2014年9月29日月曜日

急遽駒ヶ岳へ(2014年9月29日(日))

 箱根外輪山の大観山は、移動運用地として有名なところですが、地図をよく見ると皆さんが運用している駐車場付近はピークではなく、それよりも西側にピークがあることがわかります。ここまで行って運用したいと思い、今回このピークに向かってザックを担いで歩いて行きました。三角点の近くに何らかの建物があることはわかっていましたが、近くに行くとそれは無線の中継所であることがわかりました。意外と大きな施設です。この施設を迂回してピークに行けないかと探していると、施設の中から警備員が出てきて、この施設は重要施設で施設周辺の含めて立ち入り禁止といわれ、結局追い返されてしまいました。
 それでは、どうしようということになり、さんざん迷った末に駒ヶ岳に向かうこととしました。
 今回は、先日手に入れたVX-7で運用してみたかったのです。特にこのリグで50MHzのAMを。駒ヶ岳山頂へは、ケーブルカーで直下まで行くことができます。

 今日は大変いい天気で、富士山、足高山、南アルプス、天城山などがとてもよく見えました。
 以前に運用したことがある頂上付近のもっとも高度が高さそうで他の人に邪魔にならない場所にスタンド設置しました。風がややあったので、デルタループをあきらめ、ポケットダイポールを設置しました。早速50MHzのAMを聞いてみると、50.60MHzでSメータを振り切ってラグチューする局が聞こえました。
 これは期待できそうだと、50.55MHzや550.62MHzでCQを出してみましたが応答なし、しばらくしてかすかに私を呼んでいる局が聞こえました。お互い41、41でQSO成立。その後、もう1局やはり41、41でQSO。なぜこんなに弱くなってしまうのかは、相手の出力もよくわかりませんでしたが、今ひとつの感じです。相変わらず50.60MHzの局は振り切って聞こえます。
 とりあえず、QSOできたのだからよしとし、今度は430MHzのFMでCQ。一回のCQで切れ目なく、30局とQSOできました。しかし、QSOの途中で受信に移った瞬間に相手のSが下がり、しばらくすると回復するという変な現象が発生。また、私の信号も弱くなっているとの報告。電源電圧の低下が考えられますが、外部電源につないでいるし、どうしてしまったのかしらん。するとある局からQRHが生じており、私がしゃべっているうちに周波数が高くなっていっているとのレポートをいただきました。リグをさわるととても熱くなっており、送信が長くなると温度上昇でQRHが生じてしまうようです。

 パワーを絞って運用すればよいのですが、いくつかあるLOWパワーがいったい何ワットであったか記憶していなかったので、そのまま送信時間を短くするように心がけて運用しました。とても早口でせわしない運用になってしまいました。QSOしていただいた皆様、すみません。
 我が家にあるハンディー機は5Wの下がいきなり1W以下になってしまいますので、VX-7もそのようなものかと思ってしまったのですが、帰ってから調べてみると2.5W、1Wと適当な出力も出せるようで、今後は適切なパワー変更をして運用して行きたいと思います。
 ところで今回も300mWというQRP局がいました。430MHzのFMでもQRPがはやっているのですかね。

2014年9月23日火曜日

リベンジ玄岳(2014年9月23日(火祝))

 先週末は、おとなしくしていたので今日の祝日は、移動運用をする気でいました。しかし、移動先がなかなか決まらず、以前から計画していた仁科峠を決行することも考えましたが、やはり担ぎ上げによる運用をしたくて、結局、玄岳に出かけました。昨年も玄岳に出かけましたが、たまたまコンテストの日で相手をしてもらえず、1局のQSOのみで帰ってきました。今回はそのリベンジです。
 前回同様に西丹那の駐車場に車を置き、歩いて頂上を目指しました。あるサイトには、約10分で頂上に着くと書かれていますが、昨年同様、生い茂る笹とススキに行く手を阻まれ、道を見失い賭けながらの歩行で頂上には約20分かかってしまいました。もちろん私の運動不足もおこのタイムには大いに貢献しています。
 早速アンテナを設置し、その後、朝食をとりました。今回は、2mの三脚に軽量デルタループというこのところのお得意の構成です。リグは、FT-817にシールドバッテリー、13.8Vへの昇圧機で5W運用です。風があったので1.5m位の高さで運用しました。
 ところが、バンド内がやたらと静かです。少し上の方に行くと「CQ AIコンテスト」が聞こえます。
どうやらまたコンテストの日に来てしまったようです。それならばと、AMでCQなんと2局にお相手して頂けました。
 その後、50.235でCQを連発するも空振りです。再度、バンド内を見回すとJE1BYB局が岩戸山山頂かCQを出していました。勿論、コールしてQSOして頂きました成立。でもBYB局も苦戦しているようでした。


