2019年5月31日金曜日

SO-158とSO-119(2019年 5月25日(土))

 前回下見をしておいたJA/SO-158(名無しの山)に出かけました。
 前回の下見で取り付け箇所を確認していたので、何のためらいも迷いもなく、入山。
 ところが5分位歩いたところで、「ウ~」という低く短いうなり声と枯れ葉を踏むガサガサという音。推定でその距離20m程度。嫌なのは、その音からすると完全に遠くに逃げたのではなく、何かがまだ近くにいるようなのだ。とっさにザックに付けていたかうベルを力一杯振って鳴らしました。
 実はここに来るまでの5分くらいの間にいくつかの踏み跡があり、鹿のような足跡もあったが、もっと大きくて丸っぽい足跡をいくつか確認していたのです。
 そのこともあり、とってもビビってしまったのでした。しばらくして、再びガサガサという音が聞こえたが、その後は何も聞こえません。こちらも「オー」と大きい声で叫んでみたり、持っていたラジオをかけたりして、しばらく様子を見ていましたが、特にその後は何も聞こえてこなかったので、前進。程なくしてメインの尾根に出ました。尾根にはもしかしたら道があるかと思っていましたが、特に道らしき物はなく、前回と同様、木に紙でマーク。尾根道をさらに歩き続けました。なぜだか、小さな池のような水たまりがある場所を通ったが、この水が澄んでいなくて泥水になっていたことから、何らかの動物がこの水を飲んだか、浴びたのだと思いました。



 その直ぐ近くでなだらかではあるが周囲に比べピークとわかる場所がありました。この尾根は、下田市と南伊豆町の境界線でもあるため、測量杭が結構短いスパンで設置されています。今回は下田側にお店を広げることとしました。



 早めに4局確保してしまいたいという焦りから、先週と同様に144、430でQRVしてみたが、全く応答無し。そもそもQSOが聞こえてこない。わずかに聞こえるのはダントラの違法局。

 そこで、21MHzのダイポールを設置。これもあまり呼ばれず、CQマシンでCQを出しっぱなしです。時々144MHzのSSBに切り替えながら、何とか5QSO達成。実は7MHzもやってみましたが、オケラでした。

 そこで7MHzを聞きながらおにぎりを食べて、下山。帰りは来た道を戻るだけですが、時々GPSで確認すると、誤って違う尾根筋を下りかけていたりして、やはり下りを舐めてはいけないと再認識しました。


 さて、早めに切り上げたので、SO-119に向かうことにしました。
 東側から登れば山頂に到達できることは、以前実践して確認しましたが、民地ですので許可が必要。今日は25mルールを使えば、頂上下の電波塔からでも良いことがわかっていたので、電波塔のメンテナンス道路を使って電波塔前まで行き、運用する事としました。この道も以前下見していたので、不安無く、電波塔前まで到着。それでも欲ををかいて、電波塔脇から藪漕ぎをして頂上に行ってみようと試しました。前回もやってみて、諦めたのに再び挑戦。でも木々の密度が高くて、今回も断念。電波塔前でGPSで位置と高度を確認して、お店を広げました。

 

 懲りずに、144MHzのFMやSSBで運用を開始すると、午前中移動運用していた局と再び繋がり、とりあえず1局確保。またしても21MHzのアンテナを設置してCQを出しましたが、応答無し。そのくせ、虫たちにはモテてしまいました。ヤブ蚊は、私の回りを乱舞し、毛虫はやってくるし、尺取り虫は、私のタッチパネルのPCの画面を移動していき、画面を乱します。そんな虫たちと折り合いをつけながらCQを出していたのですが、全然だめ。再び7MHzのアンテナを張り、何とか2Q確保。7MHzのコンディションも良くないので、もう一度144のSSBを聞いてみると、神津島の移動局が59+で入感。これに応答して、何とか4Qを達成しました。
 撤収して、来た道を下っていると、20m位先で何か複数の動物が横切りました。鹿?そこからしばらくして再び複数の動物が横切りました。今度はイノシシだとわかりました。登ってくるときにも築いたのですが、木の枝から多数の毛虫がつり下がっており、その数が増えたように思います。数年前に茶毒蛾に触れてしまい、酷い目に遭ったことを思い出し、これらを避けながら、ゆっくり下りました。

 さあ、伊豆のSOTA山はあと1つ。最も道がなく、情報も少ない山が最後に残りました。
 

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