2019年6月17日月曜日

林道通れず(2019年 6月16日(日))

 折角の土曜日ですが、雨のため今回はおとなしくしていることにしました。日曜日は晴れるとの予報を信じて。
 折角だから、あわよくば10ポイントを2つ狙おうかと、蕎麦粒山に行くことにしました。昨年
この山に行ったときには犬山段に車を停め、30~40分程度で頂上に行くことが出来ました。犬山段の反対側には八丁段もあり、やはり30分程度です。

 予報通り、晴れていましたが、林道に入る頃にお天気雨(狐の嫁入り)になりました。さらに進むと何と林道が法面崩壊のため通行止め。歩行者も通行禁止になっています。仕方なく退散。私の様にUターンする車が何台かありました。
 今日はいいとしても、林道ですから通れるようになるにはしばらくかかりそうです。犬山段に行けないと言うことは、前黒法師などかなりの登山に影響がありそうです。


 さて、折角出てきたのだから、別の山でSOTAをしようとお手軽に行けるダイラボウを選びました。高山という手もありましたが、より短時間で運用できるダイラボウを選びました。ナビをセットすると思わぬ道を提示されましたが、ナビに従い走ってみることに。ほぼ国道なのですが、やはり3桁の国道はかなり細い道も含まれます。まあ、知らない道を走るのも悪くないです。途中、トイレ休憩で寄った道の駅もどきで「猪コロッケ」なるものを見つけました。パックに2個入っていましたが、まだ温かい状態でしたので、早速かじってみました。猪といっても豚と同じだろうと思っていましたが、所々に筋っぽい肉が入っており、これが実に上手い。運転しながら何も付けずに2個食べてしまいました。

 ダイラボウは、ちょうどお昼時でしたので他のハイカーもいました。そこでかわいく2mのHB9だけを設置し、運用開始。バンド内を覗いてみると茅ヶ崎の局が59で入感。これは1エリアにも行けると思いましたが、あまり芳しくありません。
 
 

 時々FMも行って2時間くらい運用。1200を加え、なんとか9局にお相手いただきました。
 日差しは強く、風も強い一日で、行きも帰りも新東名で何度も横風で流されました。
 17時前には帰宅でした。

2019年6月9日日曜日

山伏と笹山(2019年 6月 8日(土))

 このところ、伊豆の低山ばかり登っていたので、今度は高い山へ出かけようと考えた。冬にでかけたものの道路が冬季閉鎖で退散した山伏に出かけることにする。この山の隣にある笹山も昨年同日に運用できている。

 天気予報とにらめっこをしていると当初は日曜日が良さそうだが、直前になって、土曜日の方が良いようだ。それでも朝方まで雨が残り、夕方以降再び雨が降る予報だ。
 少しゆっくりと6時に家を出る。沼津付近を走っていると雨が降ってきて、山も真っ白で何も見えない。これで本当に天気は大丈夫なのか?と心配したが、静岡市内に入る頃には陽が差してきた。
 ナビはセットしておらず、新静岡インターを出てからセットするつもりでいたが、「あれー新静岡インターはまだかな?」「おや安倍川を渡ったぞ」そうです。ボーとしてインターを通り越していました。
 新静岡SAのスマートICから一旦出てUターン。新静岡インターに到着。ここでナビに行き先を入力。自分でもなんとなく道を覚えていたので、またボーと走っているとナビが右折の指示。思わず行き過ごしてしまいましたが、ナビを信じてUターンして従いました。ところが、どうもこの道はしったことがない。やっぱりそうです。次第に道が細くなり非常に狭い道を走ることになりました。それでも最後は、何度も走ったことのある道に合流。無事に百畳峠の駐車場に到着しました。
 ここから約1時間で山伏の山頂に到着。でも昨年も来たルートでこのところ歩いていた伊豆の低山に比べ、極めて道がはっきりしているのでこれまたボーっと歩いているうちに山頂に到着してしまった感じです。広い山頂には誰もいませんでした。11時少し前です。


