2018年10月12日金曜日

三連休の最後に高根山(2018年10月 8日(日))

 三連休の中日は、天気がよかったものの、全市全郡コンテストであったため、山には行かず、家で仕事をしていました。さて、コンテストも終わった三日目ですが、天候もまあまあの予報が出ていますので、この前から行きたいと思っていた位牌岳に行くか、伊豆の低山に出かけるか迷っていました。当日朝まで決めかねていたのですが、翌日の午後に提出しなくてはならない仕事が完了していなかったので、少しでも体力を温存できるように位牌岳は諦め、伊豆の山の残りに出かけることとしました。
 伊豆半島のSOTA山で未登頂は、あと5山。このうちコースが明瞭なのは唯一高根山(SOTA JA/SO-118)です。様々なコースガイドや山レコなどを見ていると、山の西側の伊豆急蓮台寺駅付近から登り、高根山の山頂を通り、寝姿山に行き、下田の街に降りるのが一般的なようです。とう所はこのコースの前半部分を利用してた高根山に登ろうと思っていました。しかし、山と高原の地図を見ていると、東側から登るコースもあるようで、距離は東側からのコースの方が長いもののコースタイムはどちらも概ね1時間です。また、どちらのコースもスタート地点は海抜ほぼ0m。たった344mの山といっても侮れないと思いました。ところが、東側からのコースはかなり民家などが最後の方まであるようです。どうやら、道は狭いもののコースの全体の半分以上を車で行けそうです。しかし、車を駐車するスペースがあるかどうかわかりません。
 家を出たときには一般的な西側からのコースを歩くつもりでしたが、予定よりも早く現地に着くことが出来そうでしたので、とりあえず東側のコースの状況を見てみることにしました。道は大変狭く、それでいて普通の民家もありますので、対向車にであったらどうしようと考えながらも車を進めました。結局、地図で想定していた箇所付近まで車で到達することができ、そこにはしかりとした登り口の表示と、数台の車が停められるスペースがありました。


 ここからなら20分程度で登れそうです。早速、車を停車して準備をして、登り始めました。ところがかなりの急登。大部分はハイキングコースとして整備されていたようで、丁寧に石積みの階段があります。しかし、この石に苔が生え、とても滑ります。わかっているのに3回も滑りました。(幸い転ぶには至りませんでしたが。)また、倒木や枝などが散乱しており、全体的に戯れています。


 細かく休みながら結局30分かけて登頂。頂上は、狭いながらも見晴らしは、まあまあでした。頂上には小さな無線中継所があり、150MHzくらいの八木アンテナと1.5GHzくらいの八木アンテナが立っていました。もしかしたらこれらの抑圧を受けるかもしれないと心配しましたが、結果的には問題は無かったようです。防災無線の設備のようですから、常時送信があるわけではないようです。やや、南側にはもっと大きな中継設備がありました。


 狭い山頂でどうしようかと迷いましたが、木の枝間に21MHzのワイヤーDPを設置し、運用開始。
ところが、バンド内をサーチしてもまったく何も聞こえません。コンディションが著しく悪いようです。それでもGWで近場の局とQSO出来るだろうとCQを開始。CQマシーンを使って連呼するも応答なしです。FT-817のSWR測定では針が振らないまでに落ちているし…みんな昨日のコンテストで燃え尽きてしまったのでしょうか?この状態で7MHzを聞いてみると、流石に7MHzではQSOが聞こえます。しかし、今日は7MHzのアンテナは持ってきていませんでした。


 CQを繰り返すことしばらく、ようやく島田市のおなじみの局から応答がありました。しかし、カスカスだったようです。その後もCQを続けましたが、応答がなく、他のQSOも聞こえないため、50MHzにQSY。ポケットDPをケーブルキャッチャーで持ち上げただけのアンテナです。直ぐに逗子の山の上にいるBWG局のCQを発見、応答しました。59-59でQSOできました。21MHzから上がってきたことを伝えると彼も21MHzでCQを連発していたが、坊主状態で50MHzに上がってきたとのこと。やはり当方の無線機の異常では無いようです。
 その後50.235MHzでCQを出しましたが、応答無し。あとで教えていただいたのですが、私のCQはちゃんと1エリアに届いていたようですが、混信があり、応答いただけなかったようです。
 諦めて、今度はRH770で430MHzSSBでCQ。しかしこちらも応答無し、直ぐに諦めてFMでCQ。こちらも応答無し。さらに144MHzSSBでCQ。またしてもダメ、FMに切り替えCQを出したところでようやく地元の局から応答がありました。さらに伊東の局からも応答があり、やと4局達成。その後もCQを出しましたがダメした。
 これだけでは、不満の残る結果ですが、実はこの合間を縫って、特小でQSO出来ました。もともと、スケジュールとまでははっきりした約束をしていなかったのですが、千葉県南房総市富山に登っていた、あきさんと「特小でQSOできたらいいね」と話をしていました。ツイッターでお互い山頂にいることを確認していました。ザック上に転がしておいた特小のトランシーバーから私のコールを呼ぶあきさんの声が!急いで応答。相模湾を挟んで見通しとはいえ、約100Kmの距離をなんの明瞭ではっきりした音でQSOできました!


 10mW恐るべしです。しかもお互い付属しているアンテナです。正直驚きです。この感動があったので、4局出来ればそれで満足となり、もう一度21MHzを聞きながら、おにぎりを食べて下山しました。
 帰りは急な下りを石で滑らないように注意しながら下り、無事下山完了です。
 なお、この山は北側の頂上直下にやや広くなだらかな場所があり、小屋が建っています。この付近であれば7MHzのDPも張れそうです。次回は、7MHzを運用してみようと思います。
 

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