2018年7月17日火曜日

竜頭山と井戸口山(2018年7月15日(日))

 静岡の方とQSOしていると時々竜頭山という名前が出てきます。結構人気の山のようです。調べてみると、いくつかの登山ルートがありますが、山頂付近は公園にになっており、スーパー林道も通っています。さらに中継局もあるようでスーパー林道からアクセスすれば、結構簡単に頂上に到達できそうです。このスーパー林道をさらに北に向かって進むと、井戸口山という8ptの山もあります。井戸口山の山頂もスーパー林道から離れてはいませんが、地図を見ても登山道がわかりません。スーパー林道は、なんとグーグルのストリートビューでも見ることができるので、この周辺を見ながら登山口を探していました。しかし、なかなか適当な登山口がみつかりません。ようやく山レコの記録を頼りに北側からやや遠回りと思えるルートがあることがわかりました。遠回りと言っても、等高線の様子からすると妥当なルートの様です。
 ということで、今回はこの二つの山に挑戦です。どちらの山もSOTAの運用履歴はない山です。

 分かり難い、井戸口山を先に登ることを考え、ナビをセット。朝4時に出発しました。ナビでは4時間かかることになっています。連休中のため早朝でも以外と車は多く走っていますが。予定通りほぼ2時間で新東名の浜松浜北インターを出て、一般道を走り始めました。私の愛車ハイゼットカーゴは、高速を流れに乗って走ると、あっという間にガソリンがなくなってしまいます。インター
を出た時点で燃料は半分になっていました。帰るまでにどこかで給油しなくてはならない状態です。早めに給油しようとガソリンスタンドを探しながら走っていましたが、スタンドはあるもののあさあ早いため開いていません。いくつものスタンドを見ながら車を走らせていました。途中「土砂崩れのため、通行止め」との看板や表示が出ていましたが、その区間がどこを意味しているのかよくわからず、とにかく車を進めました。ダムの近くのトンネル内で分かれ道があり、何か警備員がいましたが、特に指示が無かったのでそのまま直進。後でわかったのですが、ここから迂回ルートが設定されていたのでした。しばらく走ると突然通行止め。そこから左の山中に続く細い道があったため、その道に入りました。ナビは直ぐに新たなルートを検索。どうにか行けそうです。とても細くて暗い道をひた走り、元の道に出るとどうやら交通規制内ではあるが、工事箇所を超えた場所に出たようです。このルートは通行規制区間内に入ってしまう集落の方が利用するルートの様です。
 これで一安心。それでも登山口まではさらに1時間かかるようです。ふと燃料計を見るとなんと1/3まで一気に減っています。これは直ぐに燃料を入れた方が良いと思いました。しかし、走っても走ってもガソリンスタンドはありません。なんとか下山まで持つかもしれないとも思いましたが、万が一、山の中でガス欠なんて冗談じゃありません。やっぱり、全体に燃料を入れてから登ろうと決めました。ルートでは水窪町の街中を通過することになっています。水窪まで行けばスタンドがあるに違いないと、水窪まで一気に走りました。水窪の街に入り、ガソリンスタンドを検索すると2つもあるではないですか、早速向かいましたが、2軒とも開いていません。時間がまだ7時台だからでしょうか?近くの商店のおばさんに「あそこのスタンドは何時頃開くのか?」と聞いてみると、「日曜日は休みですよ」との返答。「では、日曜日でも開いている一番近いスタンドは?」と聞くと、わざわざ奥からご主人を呼んできてくれて、「横山の天竜川を横断する橋の袂のスタンドは開いている。」と教えてくれました。しかし、この横山というのがどこのことを言うのかよくわかりません。私が走ってきたところに間違いないのですが、いくら話を聞いても正確な場所がわかりません。彼は「20kmあるよ。」と言っていましたので、とにかく20km来た道を戻ることにしました。
 ところが、20km位戻ったところは例の土砂崩れのために通行止めになっている箇所付近でした。そこで交通誘導していた、おじさんにこの辺が横山かと聞くとまだまだずいぶん先のようです。再び山の中のさみしい道をとおり、ようやくスタンドで給油することができました。距離計を見ると35km以上ありました。直線距離を教えてくれたのでしょうか?
 再び、元の道を戻るとまた、あの山道を走るよりも正規の迂回ルートを走った方が楽なのでは無いかと思い、迂回ルートに入りました。ダムの上を通り、谷の反対側を走るのですが、突然渋滞。その横には待ち時間30分の看板があります。どうやら道幅が狭い区間が長く、片側交互通行をしているようです。とても30分もおとなしく待ってられず、Uターンして結局また細い山道を走って水窪に戻りました。その後スーパー林道に入り、迷うことなく登山口にたどり着きました。このとき既に10時。家を出てから6時間もかかってしまいました。
 
