2018年5月28日月曜日

遠笠山から7MHz(2018年 5月27日(日))

 第4日曜日ということで、1エリアC4FMロールコールのお手伝いで今回は遠笠山へ。今回も144MHzを担当しました。12時を過ぎてあまり呼ばれなくなったため、遊ばせていただきました。
今回は、5.5mのロッドアンテナがV型についているものをYAHOOオークションで落としたものを試用してみようというものです。
 
フルに伸ばせば14MHz様ですが、短くすれば、18、21、24、28、50でも使えるはずです。はじめにコンベックスで21MHzに同調するであろう長さに調整し、FT-817でSWRを測りました。ところが常に無限大になってしまい、全く同調しません。諦め得て28MHzへ、さらに50MHzなど長さを変えてみましたが全くSWRが下がる気配がありません。単純な構造ですから、付属のバランがおかしいとしか思えません。ワニグチクリップを持っていましたからバランを外して直結で試してみれば良かったのかもしれませんが、面倒になり、今回はこのアンテナの使用を諦めました。もう少し長いコンベックスを持ってこなかったこと、アンテナアナライザーをもってえこなかったことも調整を諦めてしまった理由です。なにより、事前に使用してみてバンド毎にマジックなどで印を付けておくべきでした。
 50MHzのポケットダイポールも持っていましたが、この場所からは何度も50MHzを運用していますので、今回は持っていた7MHzのフルサイズワイヤーダイポールを張りました。やっぱり長いですね。水平に張ると。


 SWRも良好に下がっていますが、バンド内は閑散としています。ちょうどお昼という時間とコンディションも下がってしまっているようでした。
 逆には空いている周波数を見つけるのは簡単で、空振りをしながらもCQを出続けました。弱いながらも応答してて頂ける局があり、Sが1でもノイズのほとんどない山頂ではしっかりと聞き取ることができ、6QSOできました。次第に近距離が不安定ながらも入感するようになってきましたが、下山の時間となったため、CL。
 遠笠山は今年既に運用しており、ポイントを得ているため、今回のQSOはアクティベーターとしてのポイントにはなりませんでしたが、遠笠山での7MHz初運用となりました。

またまた代々木公園(2018年 5月26日(土))

 天気の良い土曜日ですが、午後から代々木でボランティアのような活動の打合せがあり、山に行くことができません。それでは、少し早めに出かけて都内のどこかでQRVしようかと思いました。はじめは芝浦の公園からのQRVを考えましたが、結局出かけるのが遅くなってしまい、前回も運用したことのある代々木公園でNTS620+ポケットダイポールで運用することとなりました。
 はじめは木の枝に吊る下げるつもりで三脚などを持って行っていませんでしたが、適当な場所が見つからず、池の前にあるベンチに座って、左手にポケットダイポールを持ってお相手を探しました。
 12時過ぎており、多くの局が昼食のため、無線機の前を離れる時間でしたが、移動局が2局見つかり、QSOして頂けました。どちらの局からも51のレポートでしたが、弱い電波でもとって頂けたことに感謝です。たった、15分程度の超お手軽運用でした。


蕎麦粒山へ(2018年 5月20日(日))

 日曜日も天気は良いようなので、蕎麦粒山に挑戦することにしました。
 昨年、大札山付近に出かけたときに、蕎麦粒山の登り口は下見をしてきていました。地図をよく見るともう少し先にある山犬段というところは、車を止めるスペースも十分あり、別の登山道もあるようです。ただ、大札山までは林道と言っても舗装されていますが、その先は完全なダートで落石もたくさんあり、ゆっくりしか車を進められません。少し不安ではありますが、とにかく昨年途中までは行った道ですから、行くしかない!ということでスタート。
 ところが現地近くに来ると曇っており、雨まで降り出しました。直ぐにやみましたが、林道を上っていくと、あるところから上は濃霧です。それでも一度は来ているところですから、さほど不安もなく、前進!ところが、道がダートになるとスピードも落ち、なかなか山犬段につきません。他にほとんど車両とも出会わず、落石で道が崩れかけている箇所などを通ると、なんとなく不安になってきます。ふと、1台ワゴン車が止まっており、外に人がいましたが、長靴を履いていることなどから、登山者ではなく、工事の人かと思い、特に声もかけずに通過。ようやく山犬段につきました。霧の中に突然広場が現れ、車がたくさん駐車してあります。