 木々の間隔が適当にある場所を選び、21MHzDPを張って運用を開始となったのですが、本日は終始ボーとしていたようで、数々の忘れ物をしてしまいました。
 ① ロープ類:DPを張るための細いロープやペグを袋にまとめて持って歩いていましたが、袋ごと持ってくるのを忘れました。⇒登山開始前に、装備を確認してわかり、車に乗せてあったPロープを一巻き持ち代用。
 ② ハムログの入ったSDカード:ログのためのタブレットPCにはハムログを直接インストーとして折らず、データも含めSDカードをその都度挿して使用していました。SDカード自体を入れてくるのを忘れました。頂上でそれに気付く。⇒紙ログで対応
 ③ 目玉クリップ:144MHz2エレHB9CVは軽量化のためクロスマウントなどが付いていません。これを目玉クリップで三脚に取り付けていたのですが、その目玉クリップを忘れました。。⇒登山開始前に、装備を確認してわかり、車に乗せてあったループアンテナの固定用金具で代用。
 ④ クリップ付き同軸ケーブル:いざというときにRH770(144,430のロッドアンテナ)を木の枝などに付けて使用できるよう持ち歩いていましたが、これを忘れました。折角持っていたRH700はFT-817に直付けするしかありませんでした。
 
 よく変換コネクターを忘れるので、今回はそれに気を取られて…なんて言い訳をしていますが、全く情けない話です。

 さて、運用の方は21MHzで8エリアが開けており、比較的簡単に4QSOは達成できました。そこで直ぐに下山しても良かったのですが、折角だから144MHzのHB9CVを設置しSSBでCQ。でも、全く応答無し。バンド内もいくつかのQSOは聞こえますが、みな弱くて針が振れません。同軸とか、何か設定がおかしいのかと思いましたが、FMに変更すると数局と普通にQSO出来ました。
 12時を過ぎたので、おにぎりを食べて、撤収。下山しました。
 ところで山頂に着いたときには、携帯電話が通じたのでツイッターで到着を報告しましたが、その後圏外になってしまい、ドコモ系のモバイルルーターも圏外です。諦めていたのですが、ツイッターでは何か事故でもあったのかと何人かの方に心配をかけてしまいました。
 下山中、「本当にこんなところを登ってきたっけ?」と思うことが何度もあり、よほどボーと登っていたのだと思います。

 車で少々移動して、今度は笹山。このルートは30分程度で頂上に行けますが、前回結構きつかった記憶があります。今回もやはり歩いているうちにきつくなってきました。何度か休憩を取っりながら歩いて行くと、忽然と頂上が現れます。山頂は狭いのですが、21MHzのDP位なら晴れます。1段下がったところは広く、7MHzのDPも張れそうです。





 とりあえず、144のHB9を設置してSSBでCQを出しましたが、またしてもダメです。FMに移動すると6局とQSOでしました。ちょうど交信をおわり途切れたところで、大粒の雨が突然降り出しました。急いで撤収。下山しました。結局は瞬間的な通り雨のようで、車に戻ったときにはもう止んでいました。

 既に15時を回っていましたので、そのまま帰宅の途へ。18:30無事帰宅しました。

2019年6月3日月曜日

伊豆半島のSOTA山踏破(2019年  6月 2日(日))

 伊豆半島のSOTA山踏破を目指してこのところ未踏の山を登っていましたが、ようやく最後の山となりました。SOTA JA/SO-151という記号で登録された山は名前がありません。以前から何度か登ることを検討していたのですが、国道地理院の地図には山道の表記はありませんし、山レコなどを見ても記録がありません。これまで参考にしてきた藪山のブログにも出てきません。地図を眺めていても等高線がほぼ同心円状になっている山で、どこから登るのがいいのか、なかなか判断できない状況でした。
 地元近くの山ラン愛好家に相談すると、やはり登ったことはないとのこと。それでもここを登った記録のあるブログを紹介してくれました。その登頂者は、北側から多少等高線が変化している尾根と思われる箇所を登っているようです。私もルートとしては、その方のルートか、もしくはもう一筋東側にある尾根と思われる場所を登るしかないと思っていました。

