2017年7月17日月曜日

SOTA JA/SO-043 竜爪山(2017年 7月16日(日))

 静岡県内の1000m程度の山として、次に見つけたのが竜爪山です。
 ここも山頂に近いところまで車で行って、40分程度歩けば、山頂に行けそうな山で、私には丁度よさそうです。
 8時半くらいに現地に着きましたが、なにやら林道の途中に駐車車両がいっぱいあります。その付近にザックをもって歩いている人もたくさんいます。そのうち、神社の鳥居のようなものも見えてきました。誰かのウエッブサイトで車は神社に停められると書いてありましたので、私は山頂に近い神社に車を停めるつもりでしたが、実は山頂の神社には停められず、ここに停めなくてはいけないのかと私はあせりました。ちょうど目の前の駐車スペースが空いています。「ならばここに停めよう!チャンス!」と車を停めて、準備をしました。よく見ると有料駐車場と書かれています。道端に100円を入れる箱がありました。入れなくてもわからないのでしょうけど、罰が当たりそうなのでちゃんと100円を入れました。
 さて、ここにいる登山者は、みな鳥居をくぐって登山道を歩き始めていますが、私は予定になかった登山道を歩くより、このまま林道を歩いて上にある神社に向かおうと考え、林道を歩き始めました。しばらく行くと案内板があり、新登山道の入り口がそこにあることがわかりました。改めて案内図を見てみると林道を行くとかなり遠回りになります。照り返しもある林道を歩くより、この新登山道を歩いた方がいいのではないかという気になりました。事前に用意していた地図は、この部分が含まれていないので心配な気持ちもありましたが、とりあえずこの新登山道で登ることとします。


 この道は多くが杉の植林地帯を緩やかに登っていくルートであり、歩きやすくこちいい道でした。でも誰ともすれ違いません。そのうえ、私はなんだか、おなかの調子が悪くなってきました。杉の植林ばかりで見通しがよく、用を足せる場所が見つかりません。そのまま、歩き続け、多少調子は良くなったものの、再びおなかの調子がよくありません。このまま帰ろうかとも思いました。いざとなればツエルトを張って用を足すかとも考えているうちに旧登山道を合流。ほどなくして神社に出ました。なんとここには公衆トイレがあります。水洗で洋式でトイレットペーパーも備えてあります。おかげで、私は生き返りました。


 ここからの登りは等高線を見てもかなりの急登です。階段が設置されていることもわかっていました。しかし、実際に登るとすごくしんどい階段です。金時山の裏側にある階段もしんどいですが、ここも負けないくらいきついです。一人で登っているのに「きつ~い」と声に出してしまいます。途中でかなりお年を召した方が一人で登っていましたが、その方を追い越したのはいいものの、私自身何度も休憩をしなかがら登りました。


 やっと尾根に出たところにベンチがあったので、腰かけて休んでいました。風が通り抜け、体験気持ちがいいところです。5分もしないうちに先ほどのお年寄りが上がってきまました。ベンチの隣に腰かけてしばらく雑談。なんと彼は78歳ということです。この山を毎月2回くらい登っているとのことですが、5月以降2か月ちょっとお休みしていたとのことで久しぶりに来たらしんどかったとのことでした。それにしても私も78歳になったときに彼のように一人でこの山に登れるでしょうか?彼は私よりも先にベンチから出発していきました。私も十分体を休めてから再スタート。すると尾根道を歩き始めてすぐに山頂に到着。



 竜爪山は、薬師岳と文珠岳という2つのピークからなる山です。SOTAではやや高度が高い薬師岳の方が登録されています。そこでここで運用することになります。しかしこの山頂は周囲を杉に囲まれており、ほとんど眺望がありません。多くの登山者は、ここを素通りして、文珠岳に向かい、折り返してきます。
 したがって、設置されているベンチもほとんど利用する人がありません。それをいいことに、ベンチの端を陣取り三脚に5エレを載せて430MHzを運用。そこそこ呼ばれますが、何局も重なることはありませんでした。それでか一人一人のQSOが長めになり、ゆっくりとしたQSOになりました。何人かの方に「そこはたいへんロケーションがよく、遠方とのQSOが期待できる」といわれましたが、QSOできるのは近場の局ばかりです。弱い局が呼んできてくれて、その局を追いかけてアンテナを動かし、西側の最適な方向が分かりました。この方向でもう少し頑張ってCQを出していれば、遠方ともQSOできたかもしれません。予定していた時間も大幅に過ぎてしまったため、10QSOできたところでCL。
 店じまいをして、同じ道を下りました。



 下りであっても神社までの階段はしんどいものでした。

 この山のことをこれまでよく知りませんでしたが、地元で何度も登山している人も多いようですし、ほとんどの道が日陰ですから夏場の登山には適していると思います。それでも私は先週同様タオルも着ているものもびっしょりになるほど汗をかいてしまいました。車で新しいシャツに着替えて、無事に帰宅しました。
 
 

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