2018年11月8日木曜日

雨の仏果山(2018年11月4日(日))


 土曜日は、ボランティアのような行事があり、無線はできませんでしたので、日曜日に期待が高まります。伊豆半島の残りのSOTA山に行こうと思っていましたが、なんと日曜日静岡県内は終日雨予報。先日運用できなかった高山にでも行って雨でも運用しようかと思っていましたが、神奈川県内の天気予報は夕方から雨であるものの、お昼過ぎまでは持ちそうです。それでは、神奈川県内の山に行こうかと考えはじめ、決めたのが昨年も運用した仏果山です。昨年の記憶をたどると、登山そのものは特に厳しいこともなく、1時間と少しで山頂に行けたと思います。また、6mのSSBを運用し、結構たくさん呼んでもらえたと思います。展望塔があり、前回はそこからの運用はしませんでしたが、あそこから1200を運用したら、結構いけそうです。そんなことを考え、とりあえず、運用する周波数を21MHzと1200MHzに絞りました。50MHzは飽きられそうだし、例えコンディションが悪くても21MHzなら1エリアの局が呼んでくれると思ったからです。同じように1200MHzもいけると考えました。

もう一つ、記憶していることは、登山口近くにヤマビルに対する警告があり、ヒルを避けるためのスプレーが数本置かれていたことです。そういえば、昨年ゾンビ映画の主人公のようにヒルに悩まされた雨乞山はこの近くです。今の時期にもヒルはいるのかしらん?

出かける前にもう一度周辺の降雨予測を見ていると9時頃に一度通り雨のように降雨があるようです。その程度の雨は覚悟して、ツェルトをしっかり用意して、出かけることとしました。

小田原道路をのんびりと走っていると430MHzのメインで私のコールを呼ぶ局がいます。NJN局が私のツイートとAPRSの位置情報を見て声をかけてきてくれました。いつも山の上から慌ただしい交信しかしていませんでしたが、今回は登り口の駐車場までずっとおしゃべりにお付き合いしていただいちゃいました。駐車場に車を停めNJN局とのQSOを終わるとWIF局が声をかけてきてくれました。
 
 
駐車場に私のほかには1台しか停まっておらず、のんびりと準備を整え、07:30登山開始。思っていたよりも外はひんやりとしていて、はじめから上着を着てスタートです。さすがにこの道は整備されており、昨年同じコースでも登っていますから道を間違えることはなさそうです。それでも去年より息が苦しい感じがして、上着もザックにくくりつけました。これは以外と時間がかかるかもと少々不安になりました。

もう一つ、予定外であったのは、ヒル対策です。昨年は前述の登り口近くのヒルの警告表示のところにスプレーがたくさん置かれており、それを足下に散布して登りましたが、今年はスプレーが2本しかなく、しかもほとんどカラの状態でここで散布することができませんでした。確か車の中に「ヤマビルファイター」が載っていたので、タダのものをあてにせず、自ら対策すべきでした。
 
 程なくして、小さな水滴が顔にあたるようになりました。雨が降り始めているのです。さて、カッパを着るべきかどうか?迷ってしまいましたが、そのまま前進。散々迷ってカッパを着た途端に雨がやむことはよくあることです。しかし、本格的にぬれる前に着るべきです。
 
 そんなことをツイートしていたらNJN局が最新の気象情報を送ってくれました。こういうのは助かります。どうやら当初思っていたよりも雨は多く降りそうです。
 

 
 しかし、結局は霧雨のような状態で頂上まで歩いてくることができました。結局1時間20分。それほど遅くはなかったようです。頂上は誰もいません。どうやってアンテナを張るか考えているうちに雨が強くなってきました。急いで山頂に付近にいくつかあるテーブルの上にロープを張り、ツェルトを設置しました。ツエルトの中で荷物を出してアンテナを21MHzのワイヤーDPを張ろうと準備しているときに同軸ケーブルを忘れてきたこと気づきました。いつもある程度の荷物をまとめてタッパに入れてあるのですが、前回、同軸だけ別にしてしまったのです。それを覚えていて今回忘れないように同軸を手にもった記憶はあるのですが、ザックにパッキングしたときに同軸を入れた記憶がありません。ザックの中をいくら探してもないのです。ホイップアンテナをクリップ止めするための細い同軸はありますし、いくつかの変換コネクターもありますが、どう組み合わせても接続できない状態です。ワニ口クリップがありましたので、強引につないでしまおうかとも思いましたが、雨の中ではそこまでやる気は起こりませんでした。潔く諦め、1200MHzでなんとか4局を目指すことにしました。でも、アンテナは少し長めのホイップだけです。
 
 

 展望タワーの上に登れば、ロケーションとしては格段によくなるのですが、もともと高所が苦手で階段となっている鉄板も雨で滑ります。一度は登りかけたのですが、中止。結局ツェルトの入り口付近にDJ-G7とそれに長めのホイップを直付けして、運用しました。それでもなんとか6QSOを達成。相変わらず雨が降り続いているのでCL。もう少し待てばいったん雨はやみそうですが、なによりも同軸もないので潔くあきらめました。カッパを着て撤収作業をしていると、何組かのパーティーが展望タワーの下で雨宿りをしながら、食事などをしていました。みんな雨にもまけずだなぁ~
 
 完全な雨の装備で下山をしていると何組かのパーティーとすれ違います。結構人気の山なんですね。距離的に中間地点くらいまで下ると雨がずいぶん小降りになってきたため、カッパを脱いで歩きました。濡れた石に滑って転ぶこともなく、無事に下山。

 ちょうどお昼ですが、何も食べていなかったので、どこかお店に入って昼食を食べようと考えているうちに以前から小田原厚木線の上から「インド食堂」と書かれた看板が気になっていたので、そこに向かうこととしました。車を走らせていると。再びNJN局からお声がかかり、食堂まで、そして食事のあとも電波の届く限り(真鶴くらいまで)、お相手いただきました(感謝)。
 
 さまざまなアクシデントがある山行きでしたが、1200MHzで6局もできましたし
、雨とはいえ、きれいな山の中を歩けて満足です。心配していたヒルとも出会いませんでした。(途中何度かズボンや靴の裏などを確認していました。)


 ところで、今回2つ新しいアイテムを投入しました。

一つは、ズボンです。これまで冬用の厚手の生地のズボンは持っておらず、薄手の生地のズボンにインナーで調整していました。今回、厚手といわれるズボンを購入して入っていったのですが、生地そのものを触ってもそれほど厚い気がしませんでした。しかし、実際にはいてみると保温性が高く、今回は暑すぎるぐらいでした。さすがです。

もう一つは、格安SIMで復活させたDOCOMO系のモバイルルーターです。私の使っているAUは、頂上付近で非常に接続が不安定になることが多く、先日DOCOMO系のipadを持って行ったら良好で会ったことから、今回から投入しました。山頂のみで使用しましたが、AU系とDOCOMO系の両方を使用できることで、山頂での安定性は高まります。

次回の山行きが楽しみになりました。

 

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