2017年10月8日日曜日

ヤマビルだらけの雨乞山SOTA JA/KN-021(2017年10月 8日(土))

 3連休の初日ですが、天気予報は、ずっと雨。でも金曜日の天気予報を見ていると意外と早くに雨は上がりそうです。土曜日の早朝、レーダーの降雨状況を見ていると、間違いなく昼過ぎには上がる様です。
 そこで急遽、遅い時間からでも登れそうな山を考えました。そこで候補となったのは先日登った城山の隣の山である雨乞山です。この山は429mでSOTAでは1ポイントの山です。たくさんのアクティビテーションの履歴もありますので、きっと、運用しやすい山であろうと考え、ルートを検討し始めました。
 大きく言うと2つのルートがあり、ダラダラ長い距離を登るか、短い急勾配を登るかです。はじめは急勾配の方に行こうとしましたが、雨上がりで滑りやすいことが予想されるため、ダラダラの長いコースで出かけることに決定。11時頃に家を出発しました。意外と早く12:30には登り口付近に車を停めて登り始めることができました。
 ところが、出発して20分くらい歩いたところにある急坂で何気なく、右足の靴下を見ると、黒い線状の物体がうごめいています。そうです。ヤマビルです。慌ててむしり取りました。左足も確認しましたが、こちらにはいないようです。
 程なくして山頂に到着。結局50分くらいかかってしまいました。

 山頂は、狭く展望もなく、さらになんとなくじめっとしていたため、少し行き超したところに荷物を下ろしました。シートを敷き荷物を広げ始めましたが、やはり足下が気になって仕方がありません。靴下付近を確認すると、また、ヤマビルが…3匹もいました。幸いまだ食われてはいませんでした。ところがズボンの裾をまくると中からさらに3匹が…そのうちの一匹は私の足にかみついていました。これらを蹴散らし、無線の準備をしましたが、足元が気になって仕方がありません。

 ツイッターでUPL局が50.230MHzでCQを出していることを知り、とりあえずコール。彼もこの場所でヒルの被害に遭ったようです。IHV局ともQSOしていただき、さらにその周波数を譲っていただけました。QSOが終わると直ぐに私を呼んでくれる局があり、3局目のQSO達成。4局できたら、もう帰ろうかと思っていましたが、どんどん、呼ばれてしまい、やっと途切れたところでQRTを宣言すると、再び呼ばれてしまいました、さらにコールは続き、嬉しい悲鳴です。結局、CQは出さずにQRZだけで30局もQSOしてしまいました。お呼びいただいた皆様、ありがとうございます。


 しかし、この間足元を見ていると地面から彼らが次々に沸いて出てきて油断をすると靴の上を張っています。これらと格闘しながらのQSOは、結構大変でした。
 撤収作業でも彼らを誤って連れて帰らないように慎重に撤収を行い、再度下半身を確認してから、下山を開始しました。
 ところが歩いていると膝のあたりになんとなく冷たいものを感じます。慌ててズボンをまくると、またしてもいました。さらに靴下にも1匹。びっくりして、その場でズボンを下ろして、下半身を確認。
 その後も少し歩く度に足元を確認すると何度か靴に彼らが取り付いていました。また、さらにズボンの中にもまた、一匹。なんだか、下半身がズボンと接している箇所の微妙な温度変化にとても過敏になってしまいました。
 車に戻ると、車内でズボンを脱ぎ、裏返して再確認。彼らがいないことが確認できました。最後に念のため、登山靴の裏を確認。靴底に挟まった土を落としていると、なんとまた2匹いました!

 なんだかゾンビ映画の主人公になったような気分でした。
 とはいえ、この雨乞山は通常、丹沢山系には数えられませんが、丹沢に隣接した山です。先日ヤマビルの被害にあって、直ぐに駆除薬であるヤマビルファイターを購入しておいたのに、それを使わなかったことは、私の判断ミスです。それでもあれだけの数のヤマビルは、ヤマビルファイターだけでは防げなかったと思われます。
 UPL局は、運用中上からヤマビルが落ちてきて悲鳴を上げたようです。幸い私は上空からの攻撃は無かったのですが、顔を首に取り付かれたら、即座に撤退ですね。
 実は、気がつかないうちに上半身にも取り付かれていたりして…
 今回わかったのは、本当に彼らの吸着力ってすごいです。なかなか剥がせません。

 電波の飛びはなかなか良いのですが、次回登るときには、季節を選ばないと…
 
 

 
 
 
 

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