 取り付きとなる箇所付近の前の道路は狭い道路ですがGOOGLEのストリートビューで見ることができるので、この付近の状況を何度も見て車を停める場所も含め、考えていました。

 そして、本日ついに実施。
 天気予報では、曇り時々晴れで、このところの暑い日々を思うとちょうどいい天気のようです。8時少し前に現場付近に着き、改めてどこから取り付くことが出来るか現地を見て歩きました。前述のブログの方の軌跡を追ってみましたが、どうも取り付き箇所がわかりません。やはり、自分が思った東側のルートから行こうかと思っていると、これまで気づかなかった道があることに気がつきました。よく見るとそれ以外にも道らしきものがありますが、比較的はっきりしたその道から入ってみることに決めました。


 歩き始めると比較的新しいピンク色のテープがあります。しかし、程なくして、いきなり分かれ道。右に行くと前述のブログの方の歩いたルートの近くに行けそうです。しかし、左はより山頂の方向に向かったいるようです。しかもピンク色のテープが付いています。しばらく迷いましたが、結局テープの付いている左側のルートを行くことにしました。



 道は荒れていますが、はっきりわかる道です。それでも倒木によって、迂回するときには笹藪の中を一時的に進む必要があり、そのときにはこの道のありがたさがわかりました。


 気がつくと小さな谷の縁を歩いており、自分でこの谷は避けるべきだと思っていた谷の縁を登っているのでした。すると今度は突然谷を避ける方向にトラバースしているようで、それに沿って歩いて行きましたが、それまで比較的密に付けられていたテープがなくなり、さらに荒れた道になりました。しばらくトラバースすると今度は明らかな尾根を登り始めます。位置を確認すると、前述のブログの方が歩いたルートに入ったようです。
  ところがもう少しで頂上という斜面で突然、道が途絶えました。なんとなく、道らしき感じと踏み跡がありますが、複数の方向に続いています。しばらくどのように行くか考えてしまいましたが、とりあえず山頂方向に続く踏み跡を追うことにしました。念のため、帰り道がわかる場所の木にティッシュペーパーを結んでマーク。
 しばらく進むと踏み跡も途絶えてしまいました。一旦マークした箇所まで戻り、別の踏み跡を追いました。直ぐになぜか一升瓶が転がっていました。酒を飲んだのではなく、おそらく燃料か何かをこれに入れていたのだと思います。ゴミを散らかしてけしからんと思う反面、誰かがここに来たと言う証拠であり、なぜか安心します。


 しばらくすると踏み跡が曖昧になり、なんだか動物の足跡も目立つようになりましたので、あとはとにかく上を目指して、自分の歩きやすいコースをとり斜面を登っていきました。しばらく登ると比較的平らな場所があり、その付近が山頂であることが直ぐにわかりました。周囲は立木がたくさんあり、眺望は全くありません。直ぐに三角点を見つけることが出来ました。三角点付近は多少空が広くなっていますので、この三角点の脇にお店を広げることとしました。山道に入って、50分くらいです。


 例によって、とりあえず144のFMにQRVして、あわよくば4QSOしてしまおうと考えました。ここなら海も近く、静岡市~藤枝市あたりの局が応答してくれる可能性が高いと思ったのです。
 予想通り、144のFMで4QSO出来ました。その中には松崎町付近の海の上にいるシーカヤックとも繋がりました。さらにSSBで2QSO。それならもう帰ってもいいのですが、SOTA WATCHに21MHzと7MHzでもQRVを予告していましたので、21のDP張ってQRV。でも、コンディションは悪く、1QSOのみでした。今度は7MHzのDPを張り、CQ。直ぐにHAYさんから応答。その後、しばらくは応答がなかったのですが、HAYさんがクラスターに上げてくれたのが効果を生んだのか、その後、5QSO出来ました。ちょうど12時になったので、CL。


 片付けをして、下山しました。
 山頂から、木にマークした箇所までも無事に下ることができ、あとは来た道をひたすら戻り、無事車まで戻ってきました。

 これで伊豆半島コンプリートです。嬉しい!!!

 今回のトラックです。余計な記号がありますが。