 その後コンテスト局と少し更新して、コンテストナンバーを交換し、50MHzはあきらめて430のFMに上がりました。ホイップアンテナを817に直付して、CQを出すと、次から次へと呼ばれてしまいました。やはり、玄岳そのもののロケーションが悪いのではないようです。
 さすがに地面近くに座っていては、あまり飛びも受けも良くないので817を小脇に抱えて運用していました。しかし、風が強くなり、体ごと揺れるし、LOGとして使用しているメモ帳はとばされるしで、まだお呼び頂いている局もいたのですが、QRTして下山となりました。
 50MHz AM 2局
       SSB 3局
 430MHz FM 7局

 計       12局(内3局はAIコンテスト)

 

2014年9月7日日曜日

雨の中車で430(2014年9月7日(日))

 午後にはやむと思われていた雨がちっともやまず、とりあえず車で移動。430MHzのFMをホイップアンテナで運用することとした。
 いつも使っている5/8λから5/8λ2段に変更。星が山の駐車場に行けば飛びはいいことがわかっているが、あえて真鶴町内からQRVしようと企みました。以前何度か運用したことがある美化センター下の真鶴町内の広場も考えましたが、どうせルーフサイドのホイップならばもう少し高さがある道路脇から声を出そうという試みです。
 CQを出して直ぐに応答があり、のんびりQSOしていましたがとぎれることなく、応答がありました。でも自分がもらうRSレポートがこちらから送るレポートよりたいてい良いのです。10Wの古いリグですが、つんばの大声状態なのかもしれません。また、ノイズか混変調なのかSメータがどの局も絶えず激しく振れ、弱い局は聞き取りにくい状況もありました。急勾配の道路上に止めていましたので、アンテナが垂直でないこともありましたが、あまり耳が良くないことは確かなようです。社債しているこのIC2700でCQを出したのは本当に久しぶりでした。
 やっぱり430MHzのFMは健康相手がいるなぁ~


灯明山で惨敗(2014年9月6日(土))

 忙しい仕事に追われつつも、土日に移動運用をすることを楽しみに天気予報を眺めていました。
 「今週は、土曜日に移動するしかない。」と家族の同意も取り付けていましたが、土曜日の朝になると疲れて起きれない。なんだかんだと言っている内にお昼を過ぎてしまいました。このままではあまりに悲しいので近場でどこかに出かけようと考え、思い出したのが灯明山。地元の人でもあまり知られていないこの山は、真鶴半島の先端、自然遊歩道内にあるピークです。あたりは大木が生い茂っていますが、1エリアにも2エリアにも開けているので以前から目を付けていました。

 時間も遅くなってしまい、今回は430MHzのFMだけで超お手軽運用をしようかと思いました。
ポケットに入るようなハンディーと内蔵ホイップでも良さそうですが、実は先日のハムフェアで移動用の430MHz5エレを衝動買いしてしまったのでこれを試してみようと思ったのです。
 この八木アンテナに直接トランシーバーを接続してしまう大胆なことも考えましたが、結局FT-817とシールドバッテリーを持って出かけました。
 ところが最寄りの駐車場に車を止めると、やはり6mのアンテナを持っていこうと思うようになり、ピークに到着しても、まずは6mをと、せっせとデルタループを組み上げました。

 あたりは木陰で丁度いいのですが、ふと気づくとズボンに数匹の蚊が止まっていました。気にせず、6mでCQ。ところがどんどん蚊の数が増えていきます。あっという間にズボンには30匹以上の蚊が止まっていました。不思議なことに、こいつら腰から上の方にはあまり上がってきません。半そでの私の腕にはほとんど気付かないようです。それをいいことにさらにCQ。でも応答無し。10回程度、長いCQを出したところで、さらに多くの蚊に囲まれ、あきらめて撤収することとしました。
 撤収時にかがんだことで数匹の蚊が私の腕に気づき、刺されてしまいました。

 他の場所に場所を変えて再設営する気もなくなり、オケラで退散という情けない移動運用でした。