 
ちょうど、これから登山開始というちょっとした団体山もいました。何とか駐車することができ、出発準備をしていると、先ほど声をかけずに通過してしまった方が車でやってきて声をかけてくれました。その方は地元の方で毎日のようにこの場所にやってくるという方でした。しばし、この周辺の状況を伺い、霧の中でわかりにくかった登山口を教えてもらい、登山開始。



「40分くらいで山頂にいける」という彼の言葉の通り、ちょうど40分で山頂に到着できました。山頂からの景色を説明する看板等がありましたが、霧で何も見えません。

 
 


 登山中、また山頂でも何組かの登山者がいて、結構人気の山であることがわかりました。
 いつもなら、50MHzから始めますが、今日はいきなり21MHzのダイポールを木の枝間に張り、SSBを運用、ぼちぼち呼ばれて直ぐに4QSO達成。適当にコンディションも良いようでアラートを見たSOTA仲間からたくさん声をかけて頂き、S2Sも3つできました。


 お昼前に撤収しましたが、その頃になってようやく霧が晴れて日が差してきました。帰り道にさく昨年も来た大札山付近のポイントでQRVしようと急いで下山し、大札山の駐車場に向かいました。大札山はそんなに大変な登りとう記憶はないのですが車で走りながら捉えた大札山の姿を見ていると、結構急なピークとう印象です。実際に登り始めると、「あれ?こんなに急だったっけ?」と息を切らしてしまいました。



 運用地付近で25mルールを考慮して、いい場所がないか探したのですが、結局昨年とほぼ同じ場所で運用しました。調子に乗ってまたしても21MHzから運用。ところがコンディションが落ちてしまい、4QSOするには時間がかかってしまいました。


 それでも50MHzにQSYすることを考える間もなく、4QSOできました。本日2度目のS2SとなったJUNさん(彼も玄岳から大観山に移動)から7MHzでマサコさんがOS001から運用していることを聞き、7MHzを聞いてみると、21MHzおDPでもしっかり聞こえます。急いで7MhzのフルサイズDPを張りましたが、給電展は80cmという適当なもの、他の方とのQSOがおわり、よし呼んでみようとPTTに指をかけたとき、CLを宣言されてしまいました。


 ダメ元で「最後にS2Sを御願いできませんか?」と声を出してっみると、応答があり、本日5つめのS2Sが成立しました。SWRも測らずに波を出してしまったけど、ちゃんと飛んだようです。
 時間も遅くなってしまったため撤収し、ご機嫌で下山開始。気を抜いてしまったのか、腐った階段の木に気づかず、それを踏んでしまい珍しくしりもちをついてしまいました。幸い、擦り傷もありませんでしたが、気を抜くとこういうことになるのだと反省した次第です。



 

葛城山で熱々のDJ-G7(2018年 5月19日(土))

 先週の続きで、エアコンの修理の立ち会いで動くことができません。でも、先週と違い、はっきり午前中の修理と言うことがわかっていました。それなら午後から近場の低山でもと考え、葛城山と香貫山の両方に行ってやろうと企みました。

 ところが、お昼ご飯を食べてのんきに出発したため、葛城山の山頂に立ったときには既に1430を過ぎていました。観光地であるこの山では大きなアンテナを設置できないことから、DJ-G7だけを持って行き、アンテナは、430の5エレと三脚、RH770、1200もでられるWPを持って行きました。

 最初に1200FMでCQ。しかし全く応答なし。バンド内も全く聞こえず。そんなんで、5エレ八木を設置して430のFMでCQ。なんとか2QSOできたのですが、その後が続かない。土曜日なので違法局だけはたくさん聞こえますが、アマチュアのQSOは全然聞こえません。