 
 
広い空き地のようなスペースに車を停めると、なぜか、ハエやアブなどの虫が大量に車によって来ました。急いで荷物を出して、準備をしているときも大量のハエやアブが車や私自身に取り付いてきて、払っても払っても付いてきます。急いで準備を整え、出発。道は、少し薄れていますが、ピンクのテープが所々にあり、これを折っていけば良いようです。直ぐに尾根道になり、意外と急な登りもありましたが、30分かからずに山頂に到着。木々に覆われた何もない、見晴らしもはっきりしない山頂でした。

 早速、21MHzのダイポールを張って運用開始。なんとか携帯が通じたのでSOTA WATTCHやツイッターに情報を挙げることができました。21MHzはそれなりにコンディションが良いようで、直ぐに5QSOできました。直ぐに撤収して竜頭山に向かってもいいのですが、アラートにも50MHzを書いていたので、DPを張って50MHzにQRV。三重県の移動局2局とQSOできました。Eスポも弱く出ていたようなので、これ以上は頑張らずに撤収。というのも終始ハエやアブ、ハチが私の回りを飛び回り、体やリグなどにとまり、ブンブンと音をまき散らしていたのでした。
 車に戻ると、相変わらず車の回りにハエやアブがたくさんいて、とにかく荷物を車に放り込み、直ぐにその場を離脱。しかし案の定、招かざるお客さんが何匹も車に乗車してきました。走りながら窓を開け、彼らには順次下車してもらいました。
 しばらく走り、竜頭山直近の駐車場までやってきました。ここに
車をおいて、どうやって登るのが良いか考えていると、また、車の回りにたくさんのハエやアブがよ寄ってきました。車を移動させても付いてきます。急加速して彼らを振り切り、Uターンして別の駐車スペースに車を停め、登山を開始しました。振り向くとまた、車は彼らに囲まれています。なんでそんなに車が好きなんでしょう?

 公園として整備されている道を進み、標識にしたがって、頂上に向かいます。このように公園として整備されているところでは、やったらにたくさん道があり、かえって間違えてしまうことがあることをこれまでに経験していますから、慎重にルートを吟味して歩きました。
 またしても30分かからずに山頂に到着。それでも汗びっしょりです。

 
 

 山頂には椅子とテーブルが2つありましたが、誰もいません。結構人気の山だと思っていましたが、まったく人の来る気配がありません。そこで片方のテーブルにお店を広げることにしました。再び21MHzのDPを張り、運用開始。先ほどからそれほど時間がたっていませんが、コンディションは落ちてしまったようです。それともお昼時で運用者が少ないのかもしれません。21MHzでは1QSOで諦め、RH770をクリップで留め430MHz,144MHzのFMを運用。ぼつぼつ呼ばれ、7QSOできました。もう一度21MHzに戻ろうか、50MHzに行こうかと思いましたが、既に14時近くになっており帰りの時間が気になってきたことと、またしても大量のハエにつきまとわれていたことから、撤収し、下山しました。
 そうそう、今回1200MHzにも出ようと思い、DJ-G7も持っていましたが、アンテナを忘れてしまいました。付いていたホイップアンテナも純正のものではないので430MHzなら出れますが、1200MHzは対応していなかったのです。(帰宅して直ぐに順正のアンテナに交換しました。)
 それともう一つ運用している様子をしっかり撮影しようと簡単なスタンドを購入したものを今回持って行きましたが、一緒に購入したコードレスのシャッターを忘れてしまい、試せませんでした。



 車に戻ると、相変わらず、車自体がハエやアブに囲まれており、また、急いで荷物を放り込み、発信。またしても数匹のお客様のご乗車あり。しばらく走り皆さん下車されたと安心していたら、突然居残りのお客様が目の前に現れるというゾンビ映画の主人公のような体験をしました。
 彼らが完全にいなくなり、林道から普通の道に出たところで車を停め、荷物の整理をして帰路につきました。ナビに従い、今度は森町をとおり、新東名に乗りました。はじめからことらのコースで来ていれば、通行止め迂回のややこしいことはなかったかもしれません。でも、このコース上ではほとんどガソリンスタンドを見ませんでした。ハイゼットカーゴで遠出するときには、ガソリンに十分注意が必要であることを改めて肝に銘じました。10L位の携行缶でも用意するかな。。。
 



0 件のコメント:

コメントを投稿