2017年11月6日月曜日

ダイラボウ(2017年11月5日(日))

 SOTAの静岡の山のリストを見ていると、ひときわ目立つのが「ダイラボウ」という山。大抵は感じで〇〇山とか△△岳という名前のところにカタカナで「ダイラボウ」とても目をひきます。少し地図を見てもあまり登山道らしきものは見つかりません。しかし、先日この山の直ぐ近くにお住まいのJA2SIIさんとお会いしたところ、ロケーションがよく、頂上近くまで車で行けると聞きました。以来、狙いを付けていた山です。
 ブログ等を探していると、頂上付近には広場が有り、かなり眺めが良く、密かに夜景を見れるデートスポットにもなっているようです。しかしアクセス道路とその広場、そして肝心の山頂との関係がよくわかりません。
 とにかく、山頂近くの道路目指して出かけて行きました。細い道を走っているとダイラボウ山頂の表示があり、さらに走って行くと山頂へ登山道と思える表記と道がありました。しかし、その車道はさらに奥に向かって続いており、標高も高くなっていくようです。そこでもう少し車を走らせるとしばらく先で今度は下りに転じました。そこで先ほどの登り口の近くに戻り、駐車して仕度を整えました。


 「どうせ山頂は直ぐなんだから…」と登山靴に履き替えることもせずに、気軽に林の中に入ってしまいました。しばらく歩くと、「山頂まで700m30分」という看板が現れました。どうやら結構ちゃんと歩かなくてはならないようです。ちゃんと登山靴を履いてこなかったことに後悔しました。しかも、さらに「熊注意」の看板まで登場。認識の甘さにさらに後悔。


 それでも20分位歩いたところで突然三角点が登場。何やら近くに看板がありますが、壊れていて記載内容もわかりません。地形から見てもどうもここが山頂の様です。GPSで確認したところ間違えありません。周囲も狭くてお店を広げるのも大変です。やっぱり山頂と広場はかなり離れているんだと思いました。


 確かに静岡市の市街地が一望できるようですが、周囲に木々の枝があるため決して絶景とは言えません。あくまでもSOTA運用だからとこの山頂近くに陣取り、今回は7MHzのフルサイズダイポールを木と木の間に設置しました。といっても斜面ですからエレメントがたれてしまうので、給電部をタモで持ち上げ、IVというのか半傾斜型DPのような設置になりました。他の登山者が来た場合、ちゃんと通行できるように気をつけて陣を取り、FT817の5Wで7MHzSSBの運用を開始。SWRは817のSWR測定で全く針が振れません(7.13MHz付近).。本当かな?と思い他のバンドで測定するとちゃんと高い値となります。



 コンディディションは良いようで、7.100より上でもなかなか空いている周波数を探すことが難しい状況でした。なんとか7.150付近で使えるところを見つけ、CQ。同時にツイッターやSOTAのSPOTにUP。直ぐにRQOさんから応答を頂き、QSO成立。しかし、QSOの途中に急激にコンディションが変化して、はじめ59+だった、RQO氏のSも57に。。・私の信号も取りにくくなっていったようです。逆に言えば、ギリギリのタイミングでQSO成立。その後も4エリアから呼んで頂きました。しばらく、応答がなく、空振りをしていると今度は7から続けて応答がありました。さらにこの山を教えてくれたSII氏からも応答。
 結局6QSO。まだまだ時間はあったので、粘れば良かったのかもしれませんが、なんだか満足してしまい、7MHzはCL。その後430MHzの5エレ八木を設置して、バンド内をワッチしましたが、あまりたくさんの局が聞こえません。違法局も聞こえないのでは良いのですが、どうもあまりQSOできるような気がしません。事実、少しだけSSBやFMでCQを出してみましたが、応答なしでした。
 とりあえず、4局以上のQSOはできたし、撤収となりました。撤収していると直ぐ下の方で人の話声が聞こえます。撤収を済ませて声のする方に向かう小道を見つけ歩いて行くと、広場に出ました。やっぱり山頂と近かったのです。来た道を引き返し、車で先ほど引き返してしまった道をさらに先に進めると、ありました広場への入り口が。車を停めて改めて広場に入ると、確かに広場には車は入れませんが、5分も歩かずに頂上から25m以内のエリアに行くことができます。しかも、湖からは、先ほどの三角点のところとは全くことなり広い眺望が開けています。ただし、北西側は、山頂を背にしてしまうため、多少不利になるでしょう。十分な広さがあるためパラグライダーを楽しむ人の発着所になっているようで、数機のパラグライダーが空を舞っていました。


 普通なら、ここでもう一度運用をやり直すのでしょうけど、今回はとりあえず満足してしまい、お楽しみは次回ということにしました。それでもGPSで標高を確認し、最適な運用場所を探すことは忘れずに実施してきました。

 

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