 あきらめて、RH770にアンテナを変えて144でCQを出そうとすると、送信すると電源が落ちてしまいます。なんと、無線機がとても熱くなっているではありませんか。電源を切って、しばらく待つというようなことが普通の方法ですが、なんだかちっとも4QSO達成できない焦りから、再び430に戻ると、不思議と430では送信可能でした。しかし、何度CQを出しても空振り。しかたなく、電池ボックスを外して、しばらく電源を落として、144で送信すると、今度は送信できました。
 CQを出すと直ぐに応答があり、何とか4QSO達成。
 撤収して、下山を開始したのは、既に17時に近い時間でした。
 陽が長くなっているので、それから香貫山山頂に行っても良かったのですが、家庭内のSWRが上昇しそうなので、今日はこれで諦めて帰宅しました。

 景色としては、いいのですが、前回も4QSO達成するのに苦労しました。

 

2018年5月17日木曜日

雨の竜爪山(2018年5月13日(日))

 5月12日(土)はとても天気の良い日でした。しかし、エアコンの修理業者がやってくるため、出かけることができませんでした。せめて午前か午後かおよその時間を事前に教えていただければよいのですが、当時になってからの連絡で結局15時過ぎに来るとのこと。それがわかっていたら山に行けたのになぁ~
 そんなわけで、そのうっぷんを晴らすため、日曜日は是非山に行こうと思ったものの、天気は下り坂です。このところ、長九郎に行ってみようと思っていたのですが、片道で3時間近く歩く長九郎に再び(昨年も頂上で雨に降られた)雨の日に行くのは少し気が引けたので、別の山を探しました。天気予報では午後からの雨ということで、早朝に出かけ、お昼前には下山することを念頭に登る山を検討しました。せっかくの日曜日なので430FMでもよいだろうし、無線に関する装備は簡単にして出かけられるところとして選んだのが、竜爪山(SOTA JA/SO-043)です。
 昨年は、登山口から新道と呼ばれる道を通り、往復しましたが、今回は短縮コースとして頂上近くの神社まで車で行き、そこから約1時間歩いて山頂を目指します。
 予定通り、神社に8時過ぎに到着。準備をしていると、さすがに人気のある山で何人もの登山者が通り過ぎます。それでも前回と比べると格段に人は少ないように思えます。皆さん天気予報を見て中止されてるのでしょう。この山と箱根の金時山は、本当にリピーターの多い山です。かなりお年をとった方が単独、もしくはグループで毎週のように登られているようです。
 前回も階段でバテ気味の私をお年寄りのグループが抜いていきました。また、久々に登るというお年寄りと休憩しているときにいろいろなお話を聞いたりしたことを思い出します。
 
 この山は、私の記憶では、登山口から神社までが自然あふれる登山道で楽しい道です。神社以降は急こう配の登りで階段が連続しており、嫌になるようなコースです。


 今回も階段を登っているうちにすっかりバテってしまいました。それでも「この景色はもうすぐ尾根道だ」などと見覚えのある箇所があったため、精神的には前回よりも楽です。


 ほどなく、山頂に到着。竜爪山は、薬師山と文殊岳という二つのピークの総称です。SOTAではわずかに標高が高い薬師山の方が登録されています。薬師山の山頂はスギ林の中で眺望がよくありません。よく静岡の地元の方は、「竜爪山はよく飛ぶ」と言いますが、おそらく文殊岳の方から運用されているのではないかと思います。前回は薬師山山頂のベンチで運用しましたが、今回25mルールの中でもう少しロケーションが良いところがないか、少し文殊岳側に歩き探してみました。しかし、適当なところが見つからず、前回と同じベンチからの運用となりました。




