2019年5月31日金曜日

名無しの山で不要な藪漕ぎ(2019年 5月19日(日))

 いよいよ、伊豆半島のSOTA山の残り4山を目指すことにした。最初に最も山頂近くまで山道がありそうな、SOTA JA/SO-152に出かけた。
 352mの名前のない山には山頂近くの東西方向に国土地理院の地形図では破線が書かれている。東側の方はが通常の道路からの距離も近く、途中までは実線で書かれている。そこで、東側から可能なところまで、車で入り、駐車可能なところに車を停め、この破線上を歩いて頂上近くをめざし、最後は道なき道を進んで頂上を目指すことを考えた。
 現地に着き、実線で示された道を走っていると、道が狭くなり、暗い感じの道になってきた。なんだか不安になり、先日この近くで調子に乗って車を乗り入れスタックしてしまい、JAFのお世話になったことを思い出した。そこで道路脇に駐車できるスペースがあるところを見つけ、早々と歩くことにした。歩き始めると確かに一時的に暗い道ではあったが、コンクリート舗装の道が続いており、我が愛車でも通ることが出来たかも知れない。しかし、落ち葉が堆積しており、勾配のきついところもあるので、実際にはスタックしてしまうことも考えられるので、判断は間違っていなかったと思い込んでいる。


 さて、結論を先に言うと、頂上近くまでこのような道は続いており、4WDの車であれば頂上直下まで行くことは可能であった。ただし、頂上の少し手前に鍵のかかったゲートがあり、実際にはそこまでしか行くことは出来ない。ただし、十分な駐車スペースはある。




 つまり、地図上で破線で示された道も車が通れる程の道であった。ところがこの道、ほとんど地図の破線とあっているが、一部、この破線と大きくルートが異なっている。
 私は、それに気付いてしまい、この道は別の方向に行くのだと思い込んで、地図上に示された破線のルートをたどって歩いてしまった。その場所は、距離にしては1kmにも見たらない距離であるが、狭い谷間を通るルートで、その取り付け箇所付近にはっきりと踏み跡らしきものがあったため、私は躊躇することなく、この谷間に入ってしまった。次第に踏み跡はわからなくなり、倒木がたくさんある暗い谷間をGPSを便りに歩き続けた。


 急に雨も降ってきて、不安な気持ちでいっぱいになったところで、突然山道に出た。これは国土地理院にも破線で示されている別ルートの道だ。この道の直ぐ先には本来のルートとの合流点があるはずだ。喜んで歩いて行くと、また車の通れそうな広い道に出た。帰りにこの道をそのまま下ると私が苦労した谷を迂回して、私が谷に入り込んだ場所に出た。つまり、あのままこの林道を歩いていれば、苦労も不安もなかったのだ。

 地図を見ながら、この辺りから頂上へ向かって取り付こうかと思っていた場所に行くと、やはりなんとなく踏み跡がある。ここから頂上へ向かう尾根に出た。帰りも同じルートで戻るつもりであったので、念のため、木に折った紙を縛り、マークを付けた。



 尾根にはもう少し道らしき物があるかと思っていたが、特に道らしきものはなく、適当に上を目指して歩いた。木々は乱雑に生えているが、藪漕ぎとまでは言えないうような道を進み、ピークらしきところに到達した。

 しかし、いくら探しても三角点は見つからず、改めて、GPSで確認すると、どうも少し手前にいるようだ。地形図では手前にピークがあるようには書かれていないが、実際にはここから一旦少し下って、もう一つのピークがあるようだ。おそらく10m以内の段差のだろう。
 2つめのピーク付近には、確かに杭があり、頂上到着。眺望もないもないピークだ。このころ再び、弱い雨が降り出したので、後からツエルト設置するのも面倒なので、直ぐにツエルト張った。

 


 普通は、HFのアンテナの設置から始めるが、もしもVUだけで4局出来てしまえば、それでいいと思い、RH770を設置して、144のFMでCQ。1局出来たが、後が続かない、SSBに変更して1局。430にQSYして1局。あと1局がどうしても出来ない。SOTA WACHにもUPしてあるので、ここで7MHzのDPを張って、7MHzSSBにQRV。なかなか呼ばれないが、何とか2QSO出来た。冬場と違ってハイバンドのコンディションも良くなってきているので、21MHzにもQRV。でも1局しかできなかった。
 いつものように終わる頃にはすっかり雨は止み、陽が差していた。
 持ってきたおにぎりを食べて、CL下山した。
 下りの道も迷わず林道に出ることができ、無事に車に戻ることが出来た。

 渋滞を避けて早く帰ろうと思っていたが、次に行こうと考えている、SO-158の取り付き場所を確認しに行った。数カ所取り付けそうな場所を見たが、最も安全に行けそうな雰囲気の場所を見極め、帰宅した。

 今回は、6QSOでした。


 

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