2016年5月1日日曜日

天城山でSOTA(2016年4月30日(土))

 以前から関心のあったSOTAの運用を連休中に実施したいと思っていました。
 ご存じのとおり、SOTAでは商用電源や化石燃料を使用した交信は認められません。その精神が好きで(もちろん充電池を充電するのに火力発電所で発電された電源を使っているのですが)、SOTAに登録されている山への移動運用を考えていました。

 その中でかねてから移動運用してみたかった天城山へ出かけることにしました。
 はじめは、登り口から近い、万二郎岳での運用を考えていましたが、SOTAに登録されているのは、これより尾根道を1時間程度進んだ万三郎岳(1405m)です。このところの体力不足を考えるとたどり着くのか自信がない状況でした。
 せっかく1000mを超える山にい行くので、430MHzも悪くないと思いましたが、連休中とはいえ土曜日です。業務運用の局で使い物にならないと思い、50MHzの運用を想定しました。FT-817に軽量デルタループをパッキングし、できる限り余計なものを持たないようにしましたが、いざ背負ってみると、意外と重たくて自信がなくなりました。実際にはこれくらいの重さで金時山や大山にこのまえ行っているのですけれど…
 それでは重さを減らすためにと、ピコ6での運用を考えましたが、私自身電池を入れたピコ6とFT-817にあまり重さの違いを感じません。実際にはピコの方が軽いのでしょうけど…。
 それでは、思い切って、ピコ6Z(MX-6Z)で行こうということになりました。このところさっぱり使っていませんでしたが、高田OMへの感謝も込めてこれで行くこととしました。なんといっても250mWですから、QSOできなかった時のためにアルインコのDJG7も持っていくこととしました。これで1200MHzも出られます。MX6Zは、充電式の006Pをいつも使っていますが、充電ができていませんでしたから、途中のコンビニで006Pの電池を購入して使用することとしました。アンテナはミズホのポケットダイポールです。

 車で登山口に着くとたくさんの登山者が準備をしていました。渋滞とまではいかないものの前後に人の姿を見ながらの登山となりました。天城山は、事前地元に住む知人が迷子になり、遭難しかかったこともある山です。舐めてはいけません。でも、これだけ人がいれば迷うことはないでしょう。
 早そうな人には道を譲りマイペースで進みましたが、ほぼコースタイムとおりに万二郎岳に到着。一息ついて、万三郎に向かいました。


 この辺りは初めて歩く道で、私は簡単な尾根道と思っていましたが、そうぞうしていたよりもワイルドな尾根道でした。


 11:30頃に万三郎到着。食事をとって、11:45ころにポケットダイポールを近くの枝につけて、ワッチを開始するとすぐに和歌山の移動局のCQが聞こえました。慌ててコールをメモして読んでみましたが、応答なし。やはり250mWではダメかな?と思いいつつ、バンド内を受信してみると結構たくさん聞こえます。

 とりあえず、空いているところでCQを出してみると、コンスタントに呼ばれ続け、20局とQSOできました。下山を考えると13時ころには店じまいをしなければなりませんが、13:30頃まで1200でもCQを出してみて粘りました。1200MHzはホイップアンテナで1局とQSOできました。
 6mも午後になると運用局が減るようです。
 今回およびいただいた局の中には1W未満のQRP局が3局もおり、またMX6Zを持っているといわれた局も2局いらっしゃいました。
 約2時間の間、MX-6Zは、006Pの電池1本で持ってしまいました。(まだ、余っています。)

 QRPの面白さは、知っていたつもりですが、今回改めてMX-6Z+ポケットダイポールという高田OMの作った設備の素晴らしさを再認識しました。

 さて下山は、当所は同じ道を戻るつもりでしたが、コースを変えてぐるっとループするルートを通りました。こちらも思っていたよりもワイルだな道で、結構足にきました。
 それでも少しは自信が回復した山行でした。


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