 今回も前回と同様、FT-2Dと三脚に乗せた5エレ八木で430FMを運用。ぼちぼちと応答していただき7QSOできました。印象的だったのは、今日からSOTAを始めたというFAY局とS2Sができたことです。同じ県内にSOTAを楽しむ人が増えることは大歓迎です。
 交信していた静岡市内の方から雨が降り始めたと言われました。先ほどまで陽がさしていた山頂付近もなんだか暗くなってきました。時々通過していく他の登山者もほとんどいません。どうやら予報よりも早くに雨が降るようです。
 ちょうどCQに対する応答が切れた頃、雨粒が顔に当たり始めました。急いで無線機を片付けて下山の準備。さて、カッパを着ようか、上だけにするか、ザックカバーはどうしようかと一瞬考えましたが、明らかに下り坂の天気ですから、今のうちにフル装備にしても良いだろうと判断し、すっかり雨仕様にして下山を開始ししました。本当は文殊岳までちょっと足を延ばしたかったのですが、また次回のお楽しみにしました。下山を進めていくと、目の前に一人で下山しているお年寄りが現れました。しかし、ただ下山しているのではなく、登山道に落ちている枝などを排除しながらゆっくり歩いています。山田さんというこの方は、頻繁にこの山を訪れているようで、こうして登山道の維持を自主的に行っているようです。彼以外にもこの山の登山道の維持に人力を尽くされている様々な方のお話を聞きながら下山。私と同じ場所に車を停めていた彼とそこで別れました。
 この山は、なかなか楽しい山です。
 

2018年5月6日日曜日

家族で越前岳(2018年5月6日(土祝))

 昨年に続き、家族でどこかの山に行こうということになり、妻が以前から「愛鷹山に登ってみたい」と言っていたので越前岳に出かけることにしました。この山はSOTAの山で10ptの山です。なんとか短い時間で4QSOできるように、そして荷物を軽くするために430MHzのFMハンディーだけで行こうかと思いましたが、「NTS-620は、こういう時のためにあるのだ!」と思いID31、ポケットダイポールと共にカバンに入れました。
 朝7時には家を出るつもりでしたが、実際にスタートしたのは8時過ぎ、十里木の登り口の駐車場に着いてのは10時を過ぎてしまいました。既に駐車場は満車。腹を決めて空待ちをしていると、直ぐに空けてくれた車がいて駐車完了。準備を整えて10:20頃から登り始めました。
 天気は良好で富士山も良く見える最高の日でしたが、登山者はとても多く、周囲に他の人が見えない時間があまりないほどの盛況ぶりです。それでもこの山は道が近くに複数あるため、渋滞にはならずに自分たちのペースで歩けました。


 頂上に着いたのは13時を過ぎてしまい、家族が軽い食事をしている間に無線の準備。ポケットダイポールを機に縛り付け、6mを運用開始。しかし、バンド内はザワザワしています。Eスポが出ているようで6エリアからのCQも聞こえます。何度かこれに応答してみますが、取ってもらえず、自分でCQを出しました。しかし、空振り。やはりEスポが出てしまうと山岳移動局の人気は落ちてしまうようです。ようやく地元の局から応答がありました。しかし、そのあとが続かず、430MHzFMのQSY。RH770をクリップで木の枝にとめて、CQ。なんとかぼちぼちと3QSOできました。

 


 それでも30分程度の時間を要してしまい、待ちきれなくなった家族は先に下山開始。家庭内のSWRが上がりそうなので急いでかたずけて、後を追いました。自分の能力での安全な範囲の最高速で下山。何とか家族に追いつき、チューニング。何とかSWRの上昇を抑えました。

 御殿場に行って、遅い食事をしようと人気のファミリーレストラン「さわやか」へ行ってみました。16:00なんて最も空いていると思いきや、なんと6時間待ちとのこと。あきらめて、沼津へ。結局17:00を過ぎてしまい、夕食として焼き肉を食べて帰路につきました。少しでも早く帰宅しようと箱根経由で帰ろうとしたのですが、なんと国道1号線の吊り橋渋滞があり、ほとんど動きません。急遽、Uターンをして熱函道路を通り、無事帰宅。このドタバタが日本のゴールデンウイークなんでしょうかね。それにしても吊り橋(スカイウォーク)渋滞は何とかしてもらいたいです。
 

2018年5月5日土曜日

念願(?)の婆娑羅山(2018年5月4日(金祝))

