2018年5月17日木曜日

雨の竜爪山(2018年5月13日(日))

 5月12日(土)はとても天気の良い日でした。しかし、エアコンの修理業者がやってくるため、出かけることができませんでした。せめて午前か午後かおよその時間を事前に教えていただければよいのですが、当時になってからの連絡で結局15時過ぎに来るとのこと。それがわかっていたら山に行けたのになぁ~
 そんなわけで、そのうっぷんを晴らすため、日曜日は是非山に行こうと思ったものの、天気は下り坂です。このところ、長九郎に行ってみようと思っていたのですが、片道で3時間近く歩く長九郎に再び(昨年も頂上で雨に降られた)雨の日に行くのは少し気が引けたので、別の山を探しました。天気予報では午後からの雨ということで、早朝に出かけ、お昼前には下山することを念頭に登る山を検討しました。せっかくの日曜日なので430FMでもよいだろうし、無線に関する装備は簡単にして出かけられるところとして選んだのが、竜爪山(SOTA JA/SO-043)です。
 昨年は、登山口から新道と呼ばれる道を通り、往復しましたが、今回は短縮コースとして頂上近くの神社まで車で行き、そこから約1時間歩いて山頂を目指します。
 予定通り、神社に8時過ぎに到着。準備をしていると、さすがに人気のある山で何人もの登山者が通り過ぎます。それでも前回と比べると格段に人は少ないように思えます。皆さん天気予報を見て中止されてるのでしょう。この山と箱根の金時山は、本当にリピーターの多い山です。かなりお年をとった方が単独、もしくはグループで毎週のように登られているようです。
 前回も階段でバテ気味の私をお年寄りのグループが抜いていきました。また、久々に登るというお年寄りと休憩しているときにいろいろなお話を聞いたりしたことを思い出します。
 
 この山は、私の記憶では、登山口から神社までが自然あふれる登山道で楽しい道です。神社以降は急こう配の登りで階段が連続しており、嫌になるようなコースです。


 今回も階段を登っているうちにすっかりバテってしまいました。それでも「この景色はもうすぐ尾根道だ」などと見覚えのある箇所があったため、精神的には前回よりも楽です。


 ほどなく、山頂に到着。竜爪山は、薬師山と文殊岳という二つのピークの総称です。SOTAではわずかに標高が高い薬師山の方が登録されています。薬師山の山頂はスギ林の中で眺望がよくありません。よく静岡の地元の方は、「竜爪山はよく飛ぶ」と言いますが、おそらく文殊岳の方から運用されているのではないかと思います。前回は薬師山山頂のベンチで運用しましたが、今回25mルールの中でもう少しロケーションが良いところがないか、少し文殊岳側に歩き探してみました。しかし、適当なところが見つからず、前回と同じベンチからの運用となりました。




 今回も前回と同様、FT-2Dと三脚に乗せた5エレ八木で430FMを運用。ぼちぼちと応答していただき7QSOできました。印象的だったのは、今日からSOTAを始めたというFAY局とS2Sができたことです。同じ県内にSOTAを楽しむ人が増えることは大歓迎です。
 交信していた静岡市内の方から雨が降り始めたと言われました。先ほどまで陽がさしていた山頂付近もなんだか暗くなってきました。時々通過していく他の登山者もほとんどいません。どうやら予報よりも早くに雨が降るようです。
 ちょうどCQに対する応答が切れた頃、雨粒が顔に当たり始めました。急いで無線機を片付けて下山の準備。さて、カッパを着ようか、上だけにするか、ザックカバーはどうしようかと一瞬考えましたが、明らかに下り坂の天気ですから、今のうちにフル装備にしても良いだろうと判断し、すっかり雨仕様にして下山を開始ししました。本当は文殊岳までちょっと足を延ばしたかったのですが、また次回のお楽しみにしました。下山を進めていくと、目の前に一人で下山しているお年寄りが現れました。しかし、ただ下山しているのではなく、登山道に落ちている枝などを排除しながらゆっくり歩いています。山田さんというこの方は、頻繁にこの山を訪れているようで、こうして登山道の維持を自主的に行っているようです。彼以外にもこの山の登山道の維持に人力を尽くされている様々な方のお話を聞きながら下山。私と同じ場所に車を停めていた彼とそこで別れました。
 この山は、なかなか楽しい山です。
 

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