2018年7月3日火曜日

下十枚山(2018年7月1日(日))

 あっという間に梅雨明け。昨年の夏には夏でも低山を中心に回っていて、とても暑い思いをしたため、セオリー通りに今年はこの時期に高めの山に行こうと自分の能力でも行けそうな高い山を探していました。ガイドブックとSOTAのリストを見比べている内に下十枚山という山が目に留まりました。難易度は低く、これなら行けそうです。山レコでもいくつもの登山記録があります。ただし、登り口が少し分かり難そうです。ともあれ登り口の座標を携帯に入力してスタートしました。
 コースレコードは、2時間40分くらいかかります。最近の体力の衰えを考えると3時間くらい見ておいた方が良いでしょう。ところがでかける前の日に何か勘違いをしてしまい、2時間以内で行けるような気になっていました。そんなわけで家を出たのは5時半頃、登り始めたのは8時くらいとなってしまいました。現地の案内板を見て3時間を覚悟することを思い出した次第です。


 天気予報は晴れですが、熱海から函南に入った途端に濃霧。沼津では雨も降り始めました。これは行き先を変えないと行けないかと心配しましたが、静岡市内に入ると晴れていました。それでも高度を上げていくと、また霧が発生していました。
 登山口へはそれほど迷うこと無く到着。私以外には1台車だけ車が停まっていました。


 
 
尾根道に出る地蔵峠までは難なく到着。それでもこれから尾根道を2時間くらい歩くのです。当たり前ですが尾根道はアップダウンの連続。それをひたすら歩きます。本来であれば景色を楽しみながら歩けるのでしょうけど霧のため全く景色は見えません。それでも50m以上自分の歩く道はしっかり見えますので不安にはなりません。特に道もはっきりしており、気楽な感じです。それでも道を間違えないように時々GPSでの確認を怠らないようにしていました。何よりも困ったのは、陽が差しているわけでもないのにやたらと暑くて、汗が噴き出してくることです。5分に一回は汗を拭わないと行けません。持ってきた手ぬぐいは、汗でビショビショ。絞れるくらいです。
 そんなこんなで、下十枚山手前の最後のピークまでやってきました。ここから目的地である下十枚を見上げることができます。登山道の一部も見ることができましたが、以外と急勾配な感じです。またこのピークから一旦下るところだけはロープが張ってあり、急な岩場となっていました。それらをとにかく安全第一で超え、ようやく下十枚山の山頂に到着しました。10時50分です。ここまで他の登山者とは全く会いませんでした。


 下十枚山の山頂は決して広いとは言えませんでしたが、木の枝を利用していつもの21MHzワイヤーダイポールを張りました。SOTA WATCHにUP使用としましたが、携帯がつながりません。少しだけ移動すると何とか繋がり、運用情報をUPでしました。


 21MHzのバンド内はそれなりに聞こえますが、コンディションは不安定のようです。はじめに長めのCQを出し受信に入ると直ぐに富士市のFAY局が呼んできてくれました。偶然見つけてくれたようです。その後はなかなか応答が無かったのですが、移動中のUEH局がよんできてくれました。ノイズに埋もれギリギリでしたが何とかQSOを成立できました。その後、CQを諦めて、少し下の方の周波数に下がり、CQに応答。6エリアの移動局と59-59でQSOできました。下の方で再びCQを出してみると、4エリアから呼ばれ、レポート交換もできましたが、最後はフェードアウトしてしまいました。このまま粘るのも一つですが、結局21MHzは諦め、50MHzにQSY。ポケットダイポールを木の枝から吊り下げるというお手軽な方法でスタート。バンド内はあちこちでQSOが聞こえますが、皆弱く針が振れません。そんな中でひときわ強い局がありました。京都の移動局です。応答すると1発で撮っていただき59-59でQSOできました。その後こちらからもCQを出してみましたが、空振りの連続。12時を回ってしまったことも応答率を悪くしているようです。
 今度は、またしても木の枝にRH770をクリップ止めして、430MHzのC4FMを運用。2回目のCQで直ぐに応答があり、続けて2QSOできました。最後にFMでもCQ直ぐに連続して3QSOできました。流石に1732mの高さですね。
 13時が近くなってきたので、CL。結局山頂では4組程度の登山者と出会いました(思っていたより少ない)。片付けを行い、13時には下山を開始しました。
 下りはスムースでしたが、やはり汗が噴き出し、また膝などにかかる負荷が大きく、登山口に戻ってきたときには、ふらふらでした。車に乗り込みしばらく走ってコンビニでジュースを買いましたが、このとき車の外に出てみてビックリ、めちゃくちゃに暑いのです。汗をびっしょりとかいた山歩きでしたが、下界はもっと暑かったのです。

 結局今回は、
 21MHz SSB 4QSO
 50MHz SSB 1QSO
 430MHZ C4FM 2QSO
 430MHz FM 3QSO
 という結果でした。


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