<編集途中>

 婆娑羅山という変な名前の山の存在は高校生の頃から知っていました。この山の直下の婆娑羅峠を自転車で超えたときのきつかった思い出もあります。SOTAにはまる以前から、この山で移動運用をしてみたいと思っていました。この山の頂上は下田市と松崎町の境でどちらで出ても1エリアからモテると思っていたのです。
 様々な方の移動運用のブログ等を見ていると、この山の山頂にテントと無線機を担ぎ上げて運用している記録が出てきます。50MHzの飛びも良いようです。しかし、昨年近くの長九郎岳の山頂から6mを運用した感じからすると、本当にそんなに飛ぶのかという疑問も残ります。とはいえ、SOTAの山でもありますし、まだ1度もSOTAの運用がない山ですから、是非1度は行ってみたいとずっと思っていました。
 しかし、なかなか出かけられなかったのは、遠い(距離も渋滞による時間も考えて)ことといろんな人の登頂記録を見ていてあまり評判が良くないからです。第一に登山道がありません。国土地理院の図面にもありませんし、ルートが書かれたガイドブックのようなものがないのです。それでいながら静岡100名山に入っているようです。いろいろな登頂記録を見ていると、婆娑羅峠のトンネネル付近から尾根に取り付いて登るのが一般的のようです。しかし、頂上は眺望が良いわけではないようです。そして、この婆娑羅とい不思議な名前、昔の姥婆捨て山を思わせるような不気味な名前です。
 
 まあ、こういう不安な山は少しでも陽が長い時期に登るのが良いと思い今回決行しました。
 8時頃に登り口に到着し、登山開始です。取り付き箇所にかつてケルンを作っていてくれた方がいまして、それを直ぐに発見。登り口はわかりました。なんとなく道らしきものはありますので、それを進行。あとは山レコの過去の足跡を頼りに進行しました。確かに登山者の踏み跡があり、誰かが最近通ったことがわかり安心できるのですが、安全にとおれる道なのか、雨水の通り道なのか判断しながら進む必要があります。案の定、道らしきものを見失ってしまい、尾根に向かって直登することにしました。距離的にはたいしたことはないのですが、帰りにこの道を通るのは嫌な感じの斜面を上がりました。程なくして尾根に到着。念のため、木の枝にティッシュを結びマーク。尾根伝いに歩き始めると、青やピンクのリボンを発見。


 山レコの足跡を見ると、このまま直登してもいいはずなのになぜか多くの足跡が左に迂回している箇所が数カ所あります。実際にその場所に行ってみると確かに迂回する方が良いような急勾配と倒木のたくさんある場所でした。それにしてもかなりの急登りが続きます。また、この日は大変風が強く、帽子も飛ばされそうなので脱いでザックにしまいました。リボンも頻繁にあったり、見えなくなったりの状況でした。

 本当にこのルートで良いのかと疑問に思っていると突然「火気注意」の小さな表示があったりして、妙に安心したりします。1時間ちょっとで登れるかと思いましたが、結局、1時間40分もかけて頂上に到着。
 頂上は噂の通り杉林の中にぽつんと三角点があり、その周辺はGPS測量のためでしょう多少木々がなく、日だまりになっていますが、眺望はまったくよくありません。ただし、これまでの急登を考えると頂上付近は平坦な部分があり、確かに野営も可能と思えます。
 



 強風のため、木々が擦れ合ってミシミシと音を立てています。我ながらよくこんなところにひとりでいるなあと思いつつ、6mから準備開始。FT-817+デルタループで運用開始。でもバンド内を見回しても、あまり強く入感する局はいません。なんとなく嫌な感じ。とにかくCQ。しばらく空振りをしたあげく、突然強い信号で応答がありました。富士山5合目の移動局です。これは良かったのですが、その後が続きません。時々応答いただけるのですが、どうも信号の強さが安定しません。風も確かに強いのですが、杉林のおかげでかなり防げています。あまり経験したことのない、信号の不安定さを味わいながら(婆娑羅山の魔力?)、それでも何とか7QSOできました。

