
枝に乗せているだけのポケットDP

 12時頃になる、団体さんが到着。一気に山頂は賑やかになりました。僕も昼食を食べて、そそくさと撤収、下山となりました。下山途中、430のFMで大山の移動局が強く入感していたため、応答し、QSO。その後ひたすら下り、池ノ平で5分くらいベンチに大の字で寝転んで休んで無事下山となりました。
 マイブームのファンタオレンジを探しましたが、なかなか売っておらず、とうとう家の近くまでお預け。それでもしっかりとファンタオレンジを飲んでCL。

2017年5月1日月曜日

山名のないSOTAの山(2017年4月30日(日))

  SOTAのリストを見ていると有名な山でも登録されていなかったり、逆に山名のないピークが登録されています。私の家に一番近い無名のポイントは、JA/SO-143 伊東市と伊豆市の境界にある592mのポイントです。これまで有効なアクティビテーションはされていないようです。それなら、ここに行ってみようと思い出かけました。三角点の杭はあるのだろうけど、まともな道があるかは不明。いざとなれば道なき道を地図とGPSを頼りに行くしかない。そこでネットで周辺情報を集めつつ、GPSの設定等も確認しました。SOTAのリストにある座標と測地系を合わせ、携帯電話のGPSではあてにならないので、ID31やFT-2DのGPSも設定を確認しました。
 いろいろ情報を確認していると、「大平の森」という名前でこの周辺が整備されていることがわかりました。ハイキング地図や国土地理院の地図を打ち出して、ポイントを確認。出かけて行ったのでした。


 車を大平の森の駐車場に止めましたが、かなりきれいに整備されているので驚きました。
 トイレもちゃんとあります。現地の看板の図を見て、複数の道があることを知り、最も確実なコースでポイントに向かうことにしました。

 
 よく整備された道をとおり尾根まで上がると程なくして展望ゾーンという場所に出ます。
 ここからは、相模湾、箱根、富士山も見えます。
 
 
 この展望ゾーンから、2、3分歩いたところにSOTA JA/SO-143のポイントはあります。
 測量用の石杭は小さく、苔が付いており、少しわか利難いですが、GPSで位置を計測した結果間違いありません。
 
 
 
 ここでうろうろしていると地元で何度もここを通っているというハイカーのおじさんが現れ、ここで道が分岐していることを教えてくれました。なるほど、国土地理院の地図では分岐している箇所の脇に三角点があります。現地もその通りです。
 
 
 
 この周辺は比較的広く、極端な坂でもなく、木々に覆われていますからHFのワイヤーダイポールも張れそうです。今回、このような状況を期待して、たまにはHFを運用しようかと思っていましたが、ちょうどALL-JAコンテストの真っ最中でしたので、430MHzのFM、C4FMのみの運用としました。
 5エレの八木をスタンドに乗せて、運用。6局とQSO。残念ながらC4FMはオケラでした。店じまいをしようかと最後にサブちゃんを回っているときに小室山に移動しているKAWAさんを確認。そろそろQRTというところをお呼びしてS2Sが成立しました。
 来年は、ここでHFを運用しようと思います。
 

家族で高尾山(2017年4月29日(土))

 このところ娘が私のSOTAの運用についてきてくれています。(大山、小室山、大室山)
 もう、足の大きさも変わらないでしょうから、しっかりとした山歩き用の靴をプレゼントとしました。
 かみさんとも最近山歩きをしていないので、家族でどこかに行こうという話になりました。
 天城山なども候補に挙がっていたのですが、有名な高尾山に彼女たちはまだ行ったことが無かったので、それではと高尾山に出かけることとなりました。
 登山口近くまで車で行き、そこから尾根道を通るコースで頂上へ。頂上はものすごい人でしたが、何とか場所を確保して、お湯を沸かし、カップラーメンを食べました。
 食後に娘たちがお菓子を食べている間、私はFT-2DにRH770を付けてお手軽運用。C4FMでの運用を約束していたため、C4FMのみで運用開始。4局にお相手いただきました。
 QSOの途中で見知らぬ男性が近寄ってきて「SOTAですか?」と聞いてきました。
 「なにやっているんですか?」とか「アマチュア無線ですか?」と聞かれることはあっても、「SOTAですか?」と聞かれることは初めてです。
 イヤフォンを耳に入れてC4FMでQSOしていたところでしたので、「ちょっと待ってて下さい」と御願いして、QSOを終わらせて、お話をしました。
 すると開口一番に「金時山のビデオに映っていましたよね?」と聞かれ、またまたびっくり。
 よくよく話を聞いてみると、SOTAのメーリングリストにも入っておられるJA3NAPさんでした。SOTAの話でひとしきり盛り上がり、不思議な縁を感じました。
 下山途中で妻の靴下が合わなかったようで足の痛みを訴えていたことと雨が降り出したことから、リフトに乗車。雷まで鳴り出しましたが、リフトを降りてしばらくすると雨はやみました。
 

 混雑していますが、いい山です。