そのような状況から後回しになっていました。草の生い茂る真夏よりも冬場に行こうと思っていましたので、今回重い腰を上げて、この山に挑戦しました。
スタート地点は、お墓。途中石切場跡もあるようでなんとなく気味が悪そうなのもこの山を後回しにした理由の一つです。お墓は、それほど怖いと思いませんが、廃墟となった石切場ややトンネルはどうも好きになれません。
出発前に念のためヤマレコでこの山を再度検索してみました。すると以前は見つからなかった登頂記録が出てきました。それによると私が想像していたよりも登山道は改善されているように思えます。多少の期待を持ってスタート。
お墓の前に車が駐車できるとのことですが、そのお墓の入り口が少し分かり難くて、何度も行ったり来たりしてしまいました。歩き始めて直ぐに伊豆循環道の桁下を通ります。この下が既に水でぐちゃぐちゃしており、暗くて雰囲気が良くありません。
登山道は谷に沿って進みます。日が当たらず、あまり気持ちのいい道ではありません。本当に道なのか、雨水が流れる枯れた沢なのか疑いながら進みますが、登山口の表示にあった青いテープが付けられており、この道で間違い無いことを確信しました。
しばらく進むと竹藪の中を進むようになりました。道は広くはっきりしているのですが、枯れて倒れた竹が道に覆い被さっている箇所に度々直面しました。1本の竹ならくぐるか、またげば良いのですが、そのうちに何十本もの竹が覆い被さって道を塞いでいる箇所に出ました。ザックを下ろして這いつくばって進んでみたもののその障害を越えることができず、ついに諦めて登山道を外れて迂回しました。何とか迂回に成功したのですが、そこから先の道を見つけることができなくなってしまいました。
スマホに以前登られた方のGPSの軌跡を入れていましたので、多分こっちだろうという方向に向かって藪漕ぎ開始。笹藪に比べれば見透しが効く分良いとはいえ、勾配も急なので、なかなか大変です。立ち止まって先を見回すと、直ぐに山の尾根になっているようで、尾根のあたりからは自然林になっている様子がうかがえました。とにかく尾根に上がってしまえと!と一気に尾根に。やはり、尾根にはなんとなく道らしきものがありました。この尾根伝いにとりあえず歩こうと進み始めて直ぐに念のため、この位置をマークしようと上がってきた場所にあった竹にティッシュペーパーを結びました。さらに写真を撮り、スマホで位置を確認してみて、本来のコースに対して、自分は逆の方向に進もうとしていることがわかりました。以前も尾根道でこういうことがありました。藪漕ぎをしているうちに方向を勘違いしてしまうことがあるようです。
獣道のような道を尾根伝いに歩くと、どうやら本来の登山道に合流できました。
ここから先も竹藪ですが、比較的歩きやすい道で頂上直下までは快適に進むことができました。
地図で見ると登山道が切れている付近でやはり道が無くなりましたが、なんとなく踏み跡が高い方に向かって続いています。例の青いテープもあります。このテープに従って、登っていくと程なく山頂に到着。三角点は、大きな岩の上に設置されていました。ここに小さい山頂を示す表示がありました。木々に覆われて眺望は良くないのですが、周囲の山に比べ明らかにピークとなっていることが木々の間からわかります。
しばらく粘って3QSOまでできましたが、その後が続きません。
CQを諦めて、呼びに回りました。どうも聞こえるのは4エリア、少し7エリアが聞こえ始めているという状況です。CQを出し始めた局を狙って3QSOできました。59+で入感してくる局はライバルが多いと思っていましたが、電離層の状態で今相性がいい局とも言えるようです。相手からも59のレポートをいただけました。
このころになって急に風も強くなってきたため、CL。
さて、問題の下山です。特に頂上から明確な登山道に出るまでは慎重に下山しました。明確な道が無いために落ち葉が積もっていて滑る上、やはり道が分かり難くなっています。それでも例の青テープのおかげで難なく、登山道まで降りることができました。
順調に下っていくと、登りで道を見失った箇所に出ました。ちょうど進行方向が変わる箇所で下りでは明らかに道がわかりますが、登りではみである事に気づかなかったようです。再び、この倒竹の障害を回避すると、その後は難なく下山できました。
結局のところ、倒竹で道が塞がれているところさえ注意すれば特に難しい山では無いことがわかりました。ただし、今回50MHzや430MHz少しワッチしてみましたが、ほとんど聞こえずVUの電波の飛びは思った通り期待できません。
また、帰りの後半、他に沿いを下っているときにGPSの表示が乱れまくりました。狭い谷沿いでは衛星の位置によっては、こういうこともあるのだと実感しました・
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