性懲りも無く、21MHzのワイヤーダイポールを杉の木の間に張り、21MHzでCQ。コンディションが良いようで、7や8、それにVK5を含む7局とQSOできました。


 とりあえず、満足をして、11:30頃CL。片付けをして12時前に下山開始。下山は、注意しなくてはと、歩き始めて直ぐにGPSで登ったときの足跡を確認すると、既に90度くらい下山方向が間違っていました。
 GPSの誤差もあるのでしょうが、その後気づくと登った時のルートから外れてしまうと言うことを繰り返しながら無事に下山。尾根に出る時の登りルートはあえて通らず、リボンに導かれて別ルートに。自分が枯れた沢だと思っていた場所がリボンが示すルートであったことがわかりました。
 今回、これまでの経験からGPSを有効利用して無事に下山できましたが、自分の感覚がかなり適当であることを改めて思い知りました。これまで方向音痴だとは思っていませんでしたが、山の中では危険です。GPSのおかげで無事に下山できることは良いのですが、基本的な読図力や現地判断を磨かないと行けませんね。GPSがなかったら迷子になっていたかもしれません。


 さて、これで帰路に着くのですが、せっかくだから、昨年も行ったJA/SO-107に寄り道をすることにしました。電波塔もある山だから、430のFMで軽く4QSOして下山しようと思っていたのですが、430FMでもあまり、声が聞こえません。5エレのアンテナを付けて、CQを連発しましたが、何とかカスカスで2QSO。そんなに飛びが悪いんところなの?そうだ前回は7MHzを運用したんだなど思い出し、50MHzにQSY。なんとか1局はQSOできましたが、そのあとが続かない。それではと21MHzのダイポールを張り、CQ。しかし既にコンディションは落ちてしまっており、まったく応答なし。CQを出している静岡の局を見付け応答するも反応なし。あと、1局がどうしてもできない状態となってしまいまました。再び、50や430に戻ったり、50のAMでFMでもCQを出しても一向にダメです。長めのホイップを付けて144のFMで何度かCQを出しているときにようやく応答があり、何とか4QSOを達成しました。

 帰り道は連休の大渋滞にはまってしまい、家に戻ったのは19時を過ぎてしまいました。

 


 

浜石岳とJA/SO-080(2018年5月3日(木祝))

 連休後半戦の3日は、ずいぶん前から雨の予報が出ていました。でも、よく見ていると朝方は雨ですが、午前中には急速に回復してきそうです。それを見越して早めに家を出て、登り始める頃には晴れるというパターンを狙えそうです。天気は西から回復してきそうですから、静岡方面がいいでしょう。かといって、雨上がりでぐちゃぐちゃの道を歩くのも嫌なので手頃なところとして、浜石岳を目指すことにしました。それでも実際に家を出発したのは9時を過ぎてしまい、このとき既に自宅周辺も日が差してきていました。

 ナビに従って浜石岳に向かっていると由比の街中で徒然大渋滞にはまってしまいました。「何でコンなところで?」と不思議に思っていると、桜エビ祭りをやっているようで、街のあちらこちらに臨時駐車場ができているようです。その渋滞にはまってしまったのです。
 何とか渋滞を回避し、浜石岳山頂に着いたのは、12時頃になってしまいました。山頂には1組のハイカーがお弁当を食べているだけでした。晴れて陽が差していますが、全体的にガスっていて景色はよく見えません。それでも駿河湾の一部分だけはよく見えます。以前、ここに来たときもガスっていて、景色は全然見えませんでした。今回、少し見えた駿河湾の景色でやはり、とても見晴らしのいいところであろう事が想像できました。


 早速、6mのデルタループを設置し、運用開始。12時台ということもあり、あまりよく呼ばれるわけではありませんが、直ぐに6QSO達成。


Eスポが出始めているようで、6からも声がかかりました。21MHzにQSYする前にバンド内を見回すと、50.130MHzでBW/JH3GGCが59+で安定して、聞こえています。たくさんの方が呼んでいるようですが、私も呼んでみました。なんと2回目でピックアップ。機嫌良く21MHzにQSYしました。

 アンテナはいつものワイヤーダイポール。片側は木に結び、反対側はスタンドに結びましたが、給電部の高さは、相変わらず2m以下です。あまり、呼ばれませんでしたが、6からもお声がかかり、2QSO。ワイヤーダイポールが他の登山者の迷惑にならないか気になっていましたが、結局誰も来ませんでした。
 
 これで満足して帰れば良いのですが、折角だからお隣のJA/SO-080に寄っていくことにしました。1回行っている山は勝手がわかりますから、素早く判断ができます。
 ところが、ナビが上手く動作せず、道を間違えてしまい、30分以上の時間をロスしてしまいました。確か前回ここに来たときも道路工事のおかげで結構面倒な迂回を強いられたことを思い出しました。道すがら今朝までの雨の影響であちこちから水が流れ出し、道路が水びだしになっている箇所が何カ所かありました。
 車を停めて、登山道を行き来する間も誰とも会いませんでした。前回どうしても三角点を見つけられなかったことを思い出し、今回再度三角点を探しましたが、やはり見つかりません。GPSで確認しても、現地の地形からしても場所を間違ってはいないはずですが。


 杉林の中にデルタループを設置し、再び6mでCQ。20分くらいで6エリアを含み4QSOできました。懲りずに杉林の間にワイヤーダイポールを水平に張り、21MHzのSSBを運用。よく呼ばれることは無かったのですが、6エリアと8エリアの1局づつQSOできました。


 帰りは特に渋滞にはまることなく帰宅。とりあえず満足な1日でした。
 

2018年5月1日火曜日

矢倉岳へ(2018年4月30日(月))

 昨年の連休は、毎日のように山に行けましたが、今年は初日の土曜日に仕事をしなくてはならず、翌日はALL JAコンテストと言うことで諦めてしまい、3日目の30日(月)になってようやく出かけることができました。
 あとで気付いたのですが、ALL JAコンテストは50MHzまでが対象なので、430MHzや1200MHzでのSOTAはできたのですね。天気も良かったのでもったいない事をしました。でも、この一週間、ず~っと現場で疲れていたので、ゆっくり休んで正解だったかもしれません。
 それでも、先日無くしてしまったデルタループのエレメントを作っていましたので、有意義な一日でした。(ということにしておこう!)

 さて、天気のよい30日(月祝)どこに行こうか迷いましたが、渋滞にはまらないで近場ということを考え、矢倉岳(JA/KN-016)にしました。のんびりと8時過ぎに家を出て足柄峠に9時半頃につきましたが、既に駐車場は満車。少し下がったスペースに駐車めることになりました。
 歩き始めと流石連休。家族連れなど何組ものパーティーと出会いました。足柄峠からのコースは大部分が林の中を歩く気持ちの良いコースです。ただし、後半は急坂を登る必要があります。息切れをして、何度か短い休憩を取りながらも10:30ころには頂上に到着。山頂もやはり、いつになく混んでいました。


 他の人の邪魔にならないような箇所を選んで、陣を取り、50MHzのデルタループを設置して運用開始。適度に呼んでいただき、17QSO達成。お昼になって益々人が多くなってくるので、このあたりで帰ろうかとも思いましたが、ちょうどダイポールが張れそうな木の近くにいたパーティーがいなくなったので、21MHzワーヤーDPを張って、21MHzの運用を開始。バンド内を聞いているとフィリピンが入感していましたが、国内は開けていないようです。


 とりあえず、国内向けに21.195MHzでCQ。なかなか呼ばれません。やっと呼んできたのはVKでした。これまでVKやZLに呼ばれたときは強いQSBを伴っていましたが、今回は58で安定した信号です。私の信号も52のレポートをもらえました。しかし、後は続かず、その後なんとか国内の局2局とQSOができたにとどまりました。もう少し頑張っていれば良いのかもしれませんが、人の多い山頂であまり永居するのも良くないと思い。1時頃には下山開始。帰り道も前を歩く何組かを追い越して、快調に下山しましたが、家に戻ってから、筋肉痛が襲いかかり、挙動不審な状態になってしまいました。直ぐに筋肉痛になるのは、まだ若